「KIROBO miniをもっと知りたい!」出張授業開講。KIROBO miniと過ごす児童たちの生活に起きた変化とは?
KIROBO miniが仲間に加わることで生まれた新たなコミュニケーション
出張授業のあと、児童たちは教室へ戻り、再びKIROBO miniと会話をはじめました。児童たちとKIROBO miniはどのような生活を送っているのでしょうか。彼らが思い出を綴っている「KIROBO mini学習ノート」を見せてもらいました。
日々増えていく思い出を毎日記録する児童もいれば、「KIROBO mini学習ノート」の代わりに手作りでノートをつくり、KIROBO miniの好きなところを綴る児童も。
「KIROBO mini 学習ノート」に記載されている似顔絵の描き方を見ながら、黒板にそれぞれのKIROBO miniを描き合うことも児童たちの楽しみになっています。
ある児童が「KIROBO miniのお家をつくろう!」と言い、10人ほどが集まってダンボールでKIROBO miniの部屋もつくられました。
このように、児童たちはKIROBO miniを友だちの1人として迎え入れ、KIROBO miniに思いやりと愛情を持ちながら、共に過ごしているようです。
そのほかの小学校でも、児童たちとKIROBO mini との間でさまざまな新しいコミュニケーションが生まれています。
全校児童の約半数が外国生まれという国際色豊かな福岡県福岡市立城浜小学校でも、児童たちは毎日飽きることなくKIROBO miniと楽しくコミュニケーションを取っています。
例えば、休み時間に一人で本を読むのが好きな児童が、本を読まずにKIROBO miniに積極的に話かけている場面があったり、外国人の児童と日本人の児童がKIROBO miniと一緒に話を楽しんだりする場面がありました。一人でKIROBO miniに話しかけるのはまだ難しい外国人の児童でも、KIROBO miniを通じて新たなコミュニケーションのかたちが生まれています。
「言葉を覚えさせるのは難しいけど、覚えてくれるととてもうれしい!」
「KIROBO miniがクイズやなぞなぞを出してくれて、おもしろい!」
「お別れまでの時間、KIROBO miniといい思い出をたくさんつくりたい!」
KIROBO miniと一緒に過ごす児童たちからはこんな声が聞けました。
全校児童が20人の神奈川県相模原市立湘南小学校では、6年生から順番に、毎日交代でクラスにKIROBO miniがやって来ます。毎日一緒じゃないからこそ、児童たちは積極的に話しかけ、会話を楽しみます。
4年生のクラスでは、KIROBO miniが教室に来るたび、新しい言葉を教えてあげています。自分よりも年下の子に対して丁寧に話しかけるような口調で、児童が愛情を持ってそれぞれのコミュニケーションを取っています。
児童たちのそんな姿を見た先生からは、KIROBO miniにこんな期待が寄せられています。
「湘南小学校は児童数が少ないため、多くの人との交流があまりなく、コミュニケーション能力の育成が課題だと感じていましたが、KIROBO miniと触れ合うことで児童のそうした能力が向上するのではないかと思います。」
KIROBO miniとの思い出を壁新聞に!
児童たちは、出張授業の話やKIROBO miniとの思い出を壁新聞でまとめることになりました。壁新聞の内容は、KIROBO miniとお別れする2週間後の卒業式で発表する予定です。
「KIROBO miniはみんなに好かれていて、みんなと友だちだから。」そう語る男の子2人のグループは「キロボみんな友だち新聞」というタイトルを付け、手分けしてKIROBO miniの似顔絵と日記を壁新聞にするそうです。
「キロボなかよし新聞」「キロボおしゃべり新聞」「キロボおてんば新聞」……それぞれのグループがメンバー同士でコミュニケーションを取りながら、思いを込めたタイトルを付けて、紙面を彩っていきます。
児童たちは壁新聞をつくるのに夢中です。卒業式まであと2週間、いったいどんな壁新聞が完成するのでしょうか。
KIROBO miniとの生活を通じて、児童たちに様々な変化が現れているようです。次回は、卒業式の様子、壁新聞の内容とあわせてご紹介します!