走行性能

01

プラット
フォーム

プラットフォーム

独自のデザインと、走りの楽しさを生み出すボディ。
エモーショナルで創造的なデザイン、乗降性と着座位置のよさ、そしてクラウン スポーツの名にふさわしい気持ちよく楽しい走り。この3つを満たすためのプラットフォームを追求しました。大径タイヤによるリフトアップは、TNGAプラットフォームを改良することで実現。乗降性については、無理なく乗り越えられるサイドシルの高さと降車しやすい後席乗員のヒップポイントを探り当てることで、また走行性能に対しては、マルチリンクサスペンションを搭載できるリヤ骨格を開発することで達成。クラウン スポーツのデザイン性、快適性、走行性能を支えるプラットフォームです。

高剛性ボディ

クルマと一体になるような、思い通りのトレースができる気持ちよさ。クラウン スポーツならではの俊敏でスポーティな動的性能。そして、振動の少ない乗り心地と滑らかな走り。これらを実現するため、結合剛性を高める「レーザースクリューウェルディング(LSW)」をはじめ、剛性を高めるための対策をボディの隅々で実施。外からの力に対してねじれにくい高剛性ボディを開発しました。

02

パワー
ユニット

2.5Lプラグインハイブリッドシステム*1

クルマを自在に操る楽しさを。

高出力の駆動用モーターを搭載し、ハイブリッド車に比べてよりスポーティな味付けにすることで、加速の魅力だけでなく、微妙なアクセルワークで前後の荷重移動や車速のコントロールができるシステムに仕上げました。クルマと対話し、自在に操る楽しさを存分に味わえます。

NAVI・AI-AVS*2

コーナリング時に安定感をもたらす。

状況に応じて減衰力を制御するサスペンションシステム「AVS」と、ナビゲーションシステムを融合。ナビゲーションコンピューターより受信した車両前方のコーナー情報をもとに、あらかじめショックアブソーバーの減衰力を最適に制御し、コーナリング時の安定感をもたらします。

EV/HVモード切替スイッチ/AUTO EV/HVモードスイッチ

■EV/HVモード切替スイッチ
モーターによる力強くクリーンな走りと、電力を温存できる効率のよい走りを切り替え。

■AUTO EV/HVモードスイッチ
EV走行をメインにしながら、パワーが必要な時に自動制御でエンジンを始動。

バッテリーチャージモード*3

電力を使い切っても、自力で発電。

EV走行に必要な駆動用電池残量が低下した際、EV/HVモード切替スイッチを長押しすると、エンジンで発電した電気をバッテリーに充電します。

2.5Lハイブリッドシステム*4

優れた動力性能と低燃費を両立。

アクセル操作に対する応答性のよさと、パワフルでスムーズな加速を実現するため、高出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を採用。低速でのレスポンス向上、電池出力を活用した中〜高速域でのダイレクトな加速を実現しました。また、徹底したシステム効率の追求により、優れた燃費性能も確保しています。

2.5L ENGINE A25A-FXS × TOYOTA HYBRID SYSTEM Ⅱ*5

システム最高出力*6
172kW(234PS)

WLTCモード 燃料消費率(国土交通省審査値)
21.3km/L

市街地モード:19.1km/L
郊外モード:22.7km/L
高速道路モード:21.6km/L

2.5Lエンジン*7

低燃費、高出力、高レスポンスを追求。

高圧縮比・ロングストローク化に加え、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御する「VVT-iE」や、筒内直噴と吸気ポート噴射の2つのインジェクターを持ち、高い燃焼効率を可能にする「D-4S」を採用。また、電動ウォーターポンプを備えた可変冷却システムや、低フリクションオイルなどにより、燃費性能も高めています。

03

走りの快適性

E-Four(電気式4WDシステム)*8*9

雪道などでの走りも安心。

DRS*10

クラウン スポーツならではの制御で高めた、軽快感と操る楽しさ。

車速に応じて、後輪の向きを前輪と逆向きまたは同じ向きに制御することで、シームレスかつ自然なハンドリングを叶えるDRS。低速域では最小回転半径の低減に寄与し、高い取り回し性を実現。クラウン クロスオーバーよりタイヤ幅と全幅が大きいクラウン スポーツにおいて、クラウン クロスオーバーと同じ5.4mの最小回転半径となっています。また、中速域ではドライバーの意図通りの気持ちいいコーナリングを、高速域では高い車両安定性をもたらします。さらに、キビキビ走る軽快感と意のままに操る楽しさを実現するため、クラウン スポーツならではの制御適合を施しました。ドライブモードセレクトやVDIMとも連携し、最適な車両挙動を実現します。

カラードキャリパー(レッド[フロント・リヤ])*11PHEV専用装備

スポーティな走りを予感させる赤。

VDIM*12

「走る・曲がる・止まる」を統合的にコントロール。

エンジン、ブレーキ、ステアリングなどの機能をひとつのシステムとして統合制御することで、高い予防安全性と理想的な運動性能を両立させる、先進の車両運動制御システムです。従来のEBD付ABS、VSC、TRC、EPSがそれぞれ限界付近で制御を開始するのに対して、VDIMはより早く、限界領域にいたる前に制御を開始して、クルマの挙動をよりスムーズにコントロールします。

ACA制御*13

コーナリングでの優れた旋回性能を確保。

ワインディング走行等のシチュエーションにおいて、ブレーキ制御により内輪の駆動力を調整し、コーナリングをアシストします。

静粛性

会話を楽しめる、心地よい静けさ。

室内の静粛性を高めるために、ノイズが発生・侵入するわずかな原因にも着目。遮音材・吸音材・制振材の最適配置や、音の大きさが変動して気になりやすい風切音への細やかな対策を実施しています。また、単に無音の空間をめざすのではなく、会話を楽しめる室内を実現するため、声を天井で反射させて相手に届けることを狙った「調音天井」を採用しています。

空力性能

新シルエットと走りを両立。

デザインと空力性能を高い次元で融合させたクラウン スポーツ。空力にも寄与するキャビンの造形や、床下流速を高めダウンフォースを発生させるエアロスタビライジングアンダーボディステップなど、接地性・直進安定性を向上させる数々の床下アイテムを設定しています。

サスペンション

クルマと対話するような、一体感のある走りを。

クルマの反応を正確に感じながら、まるでクルマと対話するように、楽しみながら走れることをめざしたクラウン スポーツ。理想の走りを実現するため、タイヤの路面追従性として接地感よく、しなやかな車両姿勢変化を実現する減衰力を磨き上げました。硬すぎず、しなやかに動くサスペンションセッティングが、意のままに操る楽しさと、クラウンらしい上質感をご提供します。

除電スタビライジングプラスシート(運転席)

流れの乱れを低減することで、走りやすさに貢献。

運転席の一部に除電機能付表皮を設定し、タイヤ周りの帯電を低減することで、安定した車両挙動に貢献し、より疲れにくく気持ちのいいドライビングに寄与します。

先読みエコドライブ[先読みSOC制御(目的地予測)]*14*15*16

GPS情報をもとに充電をコントロールして、ハイブリッドシステムの効率向上に貢献。

GPS情報から「長時間駐車場所(目的地)」を推定。車両が目的地に近づくとEV走行に切り替えて駆動用電池の残量を減らしておくことで次の始動時にはエンジン暖機と同時に駆動用電池を充電し、暖機時間を短縮。ハイブリッドシステムをより効率的に制御します。

ドライブモードセレクト*17

走りのテイストを自由に選択。

ダイナミックな加速を楽しみたい時、穏やかに走りたい時、スポーツからエコまで、走行シーンやドライバーの気分に合わせて走りのテイストをチェンジできます。センターコンソール上に配置しているドライブモードセレクトスイッチで切替可能です。

EVドライブモード*16*18

静けさに配慮した走行。

モーターのみで静かに走行。早朝や深夜などエンジン音が気になる時や排出ガスを抑えたい時に便利です。

04

充電・給電

充電ケーブル(AC200V・AC100V兼用/7m[参考値])/充電ポート(車両側充電装備)*19

充電方法は、クルマとコンセントをつなぐだけ。

普通充電&急速充電*20

自宅でも、外出先でも、気軽に充電。

ご家庭では、付属の充電ケーブルとコンセントをつなぐだけで手軽に充電可能。道の駅やサービスエリアなどに設置されている「急速充電」にも対応しているので、外出先でも気軽に充電できます。

>ご自宅の「充電設備の準備」や、外出先での「充電サービス」についてはこちら

タイマー充電*21

家電感覚で、充電の予約ができる。

普通充電の開始または出発時刻をあらかじめ設定できる機能です。ディスプレイオーディオ画面やマルチインフォメーションディスプレイから充電の予約が可能。また、スマートフォンアプリ「My TOYOTA+」では、次回予約の変更や、遠隔操作で充電を行うことができます。

>My TOYOTA+アプリはこちら

急速充電インレット(外部給電機能[V2H]付)*22*23

災害時も、住宅へ電力を供給。

災害などによる停電時に、住宅や電気製品*24に最大消費電力DC9kW以下の大出力の電力を供給。停車中のみ使用可能です。また、給電中でもアクセサリーコンセントの使用が可能です。

マイルームモード*21

自分の部屋のように快適に過ごせる。

充電時に、パワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用して「エアコン」や「オーディオ」の使用が可能になるため、車内で快適に過ごすことができます。

>充電状況の確認・リモート操作は、スマートフォンアプリ「My TOYOTA+」から

ヴィークルパワーコネクター*25*26

屋外でも、電源が使える。

大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使えます。付属のヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、100Vの外部給電用コンセントに早変わり。合計1500Wまで対応するので、消費電力の大きな電気製品も安心です。

EV給電モード/HV給電モード

選べる「外部給電モード」は2つ。

■EV給電モード*27*28
レジャーやアウトドアなどに。
お出かけ先で、電気が使えます。エンジンをかけずにバッテリーだけを使って給電。バッテリー残量が所定値を下回ると給電を終了します。

■HV給電モード*28*29
停電・災害などの非常時に。
万が一の時にも、クルマを電源として活用できます。はじめはバッテリーのみで給電。バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンがかかり給電を継続します。

2.5L ENGINE A25A-FXS × PLUG-IN HYBRID SYSTEM*1

2.5Lプラグインハイブリッドシステム

システム最高出力*2
225kW(306PS)

WLTCモード EV走行距離[充電電力使用時走行距離](国土交通省審査値)
90km

WLTCモード ハイブリッド燃料消費率(国土交通省審査値)
20.3km/L

市街地モード:17.5km/L
郊外モード:21.5km/L
高速道路モード:21.0km/L

E-Four(電気式4WDシステム)*1*2

雪道などでの走りも安心。

加速時や雪路などの滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替えることで、発進性、走行安定性を賢くアシストするE-Four。走行状態に合わせて前後輪トルク配分を100:0~20:80の間で緻密に制御します。効率的なトルク配分(直進時)に加え、コーナリングではリヤの駆動力配分を大きくし、燃費向上と旋回中の車両安定性向上を両立しました。

各輪にかかる駆動力(トルク)が大きい場合には目盛りの数が増加し、小さい場合には減少します。後輪の目盛りの数が少ないときはシステムが安定走行と判断し、燃費に寄与するために4WD機能を抑制している状態です。

発進時〈4WD〉

後輪へトルクを配分して、通常の道では発進性をアシスト。滑りやすい道ではタイヤのスリップ量や坂道に応じて最適なトルクを配分し、安定した発進をサポート。

定常走行〈2WD〉

定常走行時は、賢く制御して2WDに切り替え。燃費にも貢献。

雪路など走行時〈2WD→4WD〉

スリップを検知すると、スムーズに4WDへ切り替え。

コーナリング時〈4WD〉

ステアリング舵角入力により4WDに切り替えることで優れたライントレース性を実現。