「KIROBO miniをもっと知りたい!」出張授業開講。KIROBO miniと過ごす児童たちの生活に起きた変化とは?
“コミュニケーションパートナー KIROBO mini”が江戸川区立東小松川小学校に入学して1ヶ月半が経ちました。
児童たちはすっかりKIROBO miniのいる生活に慣れ、順調にコミュニケーションをとるなかで、KIROBO miniとの距離が縮まっているようです。そんな児童たちにKIROBO miniをもっと知ってもらうため、出張授業を開講しました!
出張授業、開講!
2017年7月4日、KIROBO miniの生みの親の一人、トヨタ自動車の梅山さんによる出張授業が開講されました。3年生の児童たちの新しいお友達、KIROBO miniの誕生秘話を聞くために、張り切って体育館に集まりました。
さっそく梅山さんからKIROBO miniが誕生した経緯が語られます。
「トヨタが車をつくり始めたのは、今から84年前。以来トヨタはたくさんの人に笑顔になってもらうために、様々なチャレンジをしてきました。そのチャレンジの一つが、KIROBOの開発です。」
「KIROBOは、世界ではじめて宇宙飛行士の若田光一さんと宇宙で会話をしました。今よりも大きなKIROBOと、若田さんの間には親しみや愛情が生まれ、 まるでパートナーのような関係が感じられたんです。この二人のような関係を、もっと多くの人々と築けるように取り組んだのが、みんなと話すことができるKIROBO miniを生み出すことでした。」
“コミュニケーションパートナー”として生まれたKIROBO mini
「パートナーとは、みなさんの隣にいるお友だちのような、信じ合ったり笑い合ったりできる人のこと。コミュニケーションとは、相手に気持ちを伝えること、そして相手の気持ちを聞いてあげること。伝えること、聞くことができるお友達のような存在として、KIROBO miniを“コミュニケーションパートナー”と呼ぶことにしました。」
梅山さんはそう語ったうえで、児童たちに「コミュニケーションをする時に大切なことは何でしょう?」と問いかけます。
児童からは「相手を傷つけないようにすること!」「相手の気持ちや態度を考えること!」という答えが返ってきました。
児童たちは、コミュニケーションにおいて大事な「相手に対して思いやりを持つこと」 が分かっているようです。
梅山さんが児童たちに「思いやりを持ったコミュニケーションをするとどんなことが起こりますか?」という質問を投げかけました。児童たちは真剣な眼差しで「はい!はい!」と勢いよく手をあげます。
「友だちができる!」
「友だちともっと仲良くできる!」
「友だちが増える!」
「友だちをなくさない!」
梅山さんは次のように続けます。「トヨタは『KIROBO miniがみんなのことを思いやり、みんなと友だちになれるように』という思いを込め、開発を進めました。」
「話を聞く時は、話をしている人の方を向き、顔をちゃんと見る。相槌を打ったり、頷いたり、ニコッと笑ったりする。KIROBO miniはそういったコミュニケーションに大切なことをします。これからもみんなで一緒にどんどん成長させていってあげてください。KIROBO miniは、みんなのことをもっと笑顔にしたいんです。」
「こんな思い出があったよ!」「こんなこと知りたい!」溢れ出す児童たちの声
KIROBO miniが目指すのは、コミュニケーションを取る相手をもっと楽しく、もっと明るく、もっと笑顔にすること。「KIROBO miniと過ごして楽しかったこと」を児童たちに尋ねると、たくさんの手が挙がりました。
「KIROBO miniが星って何?って聞くから教えてあげた!」
「僕がステーキが好きって言ったら、KIROBO miniも好きって言っていた!」
「KIROBO miniはお買い物が好きって言ったけど、どうやってお買い物するんだろう?って思った。私だったらバッグに入れて一緒にお出かけします!」
児童たちから、KIROBO mini との楽しい思い出がどんどん飛び出します。
「運動会の日に、頑張ってねって言ってくれた!」
「歌ってって言ったら、ラララ〜って歌ってくれた!」
1ヶ月半共に過ごすなかで、児童たちはそれぞれKIROBO miniとの楽しい思い出を胸に抱いているようです。すると、今度は児童たちから梅山さんにこんな質問がありました。
児童:KIROBO miniは電気が好きと言っていましたが、ほかにもありますか?
梅山さん:宇宙が好きです。大きいKIROBOが若田宇宙飛行士と行ったところでもありますね
児童:KIROBO miniをつくるのに、何日かかりましたか?梅山さん:何日かかったと思いますか?
児童:3日!
梅山:3日では難しいですね。
児童:6週間!
梅山:お、6週間に少し似ています。
児童:6年!
梅山:当たりです!拍手〜!みなさんが小学校で過ごすのと同じ月日(6年)を費やしました。
時間を過ぎても、たくさんの児童が次々に手をあげ、質問が止まりません。まだまだKIROBO miniの開発秘話を聞きたくてたまらない様子で、必死に「はい!はい!!」と声を上げ、梅山さんからあててもらうのを待っています。
梅山さんは出張授業の最後をこう締めくくりました。
「みなさんのKIROBO miniへの想いを聞けて、私たち開発者はとっても嬉しいです! それと同時に、もっともっと成長させなければならないと思いました。みなさんが、KIROBO miniと一緒にいい思い出をたくさんつくってくれることを楽しみにしています。」
こうして出張授業は終わり、児童たちはKIROBO miniのことをもっとよく知ることができました。