DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT大阪トヨタ

PROJECT

エンジニアの夢をレストアで叶える

大阪トヨタは創業90周年を迎える記念の年ということもあり、初代クラウンのレストアに挑んでいる。目標は、車検を通して一般道を走行できる状態にすること。特に重点を置いているのが、動かなかったモノを、自分たちで考え、自分たちの手で部品をつくり、何とか修理して走れるようにするゼロからモノをつくりあげるという“エンジニアの夢”の実現である。エンジニアがこの経験から学ぶことは非常に大きく、モチベーションアップは勿論、飛躍的に技術力・応用力が高められるという。若いエンジニアを育てるには、部品交換や定期点検作業だけではなく、モノを修理するという技術を学ぶことは絶対必要であり今回のレストアはその良いきっかけになっている。

重要なことは、熱意を持って取り組んだかどうかである

エンジニア達は、補給部品がないゴム類パーツの修復や、ガラス仕上げなど、普段はやらない様々な作業に挑戦し学んでいる。ゴム類は当時の部品がないため、市販のゴム板を購入し、張り合わせたり、溝を掘ったりして現物合わせをしながら、クルマに合うよう部品を作り上げている。普段ディーラーでは修理しない曇ったガラス類も、自分たちでガラスを磨く液剤を探し出し、手仕上げで磨く技術もマスターしている。この様にレストアで学ぶことは多々あるが「一番は自分が熱意を持って取り組んだかどうかが重要だ」と言う。“エンジニア自身が修理に満足した仕上がりは、やはりお客様にも伝わる”レストアで仕上げた初代クラウンを見るとそう感じるとエンジニア達は口々に言う。自分が満足しなければお客様の満足に繋がらないし絆も生まれない。レストアはそれに気付かせてくれ、今後の自分を成長させる良い機会になったとも話してくれた。

エンジニア力の高さを証明する

古い車も直せる高い技術力があることを聞きつけたお客様が、早速初代クラウンの修理に訪れた。ブレーキの利きが悪いので見てほしいと言われ点検すると、マニホールドが緩むなど問題が点在しており、悪い箇所を修理する事になった。レストアで経験し蓄積したノウハウや技術が早速活かされるチャンス!エンジニア達は腕が鳴ると気合十分だ。苦労しながらも古いクラウンを蘇らせたエンジニア力は、新しいお客様とつながる懸け橋になることを予感させてくれた。

お客様に夢を実現してもらうために

ショールームでレストア中のクラウンを展示すると、外を歩いているお客様が立ち止まって見てくれる。そして店内に訪れ、昔の話をされ笑顔で帰って行かれる。そんな光景は60年以上の歴史があるクラウンだから出来ること。“いつかはクラウン”と言われるように、多くのお客様がクラウンに憧れを持ったが、実際オーナーになれたのは10人に1人程度。だからこそクラウンオーナーになれなかったお客様に、もう1度当時の夢を蘇らせていただき、その夢を今実現してもらう。これも我々ディーラーの1つの仕事だと社長は話す。また若いスタッフたちには、レストア中の初代クラウンを展示するだけで新しいお客様が来店される光景を見て、自動車ビジネスは、まだまだ夢があると感じ取ってもらう機会にもなったと言う。今後は、初代クラウンを上手く活用してもっともっとクラウンを知って頂き、多くのお客様にクラウンのオーナーになる喜びを味わってもらいたいと様々なイベントを計画している。

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