「ガラケーからスマホ」
のような変化に驚き
モーターの加速が
クセになる
2023.06.09
インテリアスタイリストという仕事柄、荷物を運ぶ機会が多く、毎日の移動のほぼすべてがクルマだという窪川さん。10年、20年経ったクルマを中心に数多くの車を乗り継いできた窪川さんが、PHEV(プラグインハイブリッド車)に何を感じるのでしょうか。モニター開始からの3週間を振り返ります。
- ご利用いただいている車種
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- グレード
- Z
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- ボディカラー
- プラチナホワイトパールマイカ〈089〉
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- 主なオプション装備
- 調光パノラマルーフ、デジタルインナーミラー、パワーバックドア
700km走行していまだ給油なし
これまでのクルマとの違いに驚く
——ハリアーのPHEV、どのように使いましたか。
窪川:実はモニター開始からすぐに長距離を走る機会がありました。東京から軽井沢に行き、帰路は八ヶ岳の方から山梨の実家に立ち寄って東京に戻るというもので、約500kmほど走りました。それ以外にも都内で仕事の買いものなどに使っていますので、すでに合計700kmほど走りました。さすがにかなり燃料が減ってきましたが、実はまだ1回も給油はしていません。
いつもなら週2回はガソリンスタンドに行き、3台あるクルマのいずれかに給油していますので、これはかなり大きな変化ですね。最近は街からどんどんガソリンスタンドが消えていき不便な気がしていましたが、その理由の一端を垣間見た気がします。
——燃費以外の面で違いを感じた点はありますか。
窪川:まるでガラケーからスマートフォンに買い替えたときのように「今のクルマってこうなってるの?」の連続です。例えば、駐車するときに「パノラミックビューモニターがあるとこんなに駐車がラクなんだ」と驚くとか。ただ、これは前回も言いましたが、最新の機能や装備が満載にもかかわらず、使うときにとまどうことなく直感的に使えるところもいいですね。
あとは、足回りがすごくいいですね。走りの面でも、乗り心地でも。軽井沢では友人宅を訪れたのですが、そこは結構険しい山道を上った先にあります。これまで、いろいろなクルマで苦労して上っていたのですが、ハリアーで走ると何ごともなかったかのようにスムーズに上り、悪路とすら感じませんでした。
ガソリン車との違いが
はっきり体感できる
圧倒的に
スムーズなEVモードの走り
——PHEVの走りについてはいかがでしょうか。
窪川:普段、プラグインハイブリッドシステムの走行モードは「自動(AUTO EV/HV モード)」を選んでいます。ただ電気の走りも体験したくて、市街地などでは「EVモード」も試してみました。時速50kmくらいまでは、ガソリン車との違いがはっきり体感できますね。EVモードで加速すると、スムーズさが断然違います。信号や交差点、一時停止などストップ&ゴーを繰り返すとき、ガソリン車だと重たいものが動き出す感覚があります。ところがモーターは圧倒的に滑らかに加速していきます。いっとき友人たちがBEV(バッテリーEV)にハマり、盛んに勧められた時期がありました。そのときは「ガソリン車に乗られるうちは乗っていたい」と思いまったく興味がなかったのですが、今回PHEVに乗ってみて彼らがいう「モーターの滑らかな加速」の魅力に遅ればせながら気がつきました(笑)。
——充電は試してみましたか。
窪川:渋谷でちょっと長い打ち合わせが入っていたので、スマートフォンのアプリで近くの駐車場を調べて充電を試すことにしました。最初に問い合わせた公営駐車場は、あいにく満車でした。あのエリアはBEVやPHEVが多いのかもしれません。そこで別の駐車場に200Vの普通充電があるのを見つけ、そこで充電しました。2/3程度の状態から1時間充電し、ほぼ満充電まで回復しました。はじめての充電だったので登録作業が必要でしたが、充電作業自体は簡単ですね。これからは、目的地の近くに充電できる場所があるときは、積極的に充電したいなと思います。
——残りのモニター期間で、どんな使い方をしてみたいですか。
窪川:せっかくPHEVに乗っているのだから、なるべく環境にいい走りをしたい、なるべく満充電に近い状態でスタートしてEVモードの走りを楽しみたい、と思うようになりました。モーターのスムーズさはクセになりますね。
また給電機能も試してみたいと思っています。先日軽井沢に行ったときは、車内のコンセントにポータブルのLEDランタンをつなぎましたが、今のところそれ以外はあまり使っていません。せっかく1500Wまで使えるので、もっと大きい家電電気製品も試してみたいですね。
日常の移動はEVモードでモーターの走りを楽しめて、長距離移動ではエンジンも使って電池残量の不安なく走れるPHEVは、まさにエンジン車とEVのいいとこ取りですね。サイズも仕事の荷物が積めて都内でも持て余すこともないという、まさにオールラウンダーなので、仕事から休日までいろいろなシーンで使ってみたいと思います。
窪川 勝哉(くぼかわ かつや)さん
バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年に独立し、雑誌のインテリアページやTVのビフォー&アフター企画、マンションのモデルルームやイベントのデコレーションなどを手がける。2011年に渡英。2013年よりロンドンから東京に拠点を戻し、家電やステーショナリーなどインテリアにとどまらない領域で活躍を続ける。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。
- 使用頻度
- 毎日
- 走行距離
- 10,000km/年
- 居住地域
- 東京都
- 住居環境
- 戸建て
- 利用目的
- 通勤・レジャー