DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT釧路トヨタ

PROJECT

エンジニアが全員参加できる工夫

釧路トヨタでは、レストアを通じてサービスエンジニアのモチベーションアップに繋げたいと、サービスエンジニア全員参加と決め、毎週月曜日を作業日に充てている。しかし1度に全員が集まってレストアすると日常業務に支障が生じてしまう。そこで、エンジン・シャシー・ボディ・エレキの4つのパートを作り、釧路トヨタ全15店舗のエンジニアを、地域と人数のバランスを考慮して振り分け、全員参加できるよう工夫している。しかし難点は毎回作業するエンジニアが異なることだ。その問題を解決するため作られたのが4つのパート毎の引継ぎノート。各作業者責任者が当日の作業内容を明記することで、後任者がそれを受け継ぎスムーズに作業できる様に工夫している。

初代クラウンから品質を追求

ドア開けるとルームランプがつく。ラジオのアンテナもスイッチ一つで自動で上下する。後席にはラジオコントロールも装備。初代クラウンは60年も前のクルマなのに「自家用車とはこれだ!」と言わんばかりに、今のクルマと殆ど変わらない行き届いた快適装備が目を引く。その中でとくに驚かされるのが、戦後間もない頃にも関わらず、使われている装備品などに“間違いのない品質の良い製品ですよ”という検品の印があることだ。こんなところからも、当時からクラウンは品質を追い求め、1つ1つ部品を作っていたことが良く分かる。

考える力が生まれる

レストア責任者は、若いエンジニアに“考える力”が確実に付いてきていると言う。例えばレストア前は針が“0”を指さないスピードメーター。今までだったら「壊れたら部品を交換」で終わっていたが、先ずは分解して構造を確かめ、不具合な要因を見つけ出し、修理するように意識が変わってきている。今回もメーターも分解してみると、精密な部品を細いワイヤーで引っ張りスピードに合わせて可変する構造だと分かり、“ワイヤーに重りが無いことが原因”と突き止め、代用の重りを付け針位置を0に調整している。このような経験の蓄積が技術力を高めるのだと改めて感じさせられた。

エンジニア力を知ってもらう工夫

レストアの情報は、社内のポータルサイトを活用して毎回活動レポートにまとめ、全社に配信している。活動レポートの内容は、レストア前の初代クラウンの傷んだ状況から分解され、エンジニアの手で徐々に修理され綺麗に蘇っていく姿を写真を中心に分かりやすく紹介している。この取組みは全社員に向けて“釧路トヨタには古いクルマを蘇らせるエンジニア力がある”ことをアピールするものだと考えている。今は社内に向けての発信だが、完成後には“釧路トヨタの各店舗間を初代クラウンで走ってつなぎ、宣伝カーではないが、多くのお客様にアピールしたい”と責任者は“夢”を語ってくれた。

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