死角の注意点と解決策

死角の注意点と解決策 死角の注意点と解決策 ※掲載車両は撮影時点のものであり、
現在の販売車両とは異なる場合があります。

運転席に座ったとき、窓から下の外側はすべて死角になると考えてください。よって、相手に自分の存在を教えること、もしくはいつでも教えられる準備をしておくことです。ここでは、6パターンの死角とシーンに応じたチェックポイントをみていきましょう。

死角1:発進時の車体前方や側方の死角について

クルマを発進させる前に障害物や
子供がいないか、
降りて目視による確認を!

クルマの周辺に何もなく、何も出てこないという状況ならば、構いませんが、物陰から人が出てくる。障害物があるかもしれないと考えられる場合は、発進する前に降りて周囲を目視して確認しましょう。確認が終わったら、タイヤが一回転するまではアクセルを踏まず、クリープ現象だけで進んだ方が、より安全です。

発進時はタイヤが一回転するまではクリープ現象で進みましょう。

死角2:駐車時後方の死角について

バックモニターによる確認。
さらに念を入れて降りて目視による確認を!

駐車場はクルマの運転が終わるという緊張からの解放によって確認が甘くなりがちです。その結果、子供との接触などの痛ましい事故が起きてしまうのです。駐車する際は車庫入れなどの操作をする前にまず、駐車する場所に障害物などがないかを目視で確認します。そしてゆっくりと操作します。この際にもしかしたら、何かがいるかも・・・という予測をして、いつでも止まれるスピードで操作することを推奨します。バックミラーで確認しているからといって過信は禁物です。ミラーにも映らない部分がありますから、不安があれば、目視することが重要と言えます。また子供をこのような状況に置かないよう教育することも大事です。

わずかでも不安があれば、必ず目視による確認を行う。

死角3:ピラー(柱)の作る死角について

死角を減らすように頭を動かして、目視する。

クルマはピラーと呼ばれる柱で天井を支えています。どんなに少なくても前後左右で4本存在していて車種によっては増える場合もあります。最近では死角を少なくするためにピラーを細くするなど、形状を研究していますが、死角がないということにはいたっていません。ピラーによる死角は直線の走行時もありますが、右左折をする際はその死角が広がります。そういう場合は頭を動かすなどして、死角を減らすように心がけてください。

右左折時には死角が広がるので更なる注意が必要!

死角4:他車の作る死角

突然起きる可能性を常に予測する。

路肩に駐車しているクルマや右折をする際の対向車など自分以外のクルマが死角を作るケースも多いです。その際に最も重要なのが、予測をすることです。左側に駐車しているクルマの横を走行する際には、子供が飛び出してくるかも、ドアが突然開くかもなど起きる可能性のある事象を予測して、いつでも止まれる速度で走ることを推奨します。自分が右折しようとしているときは対向車も死角になります。対向車が通り過ぎたから右折しようとしたら、陰に隠れていたオートバイと衝突するといった事故はまさに他車の作る死角による事故です。この場合も死角を予測して、それを確認するまでは加速はせずに、いつでも止まれるスピードで進むのが良いでしょう。また助手席の人に安全確認をしてもらうというのも解決策の一つです。このような他車が作る死角を理解したうえで、自分のクルマの駐車場所にも十分な配慮を心がけてください。

助手席に乗ってもらう人にも確認してもらう。

死角5:交差点での死角について

自転車や原付の巻き込みに要注意!

見通しの悪い交差点では自転車や原付の巻き込み事故に注意しましょう。このポイントでもまず、どんなことが起こり得るのかという予測を立てるのが大切です。そして左折する場合ならば、左折地点よりかなり前から、注意深くミラーによる後方、側方の確認をして、あとは、教習所で習ったとおり、ウインカーを出し、左折の合図をしたら、クルマを左側に寄せることがポイントです。ウインカーだけでなく、クルマを左側に寄せることで、後続車に左折する!とより確実に気がついてもらえるからです。

左折時には曲がる前に左側に車をよせる。

死角6:車線変更時、後方車両の作る死角

ドアミラーにも映らない死角による、
隣の車線を走行するクルマの見落としに注意

バックミラーは死角を減らすために装着されていますが、それでも万全ではありません。それはミラーにも死角が存在しているからです。2車線ある道路でミラーを見てクルマがいないと確認したのに、車線変更しようとしたらクルマがいて、ヒヤッとしたという人は多いでしょう。それはミラーにも死角があるという事実を忘れがちなことから発生してしまいます。車線変更時にはかならず目視を心がけましょう。そして、走行中の死角になる部分に、自身のクルマが入らない運転も必要です。最近では死角にいる並走車を知らせるブラインドスポットモニターという装備があります。この装備があると、車線変更の際に万が一見落としている並走車がいると、警告のサインが点灯して教えてくれます。このブラインドスポットモニターのような先進装備にサポートしてもらうというのも死角を少なくするための解決法です。

ミラーの死角をフォローしてくれるブラインドスポットモニターも活用する。
ブラインドスポットモニターについてはこちら

こんな死角にも注意

クルマを発進させる前には、クルマの下にも何もないかを確認しましょう。猫などの動物や子供用のボールなどの遊具が、クルマの下に入っていることも考えられます。クルマに乗り込む前に一度、クルマの下をのぞき込み、安全を確認してから発進することを心がけてください。

クルマの下になにもないか
発進前に必ず目視で確認しましょう。

死角はクルマの下だけでなく、屋根の上にもあります。車高の低いクルマの場合はクルマに乗り込む際に、何気なく置いたジュース類や携帯電話。また車高の高いクルマでは洗車時などに使用した布などを置き忘れてしまう、といった経験はありませんか? 走行し始めて、屋根の上のモノが飛ぶと後続車を危険にさらしますので、発進前に確認をしましょう。

クルマの上に置きっぱなしのものはありませんか?
発進前に必ず確認しましょう。

5つのタイプ別に死角を徹底検証

5つのボディタイプの
死角を徹底比較

トヨタの技術で
死角を解決

この記事を読んだ人に読まれています

RECOMMEND おすすめ記事

INFORMATION INFORMATION

  • Active Lifestyle With TOYOTA
  • 女性のカーライフを楽しくサポート WOMEN'S LIFESTYLE With TOYOTA
  • イヌにも人にもここちよいお出かけを TOYOTA DOG サークル
  • ライフスタイルマガジン Colors