DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT茨城トヨタ

PROJECT

チャレンジすることに意義がある

レストアでは、交換部品がほとんど無いのが現実。つまり、代用品を工夫したり、自分たちで部品を作ったりして、如何に古いモノを蘇らせるかと言うチャレンジである。大切にしたいことはその過程。部品を分解しメカニズムを解読しながら悪いところを直して行く。そのためには部品を代用して直す工夫や発想から生まれるアイデアで直して行く。つまり茨城トヨタには様々なノウハウが残る。知恵袋ではないがレストアを通してノウハウを蓄積し、次の時代に伝承したい。

クラウンの歴史をつなぐ

50年前の工業製品が殆ど残っていない中、当時のクラウンが残っている事はやっぱり凄いこと。そのクラウンには、乗っていた人の想い、クラウンでつくった家族の思い出などいろいろな歴史が刻まれている。そんな60年に渡り日本の高級車をリードして来たクラウンを、茨城トヨタとして次の世代へ引き継いで繋げて行くことは大事なこと。古いものを大切にする会社、歴史を大切にする会社なんだとお客様に伝われば、自分の愛車も大切にきちんと点検・修理してくれるという信用に繋がるのだと思う。

クラウンの凄さがエンジニア魂に火を付ける

ラジオのアンテナも壊れていて分解してロッドアンテナがモーター式であった事に驚いた。モーターを分解して一から清掃して磨いたがモーターブラシのバネだけは錆びて機能を果たさない。モーターブラシのバネはとても小さく車の部品では代用できるものがない。いろんな所でバネを探す中、いつも仕事で使っている3色ボールペンにもバネが使われていることに気付きテストした結果、モーターブラシが機能を取り戻しオートアンテナを再生することが出来た。動きが再現できるから悪い箇所を突き詰め修理が出来る。部品を探す苦労より分解しそのものの動きを理解し直した方が時間も早いし修理するノウハウが残る。無いものを工夫して作り上げる、それがものづくりの真髄だと思う。

トヨタのものづくりを感じる

昔のクルマは、すべてを機械的に作ってあり、その発想の凄さに驚く。当時からワイパーにライズアップ機能があり、日本伝統のからくり人形の様に機械的に動かす仕組みになっている。細かいところまで考えてつくるトヨタのものづくりの凄さを感じる。

レストアの目指す姿

クラウンは乗ったときに高揚させる何かがある。50年前のクルマが走るということは当時の部品のクオリティの高さを窺い知ることもできる。新型クラウンとレストアしたクラウンを並べ、そういった事をお客様に肌で感じてもらいながら、新しいクラウンにもそれが引き継がれていることを知っていただこうと考えている。もちろん茨城トヨタの技術力「古いクラウンでも整備しエンジンをかけ走ることができる。責任を持ってクラウンは整備しています」ということもお客様にお伝えしたい。

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