STEP02
実際の試乗、
プロはここを見る!
プリウス S〝ツーリングセレクション″(2WD・5人乗り)
ボディカラー:エモーショナルレッド
掲載車両は2017年9月時点のものであり、
現在の販売車両とは異なる場合があります。
試乗のコースは販売店ごとに10〜15分程度のコースが決められていることが多いです。
その中で最大限の情報を得るにはどんな点に注目すればよいのか、そのポイントをプロのドライバーに聞きました。
プロドライバー / インストラクター
渡辺忠司 氏
我々プロのドライバーも新しいクルマに乗るときにはワクワクしますし、緊張もします。そんな中でもこのポイントは押さえておこうという項目をご紹介します。
CHECK01
操作系の
フィーリングをチェック
ハンドルやアクセル、ブレーキのフィーリングを確認します。とくにハンドルは切り始めたらクルマがどのように曲がるかを確認してください。横に大きくかたむくのか、すぐに曲がり始めるのかがポイントです。アクセルのレスポンスも自分に合うかどうかチェックします。加速感やブレーキタッチも同様に確認します。
ハンドルを切った際、切った分だけ曲がるのか、曲がりすぎていないかなどもチェックしてみましょう。切った分だけ曲がった方が運転がラクです。
CHECK02
エンジンの
性能をチェック
事前に販売店の担当者にコースの概要を聞き、どこで、どんなポイントをチェックしたらよいのかを聞いてから試乗に出掛けましょう。信号待ち等でエンジンがストップ(アイドリングストップ)した際は、走りだしのエンジン始動の滑らかさを確認してみてください。また狭い路地などを走る際は、低速域あるいは停止状態からのアクセル操作が多くなります。そうした場面では、エンジンやモーターの駆動によるタイヤを1回転させる力(=トルク*)の大きさをチェックしましょう。アクセルを軽く踏む程度で直ぐに走り出すのは、エンジンやモーターの性能がよくトルクが大きいということです。
トルクを分かりやすく表現するための記述であり、必ずしもトルクそのもの自体を表しているわけではありません。
CHECK02
エンジンの
性能をチェック
試乗コースによっては、上り坂や長い直線など、アクセルを踏み込み、エンジンの吹け上がりを試せる箇所があることも多いです。逆にエンジンの回転数が少ないのに、素直に坂道を上るクルマは燃費が比較的よいといえます。
事前に販売店の担当者にコースの概要を聞き、どこで、どんなポイントをチェックしたら良いのかを聞いてから試乗に出掛けましょう。信号待ち等でエンジンがストップ(アイドリングストップ)した際は、走りだしのエンジン始動の滑らかさを確認してみてください。また狭い路地などを走る際は、低速域あるいは停止状態からのアクセル操作が多くなります。そうした場面では、エンジンやモーターの駆動によるタイヤを1回転させる力(=トルク*)の大きさをチェックしましょう。アクセルを軽く踏む程度で直ぐに走り出すのは、エンジンやモーターの性能がよくトルクが大きいということです。
トルクを分かりやすく表現するための記述であり、必ずしもトルクそのもの自体を表しているわけではありません。
CHECK03 静粛性を確かめる
静粛性の高いクルマは一般的に長い時間運転していても集中力が続き、疲れにくいといわれています。ボディ剛性の高いクルマ造りをしているものは密閉性がよく、静粛性に優れます。エンジン音や、クルマが走行すると発生する風切り音・ロードノイズを確認しましょう。
※ TNGAを採用した車種の場合、それがどういう点に活かされているのか、販売店のスタッフから話を聞いた上で試乗をすると他の車との違いを感じとれることも多くなります。
※ Toyota New Global Architecture
CHECK04
収束性(衝撃や揺れの収まり)の
よさを確認
試乗コースを走る前に、悪い路面での足回り性能を確かめられる場所があるかどうか販売店のスタッフに聞くのも有効です。
CHECK04
収束性(衝撃や揺れの収まり)の
よさを確認
収束性とは凸凹の悪い路面で、クルマに突き上げなどがあった際など、その揺れをどれだけ足回りで吸収しドライバーにショックを与えないかの目安となるものです。一旦上下に揺れてから、その揺れが収まりもとの状態に戻るのが早いほど、衝撃を和らげる足回りの機能がよい、乗り心地のよいクルマということになります。
プリウスなどのリヤに採用されている「ダブルウィッシュボーン式」のサスペンション。やわらかなバネが衝撃をしっかり吸収してくれるため質感に優れた、心地よい乗り味を実現します。
試乗コースを走る前に、悪い路面での足回り性能を確かめられる場所があるかどうか販売店のスタッフに聞くのも有効です。
CHECK05
見切りのよさや
取り回しのよさも確認
狭い道や自宅の駐車場の出し入れも想定して、四方に注意を払ってみましょう。運転席からの前後左右の見切りのよさや、ハンドルを切った際の取り回しのよさも確認します。
ミニバンですと3列目シートを跳ね上げたときに後方視界が確保されているかをチェックします。
CHECK06
自宅の駐車場を
想像してみる
駐車の際の安全装備も聞いてみましょう。踏み間違い時サポートブレーキ(インテリジェントクリアランスソナー)など最新の安全装備がどんなときに作動するかも知っておくと後々の安心につながります。
CHECK06
自宅の駐車場を
想像してみる
駐車場が狭い、家の前の道が狭いという人は、その状況を販売店のスタッフに伝えて、駐車のシミュレーションをしてもらうのも重要です。自宅が近い場合思い切って自宅の駐車場まで試乗させてもらえるようお願いしてもよいでしょう。また、バックモニターなどのオプションが付いた試乗車ならば、その使い心地も確かめてみましょう。
駐車の際の安全装備も聞いてみましょう。踏み間違い時サポートブレーキ(インテリジェントクリアランスソナー)など最新の安全装備がどんなときに作動するかも知っておくと後々の安心につながります。
車型別 試乗のチェックポイント
CHECK POINT OF TEST DRIVE BY MODEL
基本のチェックポイントを押さえたところで、クルマのタイプの違いによるポイントをこちらでは見ていきます。
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セダンタイプ
3BOXタイプのものや、今回の試乗車であるプリウスなどTNGAによるボディ剛性の高いクルマは静粛性が高いので、そのレベルを体感します。乗り心地のよい車種が多いので、試乗中もその点に意識をもっていくといいでしょう。
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コンパクトタイプ
基本的に車重が軽く、運動性能が高いので取り回しやすく、制動性も高いです。前輪駆動タイプの車種が主流で、ブレーキを少し踏んでからハンドルを切るとよく曲がりますので、その辺りも確かめてみましょう。
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ミニバンタイプ
低床設計のトヨタのミニバンは、結果的に低重心となり走行時の安定感があります。横の揺れがすくないので、運転しやすいです。背が高いクルマであっても、アイポイントが高いと視界が広くみえるので、運転がしやすく女性にもおすすめです。
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SUVタイプ
SUVは背が高く死角が少ないのが特徴です。展示車に乗った際でも、ドライビングポジションからの目線や死角を気にしてみましょう。 またアウトドア等で使用する場合は、足回りの収束性(衝撃や揺れの収まり)も気にしてみて下さい。
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