ハリアーの
PHEVが
教えてくれた
クルマ移動の新たな楽しさ
2023.07.28
広告や雑誌、TVなど、インテリアスタイリストとして活躍する窪川勝哉さん。10年、20年経ったクルマを中心に数多くのクルマを乗り継いできた窪川さんは、ハリアーのPHEV(プラグインハイブリッド車)との生活に何を感じたのでしょうか。
xEV長期モニタープロジェクトの最終回となる今回は、レーシングドライバーでクルマの楽しさを広く伝えるTOYOTA GAZOO Racingアンバサダーとしても活躍する脇阪寿一さんが、インタビューしました。
- ご利用いただいている車種
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- グレード
- Z
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- ボディカラー
- プラチナホワイトパールマイカ〈089〉
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- 主なオプション装備
- 調光パノラマルーフ、デジタルインナーミラー、パワーバックドア
クルマは
プロダクトデザインの集大成
古めのガソリン車を中心に数台のクルマを所有し、毎日の移動に使う窪川さん。電動車を所有するのは初めてという窪川さんの生活は、最新ハリアーのPHEVによってどう変わったのでしょうか。脇阪さんが深掘りします。
脇阪 : 窪川さんは、かなりのクルマ好きと伺いました。
窪川 : はい、実家が山梨にあるのですが、甲州街道沿いでドライブインを営んでいます。
脇阪 : ドライブイン!懐かしいですね。
窪川 : はい。今の若い人たちには「道の駅やサービスエリアみたいなもの」と説明するのですが、「家が高速道路にあるんですか?」と言われることもあります(笑)。僕の子ども時代には東京からお客さんがクルマで大勢来るようになっており、すてきなクルマが駐車場にいっぱい止まっていました。
脇阪 : まるでモーターショーですね。
窪川 : はい。そんな、絶対にクルマ好きになる環境で生まれ育った結果、東京に住んでいるのに複数台クルマを持つような変わり者になってしまいました。
脇阪 : クルマのどういったところがお好きですか?
窪川 : インテリアスタイリストとして家具などに関わっていますが、プロダクトデザインの集大成はクルマだと思っています。室内空間はインテリアそのもの。外観のデザインはザ・プロダクトデザインですし、メーターなどは時計などに通じる計器のデザインです。色々なデザインの要素が、すごく高次元で完成されたものがクルマ。そんな最高のプロダクトで、好きなところに移動できる。僕は落ち着きがないタイプですが、好きなときに好きな場所へ移動できるのは、最高です。
脇阪 : ぼくらが子どもの頃、クルマは特別な空間でしたよね。普段はどんな車に乗られているのですか?
窪川 : 仕事でクルマに家具を積むので、輸入車の大型SUVが1台。大きいクルマだけだと疲れてしまうので、街乗り用の小型の2シーターもあります。こちらは打ち合わせに行ったり、ちょっと走り回ったりするのに使っています。コンビニにいくときもクルマで行ってしまうくらいクルマが好きなので、もう年単位で電車には乗っていないですね。
今後の家づくりには
充電できる
環境がマストだと感じた
脇阪 : ご自宅に充電設備は付いていますか?
窪川 : いや、それが付いてなくて。ハリアーはびっくりするほど快適でしたが、家で充電できたらより一層、快適だろうと思います。今後充電できるクルマに乗るのであれば、充電環境はマストですね。
スマートフォンって夜寝るときは基本的に、充電しますよね。それと同じように、クルマも家に帰って充電できる環境なら、よりPHEVらしさを発揮できるだろうな、と思います。
京都まで走っても疲れない
快適性にびっくり
窪川 : 僕は基本的に東京に住んでいて都内の移動が多いのですが、高速道路を走っているときより、街中でEV走行しているときの方が、ガソリン車との違いやPHEVのメリットを感じました。例えば、発進時のスムーズさです。ガソリン車は、重たいもの、質量あるものがよいしょって動き出す感覚がありますが、ハリアーPHEVのEV走行だと出だしがすごくスムーズですね。
脇阪 : モーターですからね。普段乗られている車と比べると、アクセルを踏んだときの車の進みが違うと思います。違和感はなかったですか。
窪川 : 疲れを全然感じなかったです。ハリアーに乗りはじめた頃、まず軽井沢へ行き、実家の山梨のドライブインに寄って都内に帰って来るというコースを走りました。まずまずの距離なのに、「あれ、こんなに疲れ方が違うんだ」って。次に、京都に用事があったのですが。
脇阪 : けっこうな距離ですよね。
窪川 : 仲間との会食だったのですが、グループのチャットに「クルマで行く」って返信したら「ええっ?」と驚かれて。でも走ってみたら、本当に疲れることなく京都までたどり着けました。あまりに快適なので、そのまま調子にのって奈良まで観光に行ったくらいです。普段がよっぽどひどいのかも(笑)。
脇阪 : 自動車の進化ってとてつもないんですよ。逆にPHEVに乗って、何か困ったところはありますか。
窪川 : そんなに困ったことはないですね。PHEVは走行中に充電されていくので。とはいえ、せっかくだから満充電に近い状態で乗っていたいな、という気持ちはありました。でも家で充電できないため、あまり満充電状態では乗れませんでした。これが、一番残念だったことかもしれません。
脇阪 : PHEVは、ガソリンを入れてさえおけばクルマが止まってしまうことはないですからね。今までのクルマと比べて、燃料代はどのぐらい変わりましたか。
窪川 : ハリアーPHEVの燃費は、市街地を中心に走って、大体リッター18㎞ぐらい。高速道路が多いと、20数kmといったところでした。今回は充電がほとんどできなかったので、ほぼすべてガソリンで走ったときの数値です。一方、普段仕事で使っている大型SUVはリッター6㎞程度ですから、単純比較で3倍以上です。
脇阪 : 3倍!それは大きいですね。
移動中の余裕が
仕事のアイデアにつながる
脇阪 : 窪川さんは今回、これまで乗ってこられたクルマとはまったく違うタイプのクルマに乗ったわけですが、今後自分が乗るクルマのキャラクターやカテゴリーが増えるきっかけになりそうですか。
窪川 : クルマ選びでは、「古い」といっても、ある程度の実用性がある中で古いものをセレクトしてきました。でも、ハリアーのように最新のクルマがあれば、もう1台は週末専用などと割り切って、もっと古いクルマを選んでもいいかなと思いました。
また古いクルマを操るのはもちろん楽しいのですが、新しいクルマは移動中に余裕ができますよね。だから操っている楽しさとはまた違う楽しみのベクトルがあります。車内が静かなので音楽を楽しんだり、車窓からの眺めを楽しんだり。移動の時間を、自分の考える時間に使えるのです。
脇阪 : 仕事のインテリアに対するイマジネーションも、ハリアーが変えてしまうかもしれませんね。
窪川 : クルマに乗っていると色々と思いつきます。お風呂やシャワーのような日常のルーティン作業に入ると、ふと面白いアイデアって浮かぶことあるじゃないですか。同じくハリアーを運転していると、「あの仕事であんなことにトライしてみよう」とか、自分の中で頭がクリアになってきます。
脇阪 : クリエイティブな方々が、頭の中で色々なイマジネーションを働かせるのに「ハリアーに乗る時間がいい」というのは、開発者の方々にものすごく喜ばれると思います。
最新の車って色々で、ガソリンもあれば水素もBEV(バッテリーEV)もあります。
窪川 : 今回、乗った感じではハリアーPHEVはぼくにとってベストな選択肢でした。サイズは十分に大きく、シート倒せば家具も満載にできます。じつは先日も、豊橋まで家具の納品に行ったんですよ。最近は配送料も高いので悩んでいたら、「あっ、ハリアーに積んでいけばいいのか」と。
脇阪 : PHEVが窪川さんの生活にマッチしたのに加え、充電器を付けてもいいとまで、思ってもらえたんですね。
窪川 : ええ、今すぐにでも付けたいですし、次の家には必ず付けます。
脇阪 : そしてPHEVが、窪川さんの生活スタイルをも少し変えた、あとは作品作りもちょっと変わって来るかもしれない。
窪川 : そうですね、作品は今後変化がでるのかもしれません。
脇阪 : もしそうなったら、窪川さんのプロフィールにはハリアーのPHEVのことも書いてくださいね。
モニター期間中の燃費・電費
- 走行距離
- 3,288km
- 充電費用
- 37,406円
- モニター車の走行1kmあたりの費用
- 11.4円
窪川 勝哉(くぼかわ かつや)さん
バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年に独立し、雑誌のインテリアページやTVのビフォー&アフター企画、マンションのモデルルームやイベントのデコレーションなどを手がける。2011年に渡英。2013年よりロンドンから東京に拠点を戻し、家電やステーショナリーなどインテリアにとどまらない領域で活躍を続ける。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。
- 使用頻度
- 毎日
- 走行距離
- 10,000km/年
- 居住地域
- 東京都
- 住居環境
- 戸建て
- 利用目的
- 通勤・レジャー
脇阪 寿一(わきさか じゅいち)さん
19歳でのカートデビュー後ステップアップを重ね、日本最高峰のレースであるフォーミュラニッポン、SUPER GTで輝かしい戦績を残す。2度のシリーズチャンピオンを獲得し「ミスターSUPER GT」の称号を得るなど黄金時代を築いた。2016年SUPER GTドライバーからの引退発表後は、監督としてSUPER GT 2019年シリーズチャンピオンを獲得。現在は、SUPER GT TGR Team SARD のチーム監督として、モータースポーツ界を牽引している。
レース活動以外にも、TOYOTA GAZOO Racingアンバサダー/イベントプロデューサー/日本体育大学非常勤講師として精力的に活動中。全国各地のイベントや販売店、大学教壇に於いて、『クルマの楽しさやモータースポーツの魅力を広く伝える』活動をおこなっている。