私はbZ4X新登場の時から内装設計に携わり、広々として開放感のある室内空間を実現するためにさまざまなトライをしました。その代表例が、グローブボックスをなくして、助手席の足もとスペースを拡大したことです。骨格やシステムの配置など、それまでのトヨタ車とはガラリと変えながら、BEVという素性の良いクルマにふさわしい快適空間を創り出すことができたと思っています。
そして今回、内装を一新したbZ4Xでも、お客様により大きな開放感を味わっていただけるようにと考えて取り組みました。空間の広がりを感じさせる水平基調のインストルメントパネルを採用したのですが、その厚みをできるだけ薄くするために、驚くほど細いエアコンのレジスター(吹き出し口)を開発したのです。風の通り道であるダクトの形状を最適化したり、風の向きを調整するレジスターフィンに工夫を施していますので、お客様に届く風の総量はこれまでと変わりなく、四季をとおして快適にお過ごしいただけます。