フックで苦しむ父親と
スライスが止まらない息子
(後編)
フックで苦しむ父親とスライスが止まらない息子
フックで苦しむ父親とスライスが止まらない息子
武市プロからいままで聞いたことのないアドバイスを受け
一瞬戸惑う馬場親子。
半信半疑で試してみる2人だったが
驚きの結果が待っていた!
体の正面で
インパクトすることを目指す
フックで悩む父・栄維さんとスライスで悩む息子の琉乃介くん。症状は違えど2人ともミスの原因は「振り遅れ」にあると指摘した武市プロ。
そこで父の栄維さんには、アドレスで両足のつま先を広げ、「逆ハの字」のままスウィングすることをアドバイス。
これにより下半身がフラつかず腕と体が同調して振りやすくなる。結果、体の正面でインパクトできるようになるので、ボールは真っすぐ飛ぶようになるという。
息子の琉乃介くんがスライスするのは、インパクトで手元が浮き上がることによる振り遅れが原因とみた武市プロ。それに対し、ダウンスウィングの瞬間「左手小指と薬指の2本をギュッと握る」ようにとアドバイス。
インパクトでギュッと握り込むことで、左ワキが閉まり、手元が一瞬止まり下へ抑え込められるので、ヘッドが走りスライスしなくなるというのだ。
父は足元でフックを抑え
息子は左手でスライスを止める
2人とも武市プロのアドバイスどおりに練習すると、徐々にミスがなくなっていった。
慣れるまで多少時間がかかった父の栄維さんだったが、明らかに変化していく球筋を見て「芯に当たるようになって、ミート率が上がった」と効果を実感。
一方、突如として出る大スライスで悩んでいた琉乃介くんだったが、ボールが簡単につかまるようになり「ビックリした」と素直に驚きを表していた。
フックとスライスという真逆の症状は、両者とも振り遅れて体の正面でインパクトできないことが原因だったが、それぞれに合った修正法で、瞬時に悩みを解決した武市プロ。
次回は愛知県の悩めるゴルファーのもとへ駆けつけるのであった。