ここではエンジンの種類別にクルマを整理します。最近増えてきたハイブリッド車はガソリンエンジンと電気で駆動するモーターをあわせもちます。また従来からあるガソリンでエンジンを動かすガソリン車、そして軽油でエンジンを動かすディーゼル車の3種類に大別されます。
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ハイブリッド車の特徴
- 圧倒的な低燃費
- モーターによるシームレスな発進
- 静かで排ガスの少ない走行
- ガソリン車に比べ車両本体価格が高い
- エコカー減税の減税率がよい
(税制の優遇額が高い)
こんな人にはハイブリッド車がオススメ!
- 年間の走行距離が長い方
- 市街地を走る機会が多い方
- 年間のガソリン代を抑えたい方
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ガソリン車の特徴
- ハイブリッド車に比べて車両本体価格が安い
- 90年代末より燃費の向上したエンジンが登場
- 高回転域でのスポーティーな走行が得意
- エンジン音がより楽しめる
- 排気量が選べる
こんな人にはガソリン車がオススメ!
- 安くクルマを購入したい方
- 年間の走行距離が比較的短い方
- スポーティーな走行を求める方
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トヨタのガソリン車はここからCheck!
ガソリン車種一覧
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ディーゼル車の特徴
- 軽油のため燃料代が安い
- ガソリン車よりも燃費に優れる
- 低回転域からの加速がよいため高速道路での走行もラク
- 高機能・高性能なエンジンの登場で従来の「振動」「騒音」問題が解消
- エコカー減税の減税率がよい
- ガソリン車よりも車両本体価格が高い
こんな人にはディーゼル車がオススメ!
- 年間の走行距離が長い方
- 年間のガソリン代を抑えたい方
- 高速道路を走る機会が多い方
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FCV(燃料電池自動車)
水素のエネルギーを利用したクルマです。水素と酸素を科学反応させて電気を生み出し搭載した「燃料電池」に蓄えます。
その電池によりモーターをまわし、クルマが走行します。水素は環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができます。トヨタのFCV「MIRAI」はここからCheck!
MIRAIの最新情報はこちら
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PHV(プラグインハイブリッド車)
ハイブリッド車と電気自動車を融合し進化させたクルマです。専用のスタンドを設置すれば、家庭でも簡単に充電ができます。
日常使いにおける近場での走行はEVモード=電気だけで走行でき、レジャー時など遠出の際は電池を使い切ってもそのままハイブリッド車として走行できるので、電池切れの心配がありません。電気でもガソリンでも走ります。
トヨタのPHV「プリウスPHV」はここからCheck!プリウスPHVの最新情報はこちら
世界各地でCO2排出規制などの厳しさが増し、近い将来におけるクルマの電動化が目標として掲げられています。しかし、現在はまだクルマに給電できる場所が少ないなど解消しなければならない課題も多く、私個人としては、ガソリンエンジンとモーターを組み合せたハイブリッド車やさらに外部電源による充電が可能なPHVが現実的な面でより普及していくと思っています。
ハイブリッド車やPHV車はドライバーの走り方によって、燃費が向上していくのが面白いですね。エコ運転の評価モニターなどがついているので、ゲーム感覚で楽しく走れます。一方で従来からのガソリン車は自分が働きかければ働きかけるほど、つまりアクセルを踏み込むほどにエンジンが素直に反応してくれるので、スポーティーな走行が体感できます。またディーゼル車のエンジンは近年高機能・高性能化が進み、従来のディーゼルエンジンが得意としていた低回転域からの加速性を維持しつつ、高回転域でもガソリンエンジンのように気持ちのよい加速が楽しめるタイプも増えてきています。