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- バッテリーが上がってる...!慌てる前に知っておきたいこと
- バッテリーが上がったり、寿命を迎える前兆となる危険なサインとは!?
東京トヨペット株式会社
浅原佑磨さん
エンジンが始動しにくい、エンジンを止めた時の室内灯が暗いといった症状が出た場合は、すぐにサービス工場へ行ってバッテリーの点検をしてもらいましょう。また、ハイブリッド車の場合は駆動用のバッテリーは蓄電されていても、通常の鉛バッテリーが放電してしまうとハイブリッドシステムが立ち上がらないため、走行することができなくなってしまいます。
クルマのバッテリー上がりは、車載の鉛バッテリーの電力不足(蓄電・充電量不足)によるものです。走行時間が短いにもかかわらず様々な電気機器を使用すると、バッテリーの充電が追いつかず、バッテリー上がりを引き起こしやすくなります。バッテリーが弱まってきた兆候としては、エンジンを掛ける際に警告灯などが暗かったり、エンジンのセルモーターが掛かりづらい、室内灯が暗い、停車するとヘッドライトがやや暗くなる、などが挙げられます。このような状態になったら、バッテリーの充電不足や寿命などのサインと言えますので、注意しましょう。こんな症状が出たらバッテリーはすでに悲鳴をあげている状態、一刻も早いチェックをお勧めします。
こんな症状が出たら、
バッテリーはすでに悲鳴をあげている状態。
●エンジンをかけると、キュルキュル、という弱々しい音がする(セルが回りにくい)
車載の鉛バッテリーの一番の仕事がセルモーターへの電力供給です。この際にキュルキュルと弱々しい音がしたら、バッテリーの電力不足や寿命を疑ったほうがいいでしょう。
●車内ライトが少し暗くなったりする
エンジンが掛かっているときには、オルタネーターが発電しています。にもかかわらず、車内のライトが暗くなるというのも電力が不足しているというサインです。バッテリーが劣化して十分に充電できないということが考えられます。
●パワーウィンドウ(車窓)の開閉速度が遅くなる
走行中などは出づらいですが、停車中やエンジンを止めているときにパワーウィンドウの開閉速度が遅くなったというケースもバッテリーにトラブルが出ているサインです。
●オーディオの音が割れたり、方向指示の点滅が長くなる
オーディオは電力を大量に使用しますので、電力が足りなくなり、安定して供給できなくなると音が割れたりします。