IPA(インテリジェンスパーキングアシスト)を使ったバック駐車(後退駐車)のコツ

IPA(インテリジェンスパーキングアシスト)を使ったバック駐車(後退駐車)のコツ IPA(インテリジェンスパーキングアシスト)を使ったバック駐車(後退駐車)のコツ

※掲載車両は撮影時点のものであり、
現在の販売車両とは異なる場合があります。
駐車をおこなう際に、目標駐車位置を設定するだけで、必要なハンドル操作を車両が自動でアシストしてくれるシステムが、IPA(インテリジェントパーキングアシスト)です。操作方法は機種やグレードなどで多少違いますが、後退駐車や縦列駐車などがよりスムーズで簡単にできるのが魅力です。ここでは、後退駐車の例を操作がより簡単になったS-IPA(シンプルインテリジェントパーキングアシスト)を採用するプリウスでやってみましょう。
操作ポイント (後退駐車)
  • 1 駐車スペースにゆっくり接近

    ※車両は2016年8月撮影時点のものです。
    まずは、駐車スペースにゆっくりと接近します。このとき、駐車スペースに自分のクルマをできるだけ近づけます(間隔1メートルくらいが目安)。ドライバーの目線が駐車したいスペースの真横になる位置まできたら、一旦停止します。
  • 2 S-IPAのスイッチを押す

    • ※1:IPAのスイッチ
    • 2:車庫入れ駐車
      ※上記写真は、クルマに目標駐車位置が設定された状態のものです。
    ハンドル奥のパネル右側にあるS-IPAのスイッチ(Pマーク)※1を押すと、速度計などがあるメーターパネルのディスプレイ上にS-IPAのガイド画面が表示されます。S-IPAのスイッチを押す毎に機能が切り替わりますので、ディスプレイの表示を「車庫入れ駐車」※2にします。この時、クルマが動いていたり、シフトをDまたはBにしていないと「車庫入れ駐車」が表示さないので注意して下さい。
  • 3 バックするための最適な位置までアシスト

    ※車両は2016年8月撮影時点のものです。
    クルマに目標駐車位置が設定されると、ディスプレイに「前進:開始」の表示が出ます。前方や周囲の安全を必ず目視で確認した後に、ブレーキペダルをやや緩めて前進します。するとハンドルが自動で動き、この後バックするために最適な位置へ移動するアシストをします。この時、ハンドルは安全のために必ず手を軽く添えましょう。また、速度はゆっくりと。ちなみに、S-IPAでは速度が速すぎると警告音が鳴り、アシストが中断されます。
  • 4 ハンドルが自動で動き駐車位置までアシスト

    ※車両は2016年8月撮影時点のものです。
    最適な位置まで前進したらディスプレイが「停止」の指示を出すので一旦停止。シフトポジションをR(バックギア)にして、後方や周囲の安全を確認した後に、アクセルペダルをやや緩めてゆっくりと後退します。すると、ハンドルが自動で動き、徐々にクルマを駐車スペース内に入れるアシストをします。この時も、ハンドルには軽く手を添えましょう。途中でクルマが左右どちらかに寄ったり斜めに入った場合は、ディスプレイに補正指示が出ます。指示に従って停止や前進、後退をすることで、最適な位置へ微調整することができます。最適な駐車位置になるとディスプレイに「停止して下さい」の表示が出ます。周囲を確認し、問題なければ終了です。

IPAを使った後退駐車のここがポイント

IPA(インテリジェントパーキングアシスト)は自動駐車装置ではなく、あくまで補助装置です。動いているときの速度調整や安全確認などはドライバーが行う必要があります。動かす前はもちろん、駐車中もバックミラーやドアミラー、直接の目視で周囲の安全を確認することが必要です。
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