安田顕の心をほどき、
モードを切り替える朝。
トヨタ「bz4x」とともに過ごす“整う時間”

俳優の安田顕さんは、トヨタのbZ4Xを「クルマ単体のかっこよさだけでなく、街とマッチして、その風景自体を『かっこいい』と思わせてくれる力があります」と語る。

東京、等々力。街が動き出す少し前、やわらかな朝の光の中に、安田顕さんが現れた。ベーカリーカフェRITUEL(リチュエル)で、仕事前のひと時を過ごす。多忙な日々を送る彼にとって、素の自分に戻れる時間は、なによりも愛おしい。

かたわらにあるのは、新しくなったトヨタのBEV(電気自動車)、「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」。洗練されたデザインに加え、走行性能や航続距離、最高出力が向上した。

ドアを閉めれば、そこはもう自分だけの場所になる。深呼吸をするように、安田さんの一日がここから始まる。

静かなドライビング環境は、
心がほどける「個室」

「アクセルもブレーキも、ガツンとくることがなく、非常に優しいですね」と安田さん。その言葉の通り、街乗りも快適な絶妙のチューニングで仕上げられている。

「なんだろう、この守られている感じ。まるで動く個室ですね」

bZ4Xのステアリングを握りながら、安田さんはしみじみとつぶやいた。エンジン音のないBEVの走りは、驚くほど静かでなめらかだ。

「親父が毎朝、新聞を持ってトイレにこもっていたんですよ。あの気持ちがわかる気がします(笑)。誰にも邪魔されない、自分だけの時間。この静けさはホッとします」

ノイズキャンセリングイヤホンをつけた時のような、心地よい没入感。アクセルを踏んでも、車体が無理をする感じは一切ない。ただスーッと、気持ちよく前へ進んでいく。その余裕が、これから始まる仕事への活力を、じんわりと満たしてくれる。

愛してやまないビートルズを聴くために、14インチフルHDのディスプレイオーディオを操作する安田さん。スマートフォンと連携すれば、クルマから離れていてもエアコンの操作や充電状況の確認も行える。

愛してやまないビートルズを聴くために、14インチフルHDのディスプレイオーディオを操作する安田さん。スマートフォンと連携すれば、クルマから離れていてもエアコンの操作や充電状況の確認も行える。

BEVならではの静粛性に加えて、上質な音楽体験ができることも魅力のひとつ。安田さんは「『アンソロジー4』に入っているこの曲がお薦めです」とディスプレイオーディオへ指を伸ばした。

大好きなビートルズのアルバムから選んだのは、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲を手掛けた名曲『Something』のオーケストラバージョンだ。

「このストリングスのアレンジがいいんです」

そう語る口調はなめらかだ。続く曲が『Free As A Bird』であることも楽しげに語る。室内空間に広がるサウンドが、身体に染み込んでいることが伝わってくる。

その美しい旋律は、9つのスピーカーと専用アンプを備えたJBLのプレミアムサウンドシステムから流れ出す。彼は満足そうに頷き、シートに身を預けた。

「音が近い。すぐそばで演奏しているみたいですよね」

ただ音を流すのではなく、その響きを確かめるように聴く。静かな車内だからこそ、大好きな音楽の細部までが鮮明になる。それは、彼が何気ない移動の時間さえも、豊かに楽しもうとしている証しのようだった。

大切なものを守り、
一緒に過ごす場所になる

表情は穏やか。でもこれは一日の始まりに心身を中立に戻す、静かなる儀式のようなひと時。サウナで始める朝も多いのだそう。

「RITUEL」の店内には、焼きたてのパンの香ばしい匂いが漂っている。

「どれにしようかな」と、トングを片手にパンを選ぶ。ふと、レジ横でなにかを見つけて顔をほころばせた。

「あ、これ。骨のかたちしてる。ワンちゃん用だって。買って帰ろう」

自分の朝食だけでなく、家で待つ愛犬へのお土産も忘れない。そんな優しさが、安田顕という人の日常なのだろう。

テラスでクロワッサンを頬張りながら、話題は彼が唯一書いた本、『北海道室蘭市本町一丁目四十六番地』のことになった。故郷と家族を綴ったエッセイ。章ごとに添えられたかわいらしい挿絵について尋ねると、彼は少し照れたように笑った。

「あれ、娘が小さい頃に描いた絵なんです」

家族と過ごした時間、積み重ねてきた記憶。それらが一冊の本に詰まっている。ふと駐車場に目をやれば、朝日を浴びたbZ4Xが静かに待っている。

誰の目も気にせず、自分と、自分の大切なもののために過ごす時間を守ってくれる場所。このクルマは、そんな優しいわがままを、静かに許してくれる気がする。

“馴染む”という美学を体現する、
洗練されたデザイン

コーヒーを片手にbZ4Xを見つめる。ヘッドライトを「目」と表現する安田さんの眼差しは優しい。

真一文字のテールランプや、独特の造形のスポイラーが個性的だ。

真一文字のテールランプや、独特の造形のスポイラーが個性的だ。

「顔もいいですよね。目がシュッとしているから」

カフェからの出発時、安田さんはbZ4Xを眺めてそう話す。彼が気に入っているのは、そのデザインが持つ“ほどよい距離感”だ。

「街ですれ違ったら『おっ』と目で追ってしまう。けれど、風景から浮いてはいない。ちゃんと街に馴染んでいる」

それは、主演をこなしながらバイプレイヤーとしても輝く彼の、役者としての美学にも通じるのかもしれない。そこにいるだけで空気を変え、それでいて、作品の世界に溶け込む。そんな、確かな存在感だ。

「埋没せず、でも主張しすぎない。そういう佇まいが、いまの気分です」

肩肘張らず、街に溶け込みながら、自分らしくあること。bZ4Xのその姿は、こだわりを持ちつつも軽やかに生きる、大人の余裕を感じさせる。

「顔の目が細くて特徴的ですよね。あと、なによりホイールが格好いいんです」と安田さん。

「顔の目が細くて特徴的ですよね。あと、なによりホイールが格好いいんです」と安田さん。

鋭い眼差しを思わせるヘッドランプから、風を切り裂くようなボディサイドの造形。そして足元を引き締める大径ホイール。その佇まいは、静寂なキャビンとは対照的に、走る喜びを力強く予感させる。

「落ち着きだけじゃなく、こういう艶のあるデザインに触れると、自然と背筋が伸びますね」と安田さん。

美しい道具は、使う人間の意識まで変える力があるのかもしれない。彼はドアを開け、運転席へと乗り込む。

システムを起動してDレンジへ移し、「よし、行きますか」。

静かに、それでいて力強く動き出したbZ4Xは、安田さんを次の現場――俳優としての戦場へと送り出した。