CASE#2

大谷 和央 様

MIRAIのある生活、そこに感じる幸せ

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名古屋市在住のMIRAIオーナー、大谷和央さんは、子どもの頃から「乗り物が好きだった」という。

「近所の販売店でカタログをもらってきて、
『いつか、こんなクルマに乗りたい』なんて思いながら写真を眺める、そんな少年時代でした。
鉄道も好きでしたね。時刻表を開いて、『この駅で降りて、この時間のこの電車に乗り換えて』という具合に、目的地までの行程をシミュレーションして遊んでいました」

現在57歳。電気設備工事施工会社及び電気設備設計事務所で学び、10年ほど前に独立。ご自宅に仕事場を設け、商業施設や工場などの電気設備設計を手掛けている。

クルマはこれまでライフスタイルに合わせ5~7年のサイクルで乗り換えてきたが、一番の趣味である旅行でも、移動手段はもっぱら自動車。子どもが小さかった頃には、家族4人でキャンプなどに出掛けたという。その2人の娘さんもすでに独立し、今は看護師の奥様と2人暮らし。移動が制限されるコロナ禍以前は、一泊の小旅行も含めれば、月に1回のペースで夫婦一緒に旅行を楽しんでいた。

「海より山のほうが好きですね。よく行くのが長野の蓼科。
あの辺りが一番のお気に入りです」

・・・・・・

そんな大谷さんがMIRAIと出会ったのは、2019年の東京モーターショーだった。FCEVには以前から興味があったが、コンセプトモデルとして発表された2代目のMIRAIを一目見て、惚れ込んだ。

「どこに惚れたかといえば、
なんといってもスタイリング。
今すぐにこのクルマが欲しいと思いました。
そうしたら、ちょうど家の近所に水素ステーション
できまして。
これはもう、神様が『買いなさい』と、
天啓に導かれたのだと思いました」

・・・・・・

MIRAIへの思いは募るばかり。YouTubeなどで情報を集められるだけ集め、「このクルマで間違いない」と確信を得ると、遂には自ら立ち上げたMIRAIと写真を掲載するブログで「買います!」と宣言する。
トヨタの販売店に発注したのは、購入予約の受付が始まったその日の朝だというから、
たいへんな熱の入れようだ。

「あえて試乗はしませんでした。
MIRAIを運転するという最初の感動
自分のクルマで味わいたかったからです。
FCEVの乗り心地がどんなものか、楽しみで仕方なかったですね」

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待ちに待った納車日のことをこう語る。

「想像以上でした。
乗り心地の良さ、走り出しのスムーズさ。
感激しすぎて、声さえ出ませんでした(笑)。
例えるならカーペットを敷いた道路を走っている感覚。
静かで、すいすい走って、どこまでも
加速していくような」

納車から3か月経った今も、移動の度に乗り心地の良さを実感しているという。

「仕事でも、遊びでも使っています。
普通なら歩いて行くような場所にも
MIRAIで行きます。
乗車した時の包まれ感、コックピットのような空間が、たまりません(笑)」

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購入の一番の決め手となったデザインについて尋ねると、「横から見たフォルムが最高」という答えが返ってきた。

「後輪駆動車特有のロングノーズ、
それに大口径のタイヤ。
見るたびに惚れ惚れします(笑)。
プレシャスホワイトパールのボディに、
内装も思い切ってホワイト&ダークブラウンにしましたが、これも正解でした」

MIRAIに乗り換えてから、ご自身の中で変化が生まれたそうだ。それは、運転が穏やかになったことだという。この変化は、奥様にも指摘されたそうだ。

「スタイリングも性能も
理想と思えるクルマに乗っているという気持ちからでしょうか、
しゃかりきに走ることがなくなりました。走り出しもゆっくりになった気がします。
いや、以前は運転 が荒っぽかったわけではないですよ(笑)」

まさに「MIRAIのある生活」を満喫している大谷さんだが、ブログの他にYouTubeチャンネルも開設して、その素晴らしさを外部にも発信している。好奇心旺盛で多趣味、10年ほど前から本格的に始めたというカメラの腕前はプロ顔負けだ。リビングの棚には、やはりカメラ好きだった父親から譲り受けた古いカメラが置かれている。

「今はなかなか旅行ができる状況ではないですが、
素晴らしい景色と一緒にMIRAIの写真を撮りたいですね」

遠出する際は、水素ステーションがどこにあるか確認する必要があるが、ステーションの位置を頭に入れて目的地までのルートを考えるのも、「楽しい」と笑顔で語る。時刻表を見ながら、仮想の旅行を計画していた少年時代も、きっと同じような感覚だったのだろう。

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「今、一番行きたい場所ですか?
そうですね…。
コロナ禍で、計画していた広島-厳島神社への旅行を取りやめたので、
やっぱり広島でしょうか」

「ようやく理想のクルマに出会えた」と満面の笑みを浮かべる大谷さん。

MIRAIに乗って、夫婦で自由に旅ができる日を待ちわびている。

2021年5月取材

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