自分と戦う毎日。
-
歳誰かへの競争意識はない。
自分と戦う毎日。宇野昌磨フィギュアスケーター/トヨタ自動車 -
歳今経験したものがすべて
将来の顔になる。中条あやみ女優 -
歳飛び込んで
努力し続ければ、
なるようになる。佐藤マクニッシュ怜子ファッションブランドCEO兼デザイナー・モデル -
歳技術の進化とともに、
自分もアップデート
していきたい。林田康佑カローラ スポーツ 車両試験 -
歳僕らの世代は、
今の時代のど真ん中。伊東大輝プロウインドサーファー -
歳同世代には、
面白いやつが
いっぱいいる。菅田将暉俳優・歌手 -
歳自分で行きたいところに
自分の足で行こう。徳田耕太郎フリースタイルフットボーラー -
歳無駄なく、要領よく、
シンプルに生きたい。菊乃ファッションデザイナー -
歳自分が死んだ後まで、
残るものをつくる。倉田洸佑フォトグラファー -
歳身の丈よりも
ちょっと良いモノを選ぶと、
自分が成長できる。小塚崇彦フィギュアスケーター/
トヨタ自動車 -
歳好きなことを仕事に。長谷川あやライター・トラベラー
-
歳強い信念でやり遂げる
32歳の世代。菊地太朗カローラ スポーツ
マーケティング プロモーション -
歳どうせやるなら、
爪痕を残す仕事。川那辺翔カローラ スポーツ ボディ設計 -
歳一番大事なのは、
自分の感情。Sahoヨガ講師 -
歳一生、途上。小野友樹声優
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歳「自分が良いと思うこと」
を追求する。伊与部圭史カローラ スポーツ カラーデザイナー -
歳ワンサイクルまわって
新たな一歩を
踏み出せるか。風間雄亮カローラ スポーツ
プロジェクトマネージャー -
歳20代後半から、
新しい世界へ。越井隆イラストレーター -
歳幅を広げるより、
深く掘る。内沼晋太郎ブック・コーディネーター -
歳また新しいことを
始めてみよう。劔樹人ミュージシャン・漫画家
21歳のベーシック。
自分と戦う毎日。
——宇野さんは、今年度21歳になる年にして、フィギュアスケートのトップを走っています。宇野さんにとって、フィギュアスケートはどんな競技ですか?
宇野:フィギュアスケートは、たった4分という競技時間の中で、いかに「たくさんの自分」と「たくさんの気持ち」をコントロールして、良い方向に持っていくかが勝負。自分と戦うスポーツだと思います。
だから、特定の選手への競争意識などはありません。今は皆、高度なジャンプが飛べるので、(自分をコントロールして)成功させた人が試合に勝ちます。相手と競うというより、自分と競い、自分が失敗しなければ結果はついてきます。
だから「どうやったらスケートがうまくなるか」それだけを何年も意識してきました。365日、試合の時以外は、ここ(中京大学のスケートリンク)に通っています。起きて、練習、練習、練習、…。ずっと練習しています。
——日本最高峰の選手は、めちゃくちゃストイックなんですね。
宇野:いえ、そんなにストイックではないです。「自分がやるべきことをやっている」だけなので。(人生で)一番優先度が高いのはスケートで、スケートの調子が悪いと私生活でも気持ちが落ちてしまいます。
僕はフィギュアスケートを、自分から手放せると考えたことが一回もなくて。やめたいと思ったこともないですし、フィギュアスケート以外の選択肢が頭に浮かんだこともありません。というか、他に挑戦してみたいことがないんです。……あ、ゲームもありますね(笑)。おそらく、スケートとゲームの2つだけでこれからもやっていくと思います(笑)。
——ゲーム好きなんですね(笑)。とはいえ、今の考えを聞くと、やはりすごくストイックだと感じます。スケートの衣装や演目も、こだわりを追求して選んでいるのでしょうか?
宇野:スケートの衣装は、演目に合わせて選んでもらったものを着ます。「動きにくいのは嫌」ということ以外、なんでも大丈夫です。曲も選んだことがありません。
但し先日は「違う自分を見つけられたら」という思いで、今までとは違う振付師にお願いして、ワイルドにイメージチェンジしたエキシビジョンナンバーを滑りました。
——曲も衣装も選ばないのは、意外なエピソードですね。
宇野:私服もあまり自分で決めないので、あるものを適当に取って着ます。なんでもいいやって(笑)。
そんな風に僕が無頓着な人間なので、周囲に負担をかけてしまっていると思いますが、周りにいる人たちが信頼できる方ばかりなので、気が逸れることなく、スケートに集中できているのかなって思います。
最近改めて思ったのは、母のサポートのありがたみです。クルマで往復2時間の送迎を毎日…。それに加えて、早朝や夜遅くに家事までして、母はすごく大変だと思います。父にもとても感謝しています。僕がトップで戦えるようになるまでの金銭的負担は大きかったはず。そしてフィギュアスケートの先生も、先生ではなくて家族かのようなくらい僕を大切にしてくれています。本当に、僕を大切にしてくれる人ばかりです。
——話を聞いている私の方が感動してしまいそうです。周りの人でいえば、大学の友人や競技選手とはどのように過ごしていますか?
宇野:週1の練習がオフの日には、同い年の友達とご飯を食べに行くこともあります。中京大学の同級生に、よく運転してもらいます。ドライブでは、車内で雑談したり、歌ったり。友達と一緒にいると、自然と笑顔になって楽しいですね。
あと、小さい時からお世話になっている先輩選手との関わりが多いので、強化練習などで先輩と一緒だと自然とテンションが上がります。刺激を受けていつも以上に良い練習ができます。先輩たちとこんなに仲が良い関係を築けて、すごく環境がいいなと思います。
カローラとともに、僕ももっと進化していきたい。
——宇野さんの生活のなかでの、クルマについて教えてください。
宇野:スケートをずっと続けてきた僕にとって、実はクルマは、通学・遠征で、年間365日ほぼ毎日乗ってきました。トヨタ自動車に所属していることも含めて、改めてクルマとの強い関係性を感じています。
そして、スケートの技の進化がそうであるように、カローラ スポーツのコネクティッド機能(24時間オペレーターサービス)など、興味深い機能を通して、クルマもスケート同様進化し続けていることに気づきました。新型カローラ スポーツとともに、僕ももっともっと進化していけるように頑張ります。
宇野昌磨さんのインタビューを通じて見えてきた「21歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
——中条あやみさんは今年度22歳になる年齢ですね。女優として仕事をする中で、どんなことを思っていますか?
中条:私が大切にしている言葉で「今ここで経験したものが全て、30歳の顔になる」という言葉があります。いざ30歳になった時に、それまでの良い経験が自然に出ているような人でいたいと昔からずっと思っています。なので、演技の仕事をしていく中で、良いものやあたたかくて優しいものをたくさん吸収していきたいです。いつかは海外で演技のお仕事をしてみたいという夢があって、その夢に向かって日々いろいろな体験をしていきたいです。
——22歳のときから、30歳という将来を見据えているんですね。演技の現場でも同い年の方はいらっしゃいますか?
中条:現場では同世代が多いです。21~22歳の世代は、自分の世界観を持っていて「私はこういう人」という自己主張ができる人が多い気がします。同世代から良い刺激をもらいますね。私は負けず嫌いなところがあるので「頑張らないと、置いていかれる!」とやる気が出るんです。
でも、自分に自信がもてないときもあるので、ちゃんと自分のことを知って、もっと「自分らしさ」を出していけたらいいなと思います。今21歳で、22歳になる年。大人になったばかりの年齢なので、悩んだり模索したり不安になったりすることもありますが、新しいことにチャレンジして、自分の好きなことに貪欲になって、自分でチャンスをつかんで前に進んでいきたいです。
——悩むことがあっても進んでいく。そんな中条さんにフレッシュな力強さを感じます。悩んだときはどうやって解決するのでしょうか?
中条:迷うことがあるときは、1人の時間を持つことで、本当の自分の気持ちを確認しています。クルマに乗る時間は、自分を見つめ直す良い時間になると思います。
私はアクティブなことや自然と触れ合うことが好きなので、カローラ スポーツで山や温泉や海にドライブで遠出してみたいです。その時に、オペレーターさんに助けてもらいたいです。渋滞は避けたいし、お店や駐車場がいっぱいあって迷いそうなので。ナビって、住所の入力が結構大変なイメージでしたが、オペレーターサービスならすぐに調べてもらえたのですごく便利! (対応が)24時間というのもすごいですよね!私のようにまだ免許を取ったばかりでクルマの運転や操作に慣れていない方にも優しい機能だと思いました。
——中条さんの人生に、カローラ スポーツが役立ちそうで嬉しいです(笑)。自分の生活を充実させるためのモノ選びなんですね。
中条:クルマに限らず、モノを選ぶときは「長く使える」ことを一番のポイントにしています。昔は一目惚れもありましたが、今は良いものをずっと使いたいという気持ちが強いです。最近は家具を集めるのが好きなので、長く使えそうな座り心地の良い椅子を新しく買いました。外に出るのも結構好きですが、家にいる時はゆっくりするのが好きですね。
——「長く使える良いモノ」の観点で、カローラ スポーツはいかがでしたか?
中条:カローラ スポーツは、車体の低さやスポーティーなデザインが近未来的ですごくかっこいいと思いました。座り心地も本当に包み込まれるようにフィットして、撮影の間も全然疲れなかったです。デザインのシンプルさ、運転しやすさ、景色の見やすさ、ナビなどの機能の使いやすさなどが、私にもちょうどいいクルマだと思いました。長く使えば使うほど愛着がわきそうですね。
中条あやみさんのインタビューを通じて見えてきた「22歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
23歳のベーシック。
なるようになる。
——佐藤さんは大学一年生のときからモデルをされているのですね。ファッションブランドを立ち上げたきっかけはなんですか?
佐藤:海外に住んでいるとき、友だちに日本の洋服が欲しいと言われることが多かったんですけど、「日本の洋服って何かな?」って思ったのがきっかけです。原宿に行っても渋谷に行っても、Forever21とかZARAとか全部海外のブランドだから…。「日本らしいブランドってないじゃん!」と感じ、ファッションブランド「AMATERAS」を始めました。
CEO兼デザイナーとして、和柄をモダンにデザインをするところから、服のパターンづくり、工場での生産管理、SNSでの情報発信、お金の管理、営業…、全部やっています。
最初は、どうやって服ができて、売るのか、何もわからなくて。(立ち上げた当時)22歳の女の子だから相手になめてかかられることもありました。いろんな人に出会って話を聞いて勉強してここまで頑張れて、親身になって助け続けてくれる人のありがたみがわかりました。
ファン一人一人のおかげでブランドが続いていると本当に思います。「常に感謝の気持ちを持つこと」を忘れないようにしたいですね。
——22歳から23歳の間に、全くわからない世界に飛び込んで、ブランドを立ち上げきった行動力、すごいですね。
佐藤:飛び込んで努力し続ければ、なるようになるっていう原体験があるんです。私は16歳の高校二年生の時に日本に帰国したんですが、物凄い反抗期だったのと当時の家庭環境とで「もうカナダにいるのは無理!」ってなって……。日本で転入できる高校を探して、日本の親友に「しばらく泊めて」と連絡して、ある日の夜中に航空券を予約して親に黙って日本に来ました(笑)。日本に着いたその日からバイトを2個掛け持ちして、バイト先でモデルにスカウトされて、結果そのまま自分の稼ぎで日本に住み続けています。それがすべてのきっかけ。自分勝手な行動だったかもしれないけど、努力をし続けたら、できるんです。
——映画になりそうな話ですね!そんな佐藤さんがこれからチャレンジしたいことは?
佐藤:ブランドとしては「和」を発信したいという気持ちから始まったものなので、最終的には海外に展開していきたいです。私個人としては、モデルとブランドの二本柱で「自分のできるところまでやる」と心に決めています。その二つの軸をとにかく頑張り続けたら、それに私の成長がついてくるのかな。
——周りからいい意味で影響を受けたりすることはありますか?
佐藤:いっぱいあります。年齢が一緒で同じような気持ちで頑張っている人は、ライバルでも同期でもなく、「同士」。ビデオグラファーの友人はモデルで私を使ってくれるし、私もモデルを探しているときは彼に頼んで探してもらいます。こんな風にお互い協力しあっていけるのが、今の世代ならではのやり方なのかなって思います。
ソーシャルメディアができて、自分のタレント性を売りに仕事がしやすくなった時代だから、私の周りは自分の好きなことを仕事にしている人が多いですね。あと、みんなSNS投稿ってイイところしか載せないじゃないですか(笑)。でもそれを見ると、いい意味で私も頑張ろうって思える。みんなの活躍に背中を押されます。
——カローラ スポーツに試乗していただいていかがでしたか?
佐藤:スポーツ感のある内装がすごくかっこよかったです!シートの赤と黒の色合いもオシャレで。あと、「スポーツモード」を選べるのは初めてみました!スポーツ系、好きなんですよね。
カナダに住んでいたとき、16歳で免許を取ってよく運転していました。アメリカを10日間かけて横断したこともあるんですよ(笑)。そのときのクルマと比べると、カローラ スポーツは走りが滑らかで軽やか。むしろスムーズすぎてびっくり! 最近は、仕事で国内のいろんなところに行く機会が多くなったので、こんなクルマがあったらどんなに楽かと思いますね。
佐藤マクニッシュ怜子さんのインタビューを通じて見えてきた「23歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
24歳のベーシック。
自分もアップデート
していきたい。
——林田さんは、どのように今回のカローラ スポーツに関わったのでしょうか?
林田:官能調査を担当しました。官能調査というのは、実際に見て、触って、乗って、不具合や改善点をお客様目線で調査・評価するものです。車両全体で約2,400もの評価項目があります。まずは安全性の確保が最優先。怪我や事故につながる危険性のある部分は重点的にチェックします。
また、官能調査の大前提は「お客様目線」です。例えば、海外のある習慣では、車内を水で洗車するなど、作り手側が予想もしていない使い方をされる方もいらっしゃいます。そういったことも含めて、お客様目線であらゆる使い方を事前に想定して評価するように努めています。
——カローラ スポーツ全体を評価されたということですが、評価をした上で一番のオススメポイントはどこでしょうか?
林田:安全性は大前提として、性能面では「乗り心地と走る力強さ」です。ハンドルを切った時に思い通りにクルマが動く感覚や、アクセルを踏んだ時の力強い加速など、より運転が楽しくなるように、という部分はこだわりを持って評価し作りこんできました。
乗り心地においては、凹凸や段差のある路面を走行し、車両の動きや路面からのショックを評価しながら最適な乗り心地となるようにチューニングし、性能を向上させています。
さらに「見た目」も今回から車高が下がってボディもワイドになり、外観のスポーティな印象がグンと向上しました。
——カローラ スポーツを、どんな人に乗ってほしい・選んでほしいですか?
林田:僕は今24歳ですが、この世代はSNSの利用が活発なせいか、流行や新しいものにすごく敏感に反応する世代だと思います。
今回のカローラ スポーツは、乗り心地もデザインも今までとまったく違う新しいカローラ。新しいものが好きな同世代にマッチすると思います。同世代には「クルマはいらない」という人も多いですが、まずはぜひ乗って試してほしいですね。運転していて楽しいクルマです。
——そんな同世代から、刺激を受けることはありますか?
林田:はい、同期が頑張っている姿を見たり聞いたりして、日々刺激を受けています。僕も、何でもまずはやってみる、チャレンジする姿勢は大事にしたい。若いうちに視野を広げ、新たな経験を得て、自分の成長につなげられればいいなと思っています。
官能調査の仕事も、今、内容が変わっている段階なんです。例えば自動ブレーキなどは、少し前に登場したのに、今ではかなり普及してきましたよね。また人間の感覚では見れない部分の評価用の計測器も、どんどん新しくなっていっているんです。そういった部分もしっかり勉強して、技術やクルマの進化と一緒に、自分もアップデートしていけたらと思っています。
林田康佑さんのインタビューを通じて見えてきた「24歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
25歳のベーシック。
——伊東さんは今年度25歳になる年齢ですね。プロウィンドサーファーとして、日々どんなことを思っていますか?
伊東:僕はプロウィンドサーファーなので、軸となるのは海。ただし、プロであっても海だけで稼いで食べていける世界ではないのが現状。なので自分がマリンスポーツの第一人者となり、マリンスポーツ全体の認知度を上げて、みんながマリンスポーツで夢を見られるような世界をつくりたい。これが一番の指針です。
僕は高校生のときに大学の全日本選手権に出場し優勝して、スポーツ推薦で大学に入学。そしてオリンピック強化選手に選ばれました。そこで、オリンピックでメダルを取る目標もありましたが、マリンスポーツ業界の発展や露出はプロの世界でこそ実現できるのではないかと考え、20歳でプロに転向しました。ちょうどそのタイミングで有名恋愛リアリティ番組に出演し、これまで興味の無かった人たちにウィンドサーフィンの名前を知ってもらえた。また、知らなかった世界に飛び込んだことで、新しい出会いや業界発展につながる仕事も増え、ますます「裏方として業界を支える人になりたい」と思うようになりました。活動の領域を広げることで、選択肢が増えて、夢がどんどん変わっていきますね。
——様々な経験を経て、今のプロという選択肢に至っているんですね。今チャレンジしてみたいことはありますか?
伊東:チャレンジしたいことは大体できていますね。今、湘南に特化したシェアハウスの経営もやっていますが、今後はそれらを中心としつつ、海を軸にしたカルチャーを作っていきたいです。シェアハウスの住民が増えれば、そのコミュニティが広がって、多くの人が集まれば大きなことができる。例えば3000人規模になればマリンスポーツ業界の支えになる。シナジーで新しいものが生まれる面白い空間になると思っています。
——日々たくさんな方と出会っているんですね。その中で刺激を受けたりすることもあるんでしょうか?
伊東:同い年でしっかり働いている人と会うと、自分が気づかなかった視点や新鮮な意見と出会える。あるアプリ会社の代表をやっている同い年の友人は天才で、別次元の会話をするから面白い。どんな同い年も、“若い声”であればすべて刺激になりますね。僕らの世代は、「今の時代のど真ん中にいる」世代。完全なデジタルファーストではなく、ちょうどインターネットやスマホが普及してきたタイミングとマッチしている世代だと感じます。25歳は、挑戦や失敗をしてもやり直せる歳。ガンガン挑戦して欲しいし、一緒に挑戦したい。面白い志を持っている人とたくさん出会いたいです。
——伊東さんの中での、クルマの使い方を教えてください。
伊東:僕はクルマはかなり好きで、職業柄、めちゃくちゃ乗るんです。僕がモノを選ぶときは、実用性はもちろん、見た目がシンプルで統一感があるものが好きなのですが、今回のカローラ スポーツは、外観も今っぽいスタイルになり、すごくかっこよくなりましたね。カローラは「僕らの世代が好きな車種ではないのかな?」と思っていましたが、今回のカローラ スポーツに試乗して印象が変わりました。走りもいいし、スピードも出る。だいぶ僕らの世代に近づいたんじゃないかなと思います。
伊東大輝さんのインタビューを通じて見えてきた「25歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
また、CDデビューも果たすなど、歌手としても活躍の幅を広げている。
——菅田将暉さんは現在25歳で、今年度26歳になる年齢ですね。20代半ばになり、心境の変化はありますか?
菅田:クルマのCMをやらせて頂くことになるとは(20代前半までは)思いもしませんでした。最近、10代の頃とはまた少し違うステージ、新しい世界が広がっているなと思うんです。大人になったなと思う反面、普通に社会人として色々知っていかなくてはいけないと思っています。あまりにも大人として非常識なのもダメだし、親も心配すると思うので。来たる26歳は、中途半端といえば中途半端な年齢だと思います。(26歳って)自分の中ではもっと大人なイメージでした。
——活躍の幅を広げている菅田さんですが、26歳でチャレンジしたいことは?
菅田:やりたいなと思うことは、やろうとしている。とはいえ、時間やタイミングの都合上、全部はやれていないんです。20代のうちは自分の衝動的なものは大事にしていき、30代、40代になる前に、やり残して後悔することがないようにしたいですね。
(26歳でチャレンジしたいことをあえて言うなら)字が綺麗になりたいとか(笑)。
——菅田さんは、同い年のから刺激を受けることはありますか?
菅田:同い年から刺激はめちゃくちゃ受けますね!育ってきた時代や環境が一緒なのに、それぞれ生きている道や日々が違うから、感性が違ったりするし。あと、同世代というだけで、無条件で許せる何かがあるんですよ。意外と(同い年の前で)素直でいれるけれど、だからこそ悔しがれる。同世代におもしろいやつが一杯いるというありがたさ。そんな同い年からの刺激が、チャレンジへのエネルギーになりますね。
(だから、同い年の仲間と)一緒に面白いことがしたいですね。どの世代もそうだと思うんですけど、世代で比べられることが多いと思うので、じゃあ僕らは僕らの時代を作っていかないとと思うので、一緒に面白いことがやれたらいいですよね。
——同い年と一緒にカローラ スポーツでドライブ、いかがでしょうか?
菅田:カローラ スポーツは、作戦会議が遊びながらできる空間だからイイですよね。クルマの中じゃないと話せないことってありますし。あと色んな用途に使えて、荷物もいっぱい運べて、モノづくりしている人たちに便利なクルマだと思います。
カローラは、親が乗っているイメージでした。でも(今回のカローラ スポーツは)変化の速い時代に対応していると思いますね。特にバックドアの、機能とデザインの両立に感動しました。形状のカッコよさとスポーツ感のあるデザイン、そしてたくさんの荷物が入るようになっているのが、モノづくりとしてすごいです。
コネクティッドのオペレーターサービスもびっくりしました。駐車場検索も便利だと思います。目的地は決めていても、駐車場はその場で探すことも多いので、そういう突発的なシーンでも役に立ちそうですね。
——よくドライブに行かれるんですか?
菅田:プライベートだと結構(思い立ったとき)唐突にドライブに行きます。友人と急に箱根に行く時が2年に1回くらいあるんですよ。ドライブは好きです。気持ち良いですし。クルマではレジャーに行きたいですね。友達と遊びに行ったり、普段よりちょっと遠出をして自然に触れたり。
菅田将暉さんのインタビューを通じて見えてきた「26歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
——フリースタイルフットボーラーとして世界一になった経験をお持ちの徳田さんですが、まずはプロ選手として大切にしていることを教えてください。
徳田:13年間ほどフリースタイルフットボーラーとして活動しています。当然ですが、「練習を毎日する」ことを大切にして活動しています。13年ほとんど毎日です。
今でこそプロとして活動していますが、もともとプロの世界があったわけではないので、監督やコーチといった存在がいないんですね。なので、ひとりでもモチベーションを維持することが大切。練習の中で少しでもプラスになったところを見つけること、いろんな仲間とコミュニケーションを取りながら活動することを心がけています。
——日本人として世界大会で初優勝を飾りました。徳田さんらしいスタイルとはなんでしょうか?
徳田:海外の選手と並ぶと、僕は身長も体格も小さいんです。その中で、できるだけ大きなアクションをとって、「どんな人が見ても分かりやすくて楽しいパフォーマンスをすること」で自分らしさを表現しています。具体的に言えば、逆立ちだったり宙返りだったり。オーディエンスに強烈な印象を残したいですね。応援してくれる人もたくさんいるので、その人たちのためにももっと頑張らなきゃなって毎回思います。
——世界一になった今、次に挑戦したいことは?
徳田:世界一になって、国内外のいろいろな所に呼んでいただき、活動することが増えました。そこで、次の若い世代にフリースタイルフットボールの魅力を伝えるため、レクチャーやワークショップを精力的にやっていきたいです。
また、これからは「自分で行きたいところに自分の足で行ってみたい!」と思っています。新しい出会いや発見があって、それがさらに自分の活動に繋がってくるはず。
——先日、自動車の免許をとったばかりとお聞きしましたが、それも今の話とつながってくるのでしょうか?
徳田:そうですね。実は、今回のカローラ スポーツでの運転が、僕の初ドライブなんです(笑)。だから、運転が不安だったんですけど、カローラ スポーツで少し走っただけで、安定感のある走りでスイスイといくことがわかって、びっくりするぐらい安心感のあるドライブができました。ストレスなく長時間運転もできるんじゃないかなと思います。車内も広くて、内装もスタイリッシュですね。
あと今日走ってみて、いろんなところに自由に行けることに、想像していたよりもワクワクしました!各地に、パフォーマンスの映像を撮りに行ったり、練習スポットを見つけに行ったり、仲間と一緒にドライブして、行った先で一緒にボールを蹴ったりするのもすごく楽しそうです!
——徳田さんは27歳ですね。ご自身の世代についてどう思われますか?
徳田:世代で言うと「ゆとり世代」と括られがち。でも、僕たちは僕たちの世代の魅力を発揮できている世代じゃないかなって思います。自分の好きなことを見つけて、多方面で活躍してる人たちが周りにたくさんいて、僕はその刺激を受けて活動できています。
僕はこのフリースタイルフットボールで活動できてるんですけど、毎日毎日楽しみながら……、時には辛いこともあったりもしますが、ひとつひとつ目標に向かって頑張れたらもっともっと楽しいことが増えるんじゃないかなって思うので、同世代と一緒に頑張っていきたいなと思います!
徳田耕太郎さんのインタビューを通じて見えてきた「27歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
28歳のベーシック。
——菊乃さん、まずは自己紹介をお願いいたします。
菊乃:私はフリーランスでメンズウェアのファッションデザイナーをしています。また旅行が好きなので、フリーランスの特権を生かして、昼まで働いてからクルマで箱根や伊豆に一泊したりもします。東京生まれ東京育ちですが、どこに行くのもクルマが好きで結構運転するんですよね。ドライブがてらご飯を食べに行ったり、音楽を聞きながら窓を開けて走ったり。カローラ スポーツは、丸すぎないシュッとした外観も、シンプルながらも高級感を前面に出しすぎないインテリアもかっこよく、自分に合いそうだと思いました。歴史があるのに、時代に合わせて若い人向けにデザインを一新したことも良いですね。価格もお手頃で、頑張ってお金を貯めて買おうと思えるクルマだと思いました。
——デザイナーとして、モノを選ぶときのポイントはありますか?
菊乃:基本的になるべく物を増やしたくないので、服も家の中の物も少なく、鞄も持たないです。買う時もよく考えて、本当に気に入らないと買わないですね。友達付き合いや仕事も自分にとって本当に必要かどうかを考えます。無駄なく要領よくシンプルに生きて、かっこよく自立した理想の自分を追いかけたいです。
——菊乃さんは今年度28歳になる年齢ですね。28歳の心境を教えてください。
菊乃:大事にしたいことや好き嫌いは昔から変わらないですが、ここ2~3年で生活も仕事内容もだいぶ変わってきました。この年齢になって自分のやりたかったことがやっとできるようになってきたんです。それは、諦めずに意志を持って追い求め続けてきたからこそだと思っています。
——デザインを考える時に周りからも影響を受けると思うのですが、同世代からも刺激を受けたりしますか?
菊乃:同世代は、クリエイティブで本当に譲れないところは守る人が多いイメージです。その中で他人と自分を比べたりすることはほとんど無く、自分は自分のペースでやればいいと思っています。すごい人を見ても、自分ももっと頑張ろう、追い抜かしたいと刺激をもらうだけです。今後もそうやって刺激を与えてくれることが多い環境の中で成長していきたいです。いよいよアラサーと呼ばれる歳ですが、あまり年齢とかは気にしなくていいと思っています。個性を大事に、焦らず、それぞれゆっくりやっていければいいですよね。
菊乃さんのインタビューを通じて見えてきた「28歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
29歳のベーシック。
残るものをつくる。
——倉田洸佑さんは今年度29歳になる年齢ですね。フォトグラファーとして仕事をする中で、どんなことを思っていますか?
倉田:10代~20代前半の若いころは、何をしてもいいと思っていました。30歳目前になって、何かを残したいと強く思うようになりました。自分はフォトグラファーとして、自分が死んだ後まで残る、人に感動してもらえる写真を残していきたい。
また、ライフスタイルのバランスも大切にするようにしています。仕事はしっかりやりつつ、休みは海外で過ごす。今も2~3か月に1度は海外へ出かけていて充実しています。
——そういった生き方をするにあたって、同い年から刺激を受けることはありますか?
倉田:ありますね。僕たちの世代って平成の始まり。「ゆとり世代」って言われがちだけど、その中で自分らしく好きなことで生活をしている同い年は、すごく魅力的だと思います。そんな人の生き方を見ると、自分のモチベーションが刺激されますよね。好きなことをやろうぜ!
——フォトグラファーとして、こだわって買われたものはありますか?
倉田:フルサイズの一眼レフカメラは、職業柄当然ですがこれまで一番こだわって買いました。海外ではそのカメラで風景や建物などを撮影しています。撮影のポイントは構図で、対象のバランスや光や影の入り方、反射を意識しています。カメラ以外でも、買い物をする時には見た目のデザインを大切に、そして人と被らないオリジナリティを重視しています。
——今回のカローラ スポーツはいかがでしたか?
倉田:乗った時のフィット感があり、アクセルを踏んだ感じがとても運転しやすかったので、景色に合わせて好きな音楽をかけながら、国内旅行やドライブにイイですね。外観もですが、特に内装が高級なスポーツカーのようで印象的でした。どんな年齢層にも親しみやすいデザインや乗り心地になっていると思います。サイズ感が良く乗り心地も良いので、撮影時に使いたいくらいです。
倉田洸佑さんのインタビューを通じて見えてきた「29歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
30歳のベーシック。
ちょっと良いモノを選ぶと、
自分が成長できる。
——小塚さんは普段からよく運転されるそうですが、今回のカローラ スポーツの印象はいかがですか?
小塚:フィギュアスケートは見栄えをすごく気にするスポーツなので、ぼくはクルマも見た目が気になるのですが、新型カローラ スポーツは、パッと目を惹く外観がとても印象的でかっこいいと思いました。
また、コネクティッド機能は、昔、レクサスに乗っていたので便利なことはよく知っています。例えば24時間オペレーターサービスは、ボタンひとつでつながって、しかも人が応えてくれるので安心感があります。
このサービスは、スケート選手時代に初めて訪れた遠征先などで、重宝しました。
オペレーターさんが調べてくれた焼肉屋さんがとてもおいしかった(笑)など、たいへん便利な機能です。
カローラ スポーツへの搭載によってその便利なコネクティッド機能をたくさんの方々に体感してもらいたいと思っています。
——クルマは見た目が気になるとのことでしたが、モノを選ぶときのこだわりはありますか?
小塚:身の丈よりもちょっと良いモノを選ぶようにしています。というのも、自分で自分を成長させることってなかなか難しいので。妥協せず良いモノを選んでから、それに自分の体を合わせていくようにしています。周りの環境が自分を成長させてくれると思っています。
また、持ち物は全部ラッキーカラーの赤です。もし赤が演技のイメージと合わなくても、衣裳の裏に赤のボタンを付けてもらったりしていました。クルマもオーリス、レクサスRX、CH-Rと、3台とも全部車体か内装を赤にしています。
——小塚さんは最近新たにレーサーに挑戦されていて驚いたのですが、その世界に飛び込んだ理由というのは?
小塚:トヨタの根本であるクルマのことをもっと知るためです。トヨタに所属していたからこそ選手として9年間フィギュアスケートを続けられたので、運転の中でもちょっと上のステージ「レースというフィールド」に挑戦してみました。
どんなことでも、実際にやったことある人と無い人では、会話の温度差があると思っていて。レースとの温度差を埋めるために、自分が実際にレースの世界に入って経験することにしました。今はタイムを突き詰めていくのがすごく楽しいですね。
全体の目標タイムは、ちょっと上を見据えて設定します。2分10秒を目指すと2分11秒になるので、目標を2分9秒にしたり。同時に、細かい目標も設定します。コースを3つのゾーンに区切って、それぞれの苦手克服とタイム短縮を定着させる。それを3ゾーン分繰り返して積み重ねることで全体のタイムを縮めます。フィギュアスケートの時もそうやって全体と部分の目標設定の掛け合わせで、自分の予想以上の結果が出せてきたと思っています。
——レースだけでなく、スケート靴のブレードづくりのプロデュースなど、幅広く挑戦されていますが、そのモチベーションはどこから来るのでしょうか?
小塚:フィギュアスケートをただ観るだけでなく、たくさんの方々にも携わっていただいて、もっと温度差を埋めていきたいのです。スケート靴の一番大切な部分のブレード作りは、日本の金属加工メーカーの素晴らしい知見や技術を詰め込んだらもっと良いものができるんじゃないか、と思ったのがスタートでした。メーカーさんの社内や工場を見学させてもらっているうちに、今一緒に作ってくれている「山一ハガネ」さんが手を挙げてくださいました。
また、知らないって怖いことだという思いが強くあって。何でも知りたい、知らないから飛び込んで次のことに挑戦したいんです。やってみたら意外と「これってフィギュアスケートの練習と一緒だ」とつながることも多くて。いつでも、新しい環境を自分で取りにいって、自分の知らないことを追求していくようにしています。
——今年度30歳になられる小塚さん。同世代にもアスリートがいると思うのですが、ご自身は同世代から刺激を受けたり、意識したりするタイプですか?
小塚:僕は、同じ業界よりも外の人を意識するかもしれないですね。サッカーの香川真司くん、吉田麻也くん、乾貴士くん、野球の田中将大くんや、坂本勇人くん、あとは体操の内村航平くん、卓球の福原愛ちゃんも同い年です。他の同世代の頑張りはめちゃめちゃ見ちゃいますし、自分のモチベーションになったりもしますね。
僕らは、ゆとり世代とも言われますが、自分がやりたいこと(競技)に打ち込むことができる環境下で育ちました。それを見つけ、没頭できた人が、伸びていけたのだ。と思います。
これからも僕たちの世代は、それぞれの個性を生かしつつも、もっと互いの話を聞いてシナジーを生んでいけばさらに活躍できると思います。挑戦するにはまだ十分若いと思うので。
小塚崇彦さんのインタビューを通じて見えてきた「30歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
31歳のベーシック。
——長谷川さんはライター・トラベラーということですが、どんなお仕事をされているんでしょうか?
長谷川:現在は、旅の記事を書いています。趣味の延長線上なので、好きなことを仕事にできていますね。旅行から派生して世界遺産、そして資格に興味を持ちました。その中で、とにかく「シンプル」を大事にしています。やりたいことは、シンプルに、素直に、追及してやっていきたい。自分は好き嫌いがはっきりしているので、周りとの折り合いをつけながらも、いい意味で嘘のない「本音」を伝えたいと思っています。
——トラベラーとして活動される中で、旅行でもよくクルマを使いますか?
長谷川:私は普段からクルマを使っていて、国際免許も持っているので、マイアミ・キーウエストを6時間走ったのはイイ思い出です。壮大な景色の中での運転は楽しいですよね。
——カローラ スポーツは試乗していかがでしたか?
長谷川:今回カローラ スポーツを試乗してみて、そういった長時間の旅行にも使ってみたいと思いました。加速もスムーズでとにかく静か。スポーティーなクルマに乗ったことがなかったので、「こんなに走りがスムーズなんだ!」と思いました。外観はとてもシンプル、内観は高級感があって。新しいのに親しみやすい、自分たちの世代に好まれそうです。
先程の話とつながりますが、モノ選びのポイントも「シンプル」が大事です。長く使え、組み合わせやすいものが好きです。カローラ スポーツもシンプル。運転しやすかったので普段使いにもイイですね。海のあたりまでドライブして、ごはんを食べて帰る、みたいな。
——長谷川あやさんは31歳ですね。この年齢までの心境の変化はありましたか?
長谷川:10代の頃は今考えると自己中心的な生活でしたね。20代前半でも我が出ちゃう。20代後半から、周りのことを考えるようになりました。やりたいことをただやる、というだけではなく、どうしたらやることができるのか、筋道をたてて追究できるようになってきましたね。
トラベラーとして、次は一人で世界一周にチャレンジしてみたいと思っています。できればオリンピックの時にあえて日本を出て(笑)、アフリカを回りたいです。アフリカはどの国の人も優しくて、その生き方に興味があります。その国の文化や価値観は行かないとわからないし。日本にいると情報だけが先行してしまわないですか?私も、東南アジアのイメージが、実際に行って印象が変わった経験がありました。だから、実際に現地に行って確かめたいです。
——周りの方からはどんな刺激を受けているのでしょうか?
長谷川:私の年齢層になると、家族がいたり、お母さんになっている人もたくさんいます。私はまだ家族を持つ事に興味がないですが、友人の赤ちゃんを抱っこしたら、そこに幸せや母の強さを知りました。自分の親に感謝するようになりましたね。母は凄い。同い年は生き方が本当にバラバラですね。
でも私たちは総じて「自分たちで発信していく世代」だと思います。自分が小学生の頃からインターネットが普及して。この世代でとびぬけた人は、自ら調べる意思を持ち追及する力が強い人。私も「昭和世代後半も凄いんだぞ!」と力を見せていきたいですね。
長谷川あやさんのインタビューを通じて見えてきた「31歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
マーケティング プロモーション
32歳のベーシック。
32歳の世代。
——菊地さんはマーケティング担当として、今回のカローラ スポーツにどのように関わったのでしょうか?
菊地:新しいクルマが世に出る時に、クルマを企画・開発してきた人たちがどんな思いでそのクルマを開発し、どんな人に届けたいと思っていたかを汲み取って、それを世の中に伝えるのが我々マーケティングの役目です。カローラ スポーツの場合はブランドの若返りが使命で、これまでのカローラシリーズをご愛用頂いている方はもちろんですが、「若い人に乗ってもらいたい」という開発担当者の思いをどう伝えるかに知恵を絞ってきました。
——若い人の中でも、特にどんな人に乗って欲しい、選んで欲しいと思いますか?
菊地:今のカローラ スポーツは、スポーティーな走りは当然ながら、日常使いでの「走りの良さ」にかなりこだわって開発されています。ハンドルやアクセル、ブレーキ操作をするたび、自分が思った通りにクルマが反応するので、運転に自信がない人や初心者の方にも気持ちよく乗っていただけると思います。チーフエンジニアである小西の言葉を借りると「運転がうまくなったと思えるクルマ」、「一緒に乗っている人に運転がうまくなったねと言われるようなクルマ」に仕上がっています。
私の個人的なオススメポイントは、乗り込んでから走り出しまでに感じる「質の高さ」です。それからコネクティッド機能。コネクティッドという新しいクルマの価値を、デジタルネイティブの若い人たちに届けたいです。
カローラ スポーツは、チームワークでできたクルマ。
——仕事をするうえで、大切にしている考え方はありますか?
菊地:ずっとサッカーをやってきた経験もあり、仕事でも「チームワーク」(組織)と「人に負けたくない気持ち」(個)の両方を常に意識しています。どちらも重視してバランスをとりながら。クルマの開発メンバーだけでも多岐にわたり、加えて、工場、生産管理、営業、マーケティング、そして販売店のみなさん…。一つのクルマを世の中に出すにあたって、大勢のメンバーが関わっていて、その人達がみんな同じ方向を向いていないと結局いいものはできないですよね。なので、カローラチーム一丸となって、ということは意識しています。
——菊地さんは現在32歳ですが、同世代はどんな特徴があると思いますか?
菊地:九星占いでは、1986年を36年に一度の「五黄の寅年」と呼んでいて、その年に生まれた人は、内に秘めた信念を持って物事をやり通す力が強いそうです。そう思うと、確かに同世代に信念のある人が多い気はします。同世代の友人と比べて、自分はどうなんだろうと思うこともあるし、負けてるなと思えばもっと頑張ろうと奮起しています。自分自身も、一度決めたらブレずにやり遂げたいという思いは強いですね。その分、「わがまま」と言われることもありますが(笑)。
30歳をすぎて、結婚して子供が生まれて生活環境が変わったり、体力の衰えを感じたり、いろんな変化がありますが、気持ちは若々しくありたいです。社内に限らずいろんな人とコミュニケーションを取ることで刺激をもらい、常に気持ちも前向きでいきたいですね。
菊地太朗さんのインタビューを通じて見えてきた「32歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
33歳のベーシック。
爪痕を残す仕事。
——川那辺さんが今回のカローラ スポーツに関わった中で、一番心血を注いだ点は何ですか?
川那辺:僕たちボディ設計者のアウトプットは「図面」です。クルマや部品がないタイミングで、評価や製造を想定し図面を書くことは、一番大変で面白いところです。
その中で一番心血を注いだのは、特に樹脂バックドアです。初めてデザインを見たときは、自然と「かっこいいな」と思いました。が、なにせ今までにないデザインのため、先人の設計者たちの知恵も使えず、実現させるためには新しい挑戦が必要でした。試作を重ね、シミュレーションを重ねながら、現在の形まで修正しました。バックドアだけでもいくつもいくつも作りましたね。結果として、ラウンディッシュかつフラットなデザインを実現するために樹脂面とメタル面を作り分けました。後ろ姿のラウンディッシュさは、鉄では作れないデザインでかっこいいと思うので是非見てほしいです。僕がやったので(笑)。
——川那辺さんは、今年度で33歳になりますね。仕事に対する取り組みは20代と比較して変化はありますか?
川那辺:若いころは自分のことだけで精いっぱいでしたが、この年齢になり、チームで仕事をして周りや先が見えるようになりました。仕事は、ハードでもやりがいがある方が面白いと思います。やはりどうせやるなら爪痕を残したい、何かやったことを残したいと思います。
また、家族ができたことでも変化がありました。仕事だけしていればいい、とはいかなくなくなりました。街でクルマを見て、子供に「これお父さんがやったんだよ」と言えるといいなと思います。
——年齢とともに心境の変化もあったわけですね。そんな33歳は、どんな特徴のある世代なのでしょうか?
川那辺:入社時期にリーマンショックがあり同期が少ないのですが、代わりに一体感があります。先輩たちの上の世代に比べると、自分も含め真面目な世代だと思います。また、下の世代にも若くて優秀な人がいっぱいいて。
あと、僕らの世代は秘密主義っぽく見えるところもあるかもしれませんが、内心では燃えているタイプ。そんな同期と飲みに行くと、カローラ スポーツについて色々と意見され、すごく刺激を受けます。
これから40代、50代になるにあたって、かっこいいデザインをリーズナブルに、費用対効果よく作れる設計をしたいと思います。新しいベーシックで様々な人に乗っていただけるカローラは、特にそう思います。設計は何かを生み出せる仕事なので、新しいことをどんどんやってみたいですね。
川那辺翔さんのインタビューを通じて見えてきた「33歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
33歳のベーシック。
自分の感情。
——Sahoさんはどんな仕事をされているんですか?
Saho:パーソナルヨガの講師をしています。パーソナルだと、一人の生徒さんの心身が変わったかをしっかり見られて、そこにやりがいを感じますね。
ヨガ講師は天職だと思っています。趣味もヨガなので、仕事に対してはストレスが全くありません。ヨガマットの上だと、日本人、女性、母親などの肩書きから離れて、素の自分になれるんです。ヨガマットの上では自分の呼吸に集中して、今その瞬間ことを考えるのみ。忙しい現代人こそ、こうやって無になる瞬間を大切にしたいですね。
——タイで3年間居住しながらヨガを学んだとお聞きしていますが、自分が生きる上で大事にしていることはありますか?
Saho:一番大事なのは、自分の感情。自分でやると覚悟を決めたことは、人にどう思われようともやる。ヨガの生徒にも自分にも「自分の心地よいところから抜け出さないと現状維持か退化しかない」と言い続けていますね。ちょっと無理をして一歩進むことによって成長できると思っています。「ざわざわするものほど挑戦しろ!」というのが座右の銘です。
——Sahoさんは今年33歳になられましたが、この年齢での心境の変化などはありますか?
Saho:生きやすくなりましたね、30代になって。20代ってまだ人の目が気になるじゃないですか。あと、会社でキャリアアップ、起業、結婚、出産……女性だと選択肢も多くて迷っちゃいますよね。
私は「私は私、人は人」と、自分に集中できるようになりました。自分の幸せは自分の心で決めることが大切。個人的には4月から起業して事業主としてヨガレッスンを始めたばかりなので軌道に乗せていくことを今はしっかりやりたい。現状維持じゃなくて、次のチャレンジを、ですね。
——20代とはまた違った人生観が持てているんですね。周りの同い年の方はいかがですか?
Saho:周りの33歳もいろいろなステージにいながらそれぞれが一人の人間として確立している気がします。だから変に気を使うこともなくていいですね。
もちろん、辛いこともたくさんある年代ですが、それも含めた30代での経験によって、40代でどれだけ深みのある人間になれるか変わってくると思います。だから全力で試練を楽しく乗り越えていけたらいいなと思います。
——モノを選ぶときは、どんなことを重視していますか?
Saho:使いやすさが大事ですね。口コミも気にしますが、店に足を運んで、最終的には自分が決めるようにしています。
カローラシリーズは、今までの歴史やいろんな人の信頼が詰まっているクルマなので、その信頼感の重みが違うなと感じます。カローラ スポーツを実際に見てみて、外観は良い意味でシンプルなので男女やファッションを問わずどんな人にも合うと思いますし、中のシートのステッチもオシャレ。あと、低重心だから上下の揺れが少なくて安心して乗れました。私なら、森林やキャンプ場までドライブして、木陰の下でヨガをやってみたいですね。クルマがあれば行きづらいところも行ってみようという選択肢が増えるじゃないですか。クルマがあるといいですよね。
Sahoさんのインタビューを通じて見えてきた「33歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
——学生時代に声優としてデビューしてから、多様な活動で熱烈な支持をうける小野さんですが、34歳のいまをどう思いますか?
小野:30代は、自由がきき始めるタイミングだなと思います。20代の下積み経験が支えとなって、自分の出来ることは広がってきて。
でも「じゃあ自分らしさってなんだろう?」というところまではまだ行きついていません。普遍的な「その人だからこその何か」が見つけられれば、長く仕事を続けられます。僕は今もなおオンリーワンの個性を模索中です。新しいことに挑戦しながら、自分の良さを問いかけながら……、こうして挑戦し続ける姿勢が、僕のアイデンティティですね。
——挑戦し続ける。小野さんのストイックさを感じます!
小野:自分がストイックだとは思わないのですが、周りから言われることはありますね。声優養成所時代に、アニメを録画して、その台本を書き出して、アテレコ練習をするということをほぼ毎日やっていました。これは「台本を見ながら映像に合わせて声を出すって、めちゃくちゃ難しいな!なんとかする方法はないか」と必要に迫られて考え出したものです。
あとは、ゲームの主人公の声を当ててみたりとか。主人公は声が入っていないことが多いですよね、だから他のキャラクターと会話するように練習していました。
自分で勝手にそういうトライをしていたのが、僕の原点じゃないかと思います。
——挑戦を続けている小野さんの、次の目標を教えてください。
小野:「カローラ スポーツを持つことですよね!」「自分を肯定してくれる存在。そう、それがカローラ スポーツ!」
——キリッとカッコいい声で言わないでください(笑)。
小野:(笑)。でも、クルマみたいなプライベートな空間は、大人の特権のひとつ。自分の場所と、そこで一緒にいたい仲間や家族ができると、人生がより楽しくなりそうです。
カローラ スポーツは、加速性能やアイドリングが心地良いですね。風を切って走るようなシルエットも素敵。あと、コネクティッド機能のオペレーターサービスで「スイーツ屋さんありますか?」と探しましたが(笑)、本当に困っているときにも丁寧に答えてもらえるのはありがたいですね。
——最近どこかにドライブすることはありましたか?
小野:この間、声優仲間の逢坂良太君が、小野賢章君のライブの時に家まで送ってくれました。好きな曲を一緒に聞きながら、歌いながら。ドライブってそういうことができるからイイですよね。自分たちだけの空間で、好きな所に行って、好きな音楽をかけて、好きな話をして。究極のプライベート空間を感じます。
——同い年の声優で仲の良い友人はいますか?
小野:何人もいます。最近で言えば、一緒に作品を撮った赤羽根健治君。「僕らの世代、これからだよね」とお互いを認め合える関係です。同い年とは、仕事の話より、プライベートの話を楽しく語り合うことで信頼関係が築けていると思います。
芸事はみんなそうだと思いますが、それぞれ個人個人の目指す声優像があります。ある人を目標にすることももちろんありますが、そこはその人がいる世界なので、自分の道は最終的に自分で見つけるしかない。
——10代に思い描いていた30代半ばとギャップはありますか?
小野:小さい頃、大人は別の生き物だと思っていました。でも、自分の根っこにあるものは変わらないまま。いまだに馬鹿話をしたり、失敗したりするし。「大人」なんていうものはないんだな、「俺は俺」というか「自分は自分なんだな」と思います。
これからは、34歳の今だからこその選球眼で、ちょっとでも面白そうなものを選んでいきたいですね。僕って「一生、途上」だと思うので、何度も失敗もするだろうけど「ドンマイ」と言い続けられる自分でありたい。ふさぎ込まずに、自分にも周りにもそう言える自分でいられたら、この先も楽しいんだろうなと思いますね。
小野友樹さんのインタビューを通じて見えてきた「34歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
35歳のベーシック
を追求する。
——伊与部さんは、カラーデザイナーとしてカローラ スポーツに関わられたと思いますが、どのように色を決めていったのですか?
伊与部:日本の市場、特にカローラシリーズに乗られるお客様の幅が広いので、チョイスのしやすい色・バリエーションを考えていきました。特に今回は、スポーティ志向とプレミアム志向で選んでいただけるようになっています。例えば、スポーティなシアンメタリック(青)、プレミアムなオキサイドブロンズメタリック、その中間にくるスカーレットメタリック(赤)といったかたちですね。シアンもスカーレットも、メリハリのある車体デザインにマッチしてフレッシュな印象になっています。そして私の個人的なオススメカラーは、オキサイドブロンズです。定番のブロンズでありながらイエローとグリーンの色変化と、陰になるところがスモーキーになる感じは今までにありません。
——デザイナーとして一番自信があるところはどこでしょうか?
伊与部:自信があるところ…、全部ですね。カラーデザイナーとして、今回のカローラ スポーツには多くの仕掛けを施しています。ブロンズのスモーキーな個性もそうですが、フロントグリルの形状とリンクするデザインをシートファブリックに入れたり、皮の質感を追求したり、インテリアの赤いステッチを統一したり…と。スタンダードなデザインをしっかり高めた上で、カローラ スポーツを所有する方だからこそ気付けるようなディティールまで拘りつくしました。本当に、販売するギリギリまで拘りつづけ、開発しました。
——デザイナーとして、どういった想いでデザインされているのでしょうか?
伊与部:私のデザインの根幹には「良いものとは、いつまでたっても飽きないもの」という考えがあります。流行に左右されて廃れてしまうのではなく、例えば10年後に次の新型車が出ても、今回のカローラ スポーツが一番良いと思って乗り続けるお客様がいてくれたらいいなと思ってデザインをしています。
クルマは、買った時が一番嬉しいと思うのですが、それが日常になると徐々に嬉しさが薄れてきて当たり前になってしまいますよね。でも、細かい仕掛けがあると時間が経って気付いた時に「おっ」と思って愛着を持ってもらえるんじゃないかと。長く乗るものですから、お客様が「買って良かった」と思えるポイントをたくさん用意したいんです。ぜひ店頭で見ていただきたいですね。
——「いつまでも飽きないもの」をデザインするという考え方、いつからそう思ったのでしょうか?
伊与部:30代になってからですね。若いころは、トレンドをいかに自分の中に取り込むかにこだわっていたのですが、今は流行に左右されない「ベスト」を追求するようになりました。ドイツへ出向をした際に、流行などの周りの環境ではなく「自分が良いと思う」ことに素直な価値観が尊敬できるなと思ったこと。それがきっかけです。
今回も自分が良いと思うことを追求しようと、「カラーに関わるところは、のべつ幕無しに口を出しに行く」という決め事をしました。それゆえ、本来やらなくていい仕事もたくさんすることになったのですが(笑)。それに、デザイン、営業、エンジニアなど立場が違う人とぶつかりました。それぞれが良いものを作るために本気の議論を重ねてひとつずつ解決しながら、結果として、チーム全員が自信を持ってお客様に見ていただけるクルマを創り出すことができました。
——同世代についてはどう思いますか?
伊与部:同世代も同様に、こだわりを持ちつつも柔軟な人が多いと思います。こだわりと柔軟性って一見違うようですが、数学の勉強をしていた人が数学的知見を活かしたアーティストになったり、グラフィックを学んできた人が映像作家になったり、色々ミックスして自分なりの答えを出そうとしている人が多い。ミクスチャーで世界観を広げていく世代ですね。
35歳になって挑戦したいのは、自分の視野をもっと拡げること。ミックスしたら面白くなることがいっぱいあるような気がしています。今回も、本来の自分の領域を越えてこだわった結果良いものができたので、今後もそうやってどんどん自分を拡げていけたらと思っています。
伊与部圭史さんのインタビューを通じて見えてきた「35歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
プロジェクトマネージャー
36歳のベーシック
新たな一歩を
踏み出せるか。
——風間さんは、どのようにカローラ スポーツと関わりましたか?
風間:私は、新車進行管理部(旧)という部署で、カローラ スポーツのプロジェクトマネージャーとして2014年より関わりました。このクルマでやりたいことを実現するためにどうしたらいいか、各部門と連携してプロジェクトを推進する仕事です。スケジュールは、最初に決めた通りには進みません。進行の過程で、クルマをもっとよくするために変更が数多く発生し、その都度調整していきました。「本当に完成するかな?」と思うほどの大変更もありましたが(笑)。格好よく言えばオーケストラの指揮者、俗っぽく言えば宴会の幹事のような仕事ですね。
——その中で苦労はありましたか?
風間:私はそもそも人前でしゃべることが苦手なんです。新車進行担当として、プロジェクトを声高に剛腕で仕切るというタイプではないなと思っていました。だからこそ、自分なりのスタイルとして、社内外の人と「会って話をする」、書類の詰まり具合や普段の仕事ぶりなど「リアルな状況を掴む」、そして「事実とデータで語る」ことを心がけました。このスタイルは今回のプロジェクトで実践して身につけていったので、カローラ スポーツに育ててもらったという感じですね。
——カローラ スポーツの一番のオススメポイントは?
風間:ずっと一緒にいても飽きないところです。お気に入りの普段着みたいに、お客様の日常に自然と馴染み、時間を共にするほど好きになる。この感じは乗ってみないとわからないので、ぜひ体感していただきたいです。
学生の方にも乗っていただきたいですね。バーベキュー・旅行・デートとか、学生時代の一番楽しいドライブイベントに使っていただきたい。楽しい記憶を一緒に過ごせるクルマですし、他にも、ちょっとしたお遣いや家族の送り迎えなど、ごく当たり前なんだけど大切な日常の一コマを彩り、寄り添うクルマだと思います。
——風間さんにとって、36歳とは?
風間:30代半ばは、論語でいえば「30歳の而立」と「40歳の不惑」との間の年齢。30歳にして立つけど、まだ惑わずまではいかない。さすが古典で、まさにその通りだなと思います。社会人として一通りの型を身に着け、それをアレンジして自分なりのスタイルを確立する過程にある状況かなと。自分なりの型や色を確立して、もっと面白く柔軟で斬新なトヨタに貢献したいと思います。
——同い年はどんな特徴がある世代ですか?
風間:同世代の著名人を見ても、スポーツ選手が指導者になったり、アイドルが深みのある女優になったり。肌感覚も含め、仕事も家庭もワンサイクルある程度経験した後に、新たなステップに踏み出せるか問われている世代でしょうか。自分も次のステップに踏み出すためには、今までと違う発想が必要ですので、全然違う仕事をして異なる意見を持つ人からの刺激を大切にしようと心がけています。
風間雄亮さんのインタビューを通じて見えてきた「36歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
37歳のベーシック。
——雑誌でイラストを見かけない月はないほど支持を集めるイラストレーターの越井さんですが、もともとは別のお仕事をされていたと伺いました。なぜイラストレーターに転身したのでしょうか?
越井:僕は、最初は映像制作会社で、次はデザイン会社で働いていました。そのときはデザイナーでもイラストレーターでもなかったんですね。大学時代から元々モノ作りをしたかったので、あるとき「なにか違うな」と感じたんです。そんな時、社内のアイデア出しに参加して、そこで描いたイラストが「デザイナーより上手いんじゃないの」と言われました。それがイラストレーターになるきっかけですね。28歳のときです。
——越井さんの活動が、20代後半になってから始まったとは驚きです。若いころはイラストレーターになると思い描いていなかったと思いますが、振り返ってみてどうですか?
越井:今の仕事が充実しているので、イラストレーターになって良かったと思います。イラストを描いて喜んでもらえるのが一番嬉しいですね。
ただ、前職の映像制作会社の下積み経験も今の仕事に非常に役立っています。当時は資料探しをたくさんやっていまして、クライアントやクリエイティブ・ディレクター、アートディレクター、監督が求めているイメージを具現化するために、先輩や同僚と毎日必死に探していました。その経験が「何を求めているか」を読み取る力に繋がったのではと思います。
依頼者から資料は頂けるのですが、それだけだと自分の中に消化できず、もっと良いイラストレーションにするために、描く対象について自分なりに調べて学び、アイデアを深めています。ただ、頂いた資料はイメージの共有や方向性のガイドとして重要です。闇雲に調べても違う方向を向いていたら意味がないので。
これからやってみたいことは、絵本を作ること。かこさとしさんの絵本が好きで、「地球」や「かわ」のような説明図的な絵本があるんです。説明図や断面図などを描くのが好きなので、そういう絵本を描いてみたいです。
——自宅兼アトリエとなっていますが、仕事とプライベートの両立はうまくできますか?
越井:仕事のスペースと居間をわけているので、居間に来た時は仕事をしないようにしています。でも、生活の中にアイデアが落ちていることもあるので、頭の中では常に仕事のことを考えちゃいますよね。仕事好きです(笑)。
——37歳は、どういう世代だと思いますか?
越井:世代的には、上の体育会系の世代と、下のマイペースな世代の真ん中にいて、両方の要素が組み合わさっていると思います。そんな転換点にいた世代なので、柔軟性に長けている人が多いですね。同い年の人と自分とはあまり比べません。適材適所で、それぞれの人にそれぞれの良さがありますね。
——カローラ スポーツのイラストを描いていただきました。どういう意図で描いていただいたのでしょうか?
越井:今回は「都会的な風景の中にオシャレな人がカローラ スポーツに乗っている」というお題で描きました。「都会的」でイメージしたのはポートランドの街並み。オシャレな人も、頂いた資料からイメージを膨らませ、トレンチコートにベースボールキャップをかぶった人とか良さそうだなと。またアナログの風合いが昔から好きなので、ラフスケッチを鉛筆で描いて、仕上げは、線を手描きで水彩紙にペンで描いてます。意図していない滲みや、ペンと紙の引っ掛かりが好きです。あとは、クルマの正面のデザインがカッコいいなと思って描きました。実際に見てもやっぱりカッコよかったですね。
——カローラ スポーツを実際に運転してもらいましたが、いかがでしたか?
越井:すごく運転しやすかったです。ハンドリングがなめらかで加速もスムーズ。すごく静かです。普段一回り小さいクルマに乗っているのですが、そのクルマよりも大きいのに同じくらい小回りがきいて運転しやすかったです。不思議ですね。
オペレーターサービスも便利。僕はたまに家族旅行へ行くのですが、カーナビに登録されている正式名称と入力した名称が違うと全然結果が出てこないので、そのイライラがないなんてすごいですよね。
越井隆さんのインタビューを通じて見えてきた「37歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
38歳のベーシック。
——まずは内沼さんご自身について伺います。ブック・コーディネーターとして、どういった活動をしているのでしょうか?
内沼:「本屋B&B」の経営をベースとしながら、本屋や図書館、小さな本の売り場を作りたいという人の依頼を受ける仕事をしています。本を選ぶだけではなく、どう運営していくか、どんな場所にするか、どんな人が働いて、どんなお客さんが来て、どんな体験をしてもらうのかを考えます。僕が全体のディレクターとなって、人と本との出会いを作るという仕事ですね。
——本のある場所を作る時に、ポイントはありますか?
内沼:モノとして「愛着を持てる本」を選ぶことですね。
昔は、本は情報を伝達する最も優れた手段でした。でも今はネットで検索した方が早いことも多い。すると、本の情報源としての役割の重要性は相対的に低くなってきて、よりモノとして「欲しい」と思える本であることが大切になってきています。
だから、ただそのままネットで流れてもいいような情報に、流行りの煽りタイトルをつけて、ただ印刷しただけの、モノ作りのこだわりのない本は、なるべく僕は扱いたくない。
モノ作りのプロセスは、先に機能や美意識があって、それがある形になっていくわけですよね。本も「この中身を伝えたいから、形、手触り、装丁をデザインしたよ」というものを売りたい。丁寧に作られたかどうかは、本屋には分かるんです。
——そうして本を選びながら、さらに空間づくり、メディアづくりなどと、幅広い活動をしているように見受けられます。どんな思いで仕事の幅を広げられているのですか?
内沼:幅を広げるというより、「深く掘る」ことを大切にしています。軸にある「本屋をやる」ことを深く掘っていき、「いい本屋って何だろう?」と考えていくと、本を売ること以外のことも考えなくてはいけないんですね。例えば、飲食店やホテルなどに学ぶべきかもしれない。ただ幅を広げているのではなく、本屋について深く掘り下げた結果として、その表面が広くなっていたというのが、この15年のぼくの仕事です。この先も広がって行くんだと思います。
38歳になってから、自分のこれからは『世界に「本屋」を増やす』仕事だと思っています。本屋をやる人が増えれば、業界も自然と新しく変わっていく。今後ますます注力して取り組んでいきたいですね。
——同い年の方の刺激を受けたりしますか?
内沼:年齢はすごく意識しています。美術展などに行くと、作家の年譜がありますよね。つい、自分の年齢のときを見てしまう癖があって。それで、作家に限らず「自分がすごいと思う人が、今何歳なのか」をエクセルの表に整理して、定期的に見返すようになりました。30~40人くらいかな?「10 年後にここまで行けるだろうか」とか、「自分の年齢の時にこの人は何をしていただろうか」とかを想像すると、やる気が出ます。
同世代は、年齢的に大きなことをやれるようになってきて、活躍している人が多いのが面白いですね。
——カローラ スポーツを試乗した感想を教えてください。
内沼:カローラ スポーツは、シンプルでスタンダードで上質ですね。また、LINEでクルマとつながれる機能はすごく便利です。
一番感じたのは、クルマが未来に近づいているということ。オペレーターの人と会話して案内するという、元々(レクサスのような)高級車にしか搭載されていなかった機能が、カローラ スポーツにも搭載される。つまり「未来だと思っていた機能が日常のものになっていく」ということを感じさせてくれました。これがさらに、人が機械に替わって、もっとスムーズに連れて行ってくれたり教えてくれてたりするようになるんでしょうね。
でも、パフォーマンスが一番良いのは、人が人工知能を上手に使うときだと思います。人間にしかできない問いがあって、それに答えることを機械が助けてくれる。100%すべてが機械になるのではなく、そこに人が介在する未来が、想像できる感じがして面白いです。
——仕事でクルマを使うとお聞きしましたが、プライベートではいかがですか?
内沼:いまは都心部に住んでいるのでクルマは所有していないのですが、子供ができたことをきっかけに、いずれ少し離れた場所に暮らして、クルマで通勤するのもありかもしれないと、ちょうど考え始めていたんです。クルマなら電車で便利な場所でなくてもよいし、通勤ラッシュとも無縁ですしね。同じようなことを考えている人は、同世代に結構いそうです。
内沼晋太郎さんのインタビューを通じて見えてきた「38歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。
39歳のベーシック。
——まずは劔さんについて教えてください。
劔:「あらかじめ決められた恋人たちへ」というバンドのベースをしています。加えて漫画家です。あとは主夫として家庭のこともやっています。
——バンドも漫画家も家庭も、、、普段、どのようにやっているんですか?
劔:意外なほどシンプルです、家庭のことがほとんど。子供が朝5時に起きるので、朝食を食べさせて、9時に保育園へ送る。子供を保育園に預けている間に、家のことをやったり、仕事の打ち合わせを入れたり。子供が寝た後に漫画を描くこともあります。僕の漫画は線が多いわけではないので、描き始めるとすぐなんです(笑)。
ライブがあるときは、妻と予定を調整して。でもこの間、子供が熱けいれんを起こしてしまったので、ライブのリハーサルと本番の間に子供を救急病院へ連れていきましたね。ひやひやすることもあるが、みんなで協力して何とかやれています。
——家庭のことが中心になる転機は何だったのでしょうか?
劔:音楽の仕事をしていたときは、仕事人間で本当に朝から晩まで働いていました。神聖かまってちゃんのマネージャーとして地方をずっと回る日々。そんなときの転機が結婚です。妻の犬山(紙子さん)に「仕事は本当にやりたいものだけやってほしい」と言われたんですね。マネージャーとして日本中を回るような仕事は好きでしたが、突き詰めて考えたときに「本当に自分のやりたいことは創作活動のほうだ」と考えるようになった。それで、少しずつマネジメントの仕事は減らして行きました。子供が産まれてからは、完全に家のことと自分の創作活動だけにしました。
——劔さんは39歳の世代ですが、どんな世代と言えるでしょうか?
劔:ミュージシャンだと20年くらいやっていることになりますよね。バンド活動が人生とイコールになり、無理もせず、当たり前のように、いい活動の仕方になっている人が多いです。
——劔さんご自身は、昔に思い描いていた39歳像と比べて、今をどう思いますか?
劔:若いころは「バンドでのし上がりたい!」という気持ちもあったんですが、なかなか上手くいかなかったんですよね。音楽で生活をしたかった当時の思いと、家庭中心の現状はだいぶ違います。それに負い目を感じているときもあって。夏フェスの時期になると、(フェスに出ている人たちが)うらやましいという気持ちもありました。
でもようやく、自分は自分と思えるようになりました。好きなことをやってうまくいくことは難しいですし、仕事でメジャーなところでやってゆくことの苦労も知れたので、そのスタイルに自身が向いているか否かを考えることができたんじゃないかな。僕は結局、大衆受けを意図したものよりも、一部の人だけにでもしっかり愛されるようなものが好き。それも踏まえた上で、自分は今の生活をしています。やっぱり人と比べるものじゃありませんでしたね。
——これからやりたいことはなんですか?
劔:バンド、漫画家、主夫……、結局、好きなことばかりしてきたなぁという感じです。それでさらに良い人と出会ったりして、運よく良い環境にこれました。
これから楽しみなのは、子供が大きくなって、自分の時間ができることですね。新しいバンドをやろうと考えています。また新しいことを始めてみるのもいいですよね。
——カローラ スポーツに試乗していかがでしたか?
劔:未来感がありますよね。運転席のフロントガラスに映る表示(カラーヘッドアップディスプレイ)、あれってもうSF映画の世界じゃないですか。オペレーターと繋がるというのも、新しい可能性の入口にきている感じがする。ちゃんと人が対応してくれるって贅沢ですよね。運転しても小回りがきくし、細い道も楽に走れます。
神聖かまってちゃんのマネージャーだったとき、頻繁にバンドワゴンを運転していました。送り迎えで一日8時間とか。マネージャーじゃなく運転手みたい(笑)。でも、それだけ長時間メンバーと一緒にいて話をしていると、腹を割った話をしちゃうんです。僕だけに話してくれる話みたいな。あの時間は結構楽しかったですね。車内に一緒にいるからこそ、絆をつくれる感じ。
——モノを買う時のこだわりは?
劔:基本的には、経年変化が楽しめるモノが好きです。使い込んだときに劣化じゃなくて、イイ感じになるもの。死ぬまで使えるもの、世代を超えて使えるものを選びたいですね。
劔樹人さんのインタビューを通じて見えてきた「39歳のベーシック」。
他にも21歳~39歳にインタビュー。あなたが共感する「ベーシック」を探してみてください。