大雨警戒レベルの意味をしろう
5段階に分かれており、それぞれに取るべき行動が指定されているが、覚えておきたいのは警戒レベル3と4。「警戒レベル3」が出たら、高齢者や体の不自由な人など避難に時間がかかる人は避難を始める。「警戒レベル4」は全員避難。危険な場所にいる人は、全員が安全な場所に速やかに避難する。レベル5は既に災害が発生している段階で、そこから避難を始めるにはリスクが高すぎるので、レベル4のうちに避難を行うことが重要。
周囲の状況に応じて避難しよう
避難の原則は「水平避難」。別名「立退き(たちのき)避難」とも言うが、危険な場所から立退き、安全な場所に移動する。浸水想定区域に住んでいるなど自宅にとどまれないことが明らかな場合は水平避難しか選択肢がないため、必ず早めに避難するようにする。一方、浸水リスクがそれほど高くない場所にいて、夜間やひざ上浸水時など外へ出る方が危険な状況だと、無理に水平避難をせず今いる建物の高いところに避難する方が有効な場合も。これを「垂直避難」もしくは「屋内安全確保」と言う。
浸水や土砂災害のリスクがない場所にいるなら、水害発生時であっても避難する必要はありません。あわてず冷静に状況を判断し最善の行動を取りましょう。