二宮(二宮清純氏、以下敬称略):
はじめまして。本日はよろしくお願いいたします。
山本(山本卓氏、以下敬称略):
お越しいただきありがとうございます。本日は、“アスリート”という言葉をテーマに、多くのスポーツ選手をご存知の二宮さんにお話を伺いたいと思っています。よろしくお願いします。
二宮:私の父が昔、クラウンに乗っていました。たしか3代目クラウンでした。
山本:ああそうですか!! 3代目は、初代プリウスのチーフエンジニアだった内山田副社長のお父様が開発主査をされたクルマです。“白いクラウン”というキャッチフレーズで大ヒットしました。
二宮:クラウンは高級車、というイメージがありましたが、『アスリート』というシリーズがあると聞いて興味をひかれました。アスリートという言葉からはスポーティなイメージを想像しますが……。
山本:もともと『アスリート』というのは7代目クラウンの特別仕様車に使っていたネーミングなんです。シリーズとして前面に押し出して展開したのが2代前の11代目。1999年に登場したモデルからです。
3代目クラウン(1967年)MS50型
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二宮:クラウンという高級サルーンに『アスリート』という名を与えたのは、どういう狙いがあったのでしょう?
山本:クラウンというクルマは長い歴史があります。1955年に初代が登場し、今年で56年目になります。まさに日本のモータリゼーションとともに走ってきたようなクルマなんです。長年モデルチェンジごとに買い換えてご愛用いただいている方もたくさんいらっしゃいます。個人ユーザーの方もたくさんいらっしゃいますが、特に法人の方々、会社のクルマとして使って頂くということもとても多いクルマです。その状況を見据え、クラウン、中でもロイヤルサルーンというシリーズは、フォーマルなクルマとしてお客様の期待に応えなければなりません。ユーザーの皆様とともに年をとっていくといいますか……。
クラウン ロイヤルサルーン
二宮:ロイヤルサルーンが一般的なイメージのクラウン、ということですね。
山本:ええ。ですが、もっと若い人にもクラウンに乗っていただきたい。ブランドの若返りですね。そのためにも、ロイヤルサルーンと違ったテイストのシリーズが必要と考えたわけです。
二宮:それで『クラウン アスリート』になったと。
二宮清純(にのみやせいじゅん)
スポーツジャーナリスト
1960年2月25日生まれ。
愛媛県出身。
株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役。
スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーのスポーツジャーナリストとして独立。オリンピック、サッカーW杯、メジャーリーグ、ボクシング世界戦など国内外で幅広い取材活動を展開中。
東北楽天ゴールデンイーグルス経営評議委員。日本サッカーミュージアムアドバイザリーボード委員。
テレビのスポーツニュースや報道番組のコメンテーター、講演活動と幅広く活動中。
http://www.ninomiyasports.com/sc/
山本卓(やまもとたかし)
クラウンチーフエンジニア(開発責任者)。
1957年11月26日生まれ。
愛知県出身。
京都大学工学部卒。
トヨタ自動車株式会社 製品企画本部
チーフエンジニア。
1982年入社。
趣味はゴルフ、スキー、スキューバダイビング。






