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東京トヨペット株式会社
浅原佑磨さん
バッテリーの上がったクルマを助ける方法としてジャンピングスタートという方法があります。これはもう1台、救援するクルマを用意して、そのバッテリーの電力を使ってエンジンを掛けるという方法です。この時に必要なのがブースターケーブルです。ブースターケーブルは軽自動車から1.5L車まで、軽自動車から4WD/12Vディーゼル車用、そして軽自動車から小型トラックまで対応しているものなど様々な種類がありますので、ジャンピングスタートに使用する際には適合しているかどうか確認する必要があります。それでは、ジャンピングスタートのやり方を詳しく紹介しましょう。
整備士が教える「バッテリーのつなぎかた」
ステップ1
クルマを適切な位置に停止
クルマを適切な位置に停止
今回は、バッテリーが上がったトラブル車を左のプリウス、救援車を右のポルテと仮定します。2台のバッテリー搭載位置(エンジンルーム内かリヤのトランク内か)を確認し、ブースターケーブルが繫ぎやすい場所に救援車を止めます。その後、救援車のエンジンを停止します
ステップ2
トラブル車の+端子に接続
トラブル車の+端子に接続
用意したブースターケーブルの赤色(+接続用)を、トラブル車(プリウス)のバッテリーの+端子に繋ぎます
ステップ3
救援車の+端子に接続
救援車の+端子に接続
ステップ2で接続したブースターケーブル(赤色)の反対側を、救援車(ポルテ)のバッテリーの+端子に繫ぎます
ステップ4
救援車の-端子に接続
救援車の-端子に接続
ブースターケーブルの黒色(−接続用)を、救援車(ポルテ)のバッテリーの−端子に繋ぎます
ステップ5
トラブル車の未塗装金属部に接続
トラブル車の未塗装金属部に接続
ステップ4で接続したブースターケーブル(黒色)の反対側を、トラブル車(プリウス)の未塗装の金属部分(今回はエンジンのフレーム)に繫ぎます
(*ブースターケーブルをトラブル車のバッテリーの−端子に直接接続してしまうと、火花が飛ぶ可能性が高くなり、最悪の場合その火花にバッテリーの水素ガスが引火して爆発する可能性もあります。最後の接続は必ず、エンジン本体に接続してください。ただし、一部のハイブリッド車の場合接続方法が異なりますので、近くのトヨタの販売店に相談して下さい。)
(*ブースターケーブルをトラブル車のバッテリーの−端子に直接接続してしまうと、火花が飛ぶ可能性が高くなり、最悪の場合その火花にバッテリーの水素ガスが引火して爆発する可能性もあります。最後の接続は必ず、エンジン本体に接続してください。ただし、一部のハイブリッド車の場合接続方法が異なりますので、近くのトヨタの販売店に相談して下さい。)
ステップ6
救援車のエンジンをかける
救援車のエンジンをかける
救援車(ポルテ)のエンジンをかけます。アクセルを軽く踏み、エンジン回転数を少し上げてキープします(エンジン回転計があるクルマなら、2000回転前後が目安)。これは、救援車のバッテリーからトラブル車のバッテリーへエンジン始動に必要十分な電力を送るためです
ステップ7
トラブル車のエンジンをかける
トラブル車のエンジンをかける
トラブル車(プリウス)のエンジンをかけます。エンジンが無事に始動すれば成功です
ステップ8
適切な順番でケーブルを取り外す
適切な順番でケーブルを取り外す
ブースターケーブルを、接続したときと逆の順番で取り外します
- バッテリー作業時に鋭利な箇所の作業を行う場合等は、ご自身の手を守るため手袋の着用を推奨しております。
説明では、分かりやすいよう手袋を着用しておりません。