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- クルマの本当の死角徹底検証
- コンパクトカータイプの死角 スペイドで徹底検証
スペイドのようにフロントのボンネットが短く高さも高く、そしてドライバーの目線の高いハイトワゴンタイプのクルマは遠くの視界は良いですが、ボディの近くに死角があります。フロントは3m70cm、リヤは4m60cmとリヤの後方視界は良いですが、案外フロントに死角が大きいのです。発進時には、前方の死角確認をしっかりと行いましょう。
クルマの死角となる「ピラー」とは
ピラーとは天井を支えているクルマの支柱の事です。
クルマの形によって本数が異なります。
Aピラーはフロントガラスの両端にある柱です。
Bピラーはフロントシートとリヤシートの間にある柱です。
Cピラーはリヤシートの後方にある柱です。
上記のピラーの位置を踏まえて、死角検証をご覧ください。
前方死角
前方視界はドライバーの目線が高くなるため、非常に遠くまで見えます。しかしボンネットの長さは短いのですが、高さがあるため、フロントに置かれたコーンを確認するのに3m70cm以上必要です。その間にある死角にいる小さいお子さんや障害物は確認できないので、目視による確認が必要となります。
側方死角
スペイドのように車高が高く、ガラスのショルダーラインが低いと側方もかなり近くまでコーンを確認することができます。左フロントに死角はありますが、小さくなっています。
後方死角
ドライバーのアイポイントが高く、リヤガラスの見切り線が低くなっているため、リヤのコーンは4m60cm以上で確認することができます。今回テストした中では最も好成績ですが、それでも4m60cmもあります。バックして駐車する際には、注意が必要です。
ピラーによる死角
室内空間を広くするため、フロントのAピラーはかなり立っていて、その延長線上が死角となります。ピラー形状を細くするなど工夫されていますが、立っているピラーと人などは重なりやすいので注意が必要です。さらに右側はBピラー、左後方はCピラーが死角となり、こちらも延長線上だと全く見えません。やはり、左折時の巻き込みや車線変更時は目視による確認は心がけたいです。
サイドミラーの死角
スペイドのようなボディが小さいクルマでもサイドミラーの死角は存在します。ドライバーの目線が高く、ガラスエリアの大きなスペイドですが、ボディのすぐ側にはサイドミラーに映らないエリアがあります。左折時の自転車やオートバイ、駐車時や車庫入れの際の障害物があるかどうか目視による確認が必要です。