プロが教えるシートの基本お手入れ&汚れの落とし方ポイント
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シートのお掃除便利グッズの紹介
シートのお掃除は、その汚れの原因となる物質やその汚れ方によって対処法が異なるため、それぞれの汚れに合わせたお掃除グッズを用意すると良いでしょう。様々な汚れに対応するため、揃えておきたいアイテムを一挙ご紹介します。
普段のお手入れ
まず大前提として、シートのお掃除をする際は、必ず窓やドアを開放し、空気の流れを確保しましょう。 車というのは、その中で水や石けんなどを使ってお掃除することは、あまり想定されずに作られています。 汚れやほこりを含んだ空気を車内に溜め込んだり、体内に吸い込んでしまわないように、お天気の良い日にドアを開けて充分に換気をしてお掃除をしましょう。
目視できないゴミもシート上に溜まっていくため、定期的なケアが重要です。 ハンディクリーナーなどを用いて、シートの隙間も含め、クリーンアップしましょう。ハンディクリーナーがない場合、掃除機でも代用可能。ただし掃除機はヘッドが大きく隙間の掃除が難しいのですが、ここで役立つのが、先端を斜めに切ったトイレットペーパーの芯※1。シート上はもちろん隙間までカバーしてくれますよ。
***「コロコロ」は使わないで!*** 髪の毛やホコリ、ペットの抜け毛など、粘着性がウリのお掃除用 “コロコロ” を用いてシートを掃除している方も多いことでしょう。しかし、こちらの方法はあまりオススメできません! というのも、“コロコロ”自体がもつ粘着機能がシートに付着し、その上に落ちた髪の毛やホコリが余計に残りやすくなってしまうためです。“コロコロ”ではなく、エチケットブラシを使うことをオススメします。また、エチケットブラシがなければ、トイレットペーパーの芯に輪ゴムを巻きつけたもので、シート状をコロコロしてあげると、同様の効果が期待できます。※2
※1トイレットペーパーの芯を掃除機につけたもの
監修:高橋ゆき
※2トイレットペーパーの芯に輪ゴムを巻きつけたもの
監修:高橋ゆき
シートの目に沿い、乾拭きで雑巾がけを行いましょう。 ここで重要なのが、同じ方向に丁寧にかけること。グルグルと拡げるように 拭くのは非効率。むしろゴミや汚れを拡げてしまう恐れも。しっかりとシートの目に沿って、拭きあげましょう。 また、雑巾より更に便利なのが“軍手雑巾”。指の1本1本をフル活用できる、便利アイテムです!
(監修・高橋ゆき)
ゴム手袋をつけます。
ゴム手袋の上から軍手をつけます。
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- 雑巾
- トイレットペーパーの芯
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- 軍手雑巾(ゴム手袋と軍手)
※監修・高橋ゆき - 輪ゴム
- 軍手雑巾(ゴム手袋と軍手)
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- ハンディクリーナー
- エチケットブラシ
汚れの対処法
まず大前提として、シートのお掃除をする際は、普段のお手入れと同様に必ず窓やドアを開放し、空気の流れを確保しましょう。 車というのは、その中で水や石けんなどを使ってお掃除することは、あまり想定されずに作られています。 汚れやほこりを含んだ空気を車内に溜め込んだり、体内に吸い込んでしまわないように、お天気の良い日にドアを開けて充分に換気をしてお掃除をしましょう。
付着した汚れは放っておくことのないように、ただちに対処しましょう。 ティッシュや“軍手雑巾”を用いて、汚れそのものをシートから取り去ります。 汚れがついたらすぐ対処が基本! しかしこの時、水分を与えてしまうと、かえって汚れを拡げたり染み込ませてしまいますので注意しましょう。
染みてしまった汚れに対しては、“重曹”が非常に効果的! 汚れ部分に重曹をふりかけます。使わない歯ブラシでこすり、染みた汚れを落としてあげましょう。 そしてハンディクリーナーで吸い取ってあげましょう。
仕上げは、水気に注意し、かたく絞った雑巾(清め拭き)をかけたのち、乾拭きで締めるのが基本。 日々の水拭きも乾拭きも、シートの目に沿い、丁寧に雑巾がけを行いましょう。
水気に注意 学生時代から馴染みのある雑巾がけ。教室をキレイにしようと、雑巾に多めに水をすわせ、ゴシゴシと教室を雑巾がけしていた方も多いのではないでしょうか。しかし、車のシートではNG行為。汚れを拡げるばかりかシートを傷つけてしまう可能性も......。水拭きをする際は、かたく絞るようにしましょう。この際オススメなのが「清め拭き」。バケツなどの容器に水を張り、雑巾の下4分の1を水に浸けます。この水に浸けた部分だけを一度ギュッと絞り、その後この部分を内側にして巻いた状態で、雑巾全体をしぼると軽くしっとりした、調度良いかた絞りの状態になります。
万が一、汚れが吐瀉物で、吐いた方が何らかの菌やウイルスに罹っている恐れもあるため、二次感染を防ぐためにも、除菌する必要があります。この際、エタノール水によるアルコール除菌がオススメ! エタノールと水を1:2の割合で混ぜたものをスプレーボトルに入れ、シートに噴霧してあげましょう。また、吐瀉物で気になるのはやはりニオイ。快適で過ごしやすい空間を保つために、このエタノール水に、お好みでアロマオイルを混ぜてあげると非常に効果的です。 ここで注意点! エタノールはアルコールですので火気厳禁。タバコを吸いたい場合は、離れた場所で周囲の安全に気をつけて喫煙しましょう。
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- ティッシュ
- 軍手雑巾
- 重曹
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- 雑巾
- ハンカチ
- ハンディクリーナー
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- 水
- エタノールスプレー
- 歯ブラシ(ヘッドの大きさが異なるもので3本程度)