ゴルフライフ with TOYOTA

アイアンの番手通りの距離が
出せない会社員
(後編)

アイアンの番手通りの距離が出せない会社員

アイアンの番手通りの距離が出せない会社員

想像していたアドバイスとはまったく違っていたため
少し心配顔になる富田さん。
しかし実践してみると一瞬で成果が表れたのだった!!


フィニッシュを小さくするほうが
飛ぶ!?

このごろ8番アイアンで150ヤードが届かなくなったことにショックを受けている富田さん。以前より飛距離が落ちたのは、インパクトで左ひじが引け、ロフトが寝てしまうことが原因でボールに力が伝えられないからだと指摘した武市プロ。

そんな富田さんにアドバイスしたのが、アドレスでの両ひじの間隔をフィニッシュまで広げず保つこと。もう1つはインパクト以降、背中を少し丸める気持ちでフィニッシュを小さくすることだった。

富田さんは、飛ばすためには、なるべく大きなスウィングをしなければならないと思っていた。ところが、武市プロのアドバイスは真逆で、両ひじの間隔を広げずさらにフィニッシュを小さくするというものだった。そのため、最初は半信半疑だったが思い切って試してみると、今までスライス系のボールだったのがいきなりフック系の強い球筋に変化。距離も明らかに伸びたのだった。


手元が体の正面から離れないと
ヘッドは走る

あきらかに距離が伸び、球筋も弱々しいスライスからストレート系に近く変化した富田さん。
「インパクトの感触がいままでとは大違い。ボールを押し潰している感じが実感できる」と驚きの表情を見せた。

両ひじの間隔を保ちながら打つと手元とクラブが体の正面から外れにくく、振り遅れによる左ひじの抜けが防止できる。これだけでも十分効果はあるが、さらにフィニッシュを小さくすると手元がより体の近くを通るため、ヘッドが走りやすくなる。これにより、自然とフェースが返りロフト通りの距離が出せるようになるのだ。

距離を出すために力いっぱい振っていたことが、逆に距離を落とす原因になっていたことを知った富田さん。今回も武市プロのアドバイスでひとりの悩めるゴルファーが救われた。


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