EVENT REPORT
THE CROWN 横浜都筑でクラウンのオーナーと開発陣の座談会
2024.02.23
1月28日(日)、クラウン専門店「THE CROWN横浜都筑」にてクラウンを購入いただいたオーナーを招き、クラウン開発陣との座談会が開催された。
THE CROWN 横浜都筑ゼネラルマネージャーの宇佐美とクラウン チーフエンジニアの清水の挨拶からイベントはスタート。

ゼネラルマネージャー 宇佐美

チーフエンジニア 清水
チーフエンジニアの清水は「今回のクラウンは商品だけでなく、クルマの売り方やお客様との接点の持ち方も新しい事にチャレンジしています。クラウン専門店「THE CROWN」を中心に直接お客様とコミュニケーションをとり、お客様と一緒にクラウンを育てていきたいと思っております。本日のイベントも商品開発のヒントとして今後に繋げていきたいです。」
と挨拶し、お客様に忌憚のない意見を求めた。
本イベントには、開発責任者の清水に加え、クラウン開発に携わった、チーフデザイナーの宮﨑、カラーデザイナーの宍戸、クロスオーバーとスポーツとエステートの担当者である本間、車両性能を担当した多和田の5名のメンバーが参加した。
引き込まれるクラウンの魅力
クラウンオーナーと開発陣は2つのグループに分かれて座談会を開始。
最初にそれぞれ自己紹介を行い、クラウンを購入した決め手についてお話しいただいた。

“あがりのクルマ”というイメージだったが、新たなクラウンのデザインを見て、思わず即決したというお声が多かった。
クラウンの走りに対する信頼はあったので、重厚性のある見た目、カラーリングのユニークさに目を奪われたというお声は、開発陣の心に響いたようだ。
また、座談会ではクラウンと輸入車を比較されるお客様も多く「メーターは表示が細かく、ディスプレイオーディオも扱いやすい。輸入車にはない、かゆいところに手が届く気配りに感激した」というお声もあった。

クラウンオーナーの1人が「試乗してから購入を判断するつもりだったが、THE CROWN 横浜都筑の佇まいと、スタッフの対応をみて試乗する前にサインしていた。」と語ってくれた。
「THE CROWNへ訪れていなかったら買っていなかった。」「クラウンに特化した専門店やスタッフの接客にプレミアム感を感じた。」というご意見に、他オーナーも大きく頷いていたのが印象的だった。

また、以前のイベントで開発陣が「自らが本当に良いと思うモノを作る」との話をきき、購入に至ったクラウンオーナーもいた。「開発者の言葉が決め手となった」というエピソードに、開発責任者の清水の顔に思わず笑みが溢れた。
クラウンの未来

続いて、クラウンブランドの方向性について意見交換した。
開発陣からはクラウン構想として考えているコンセプトやスケッチ画を提示するなど、
クラウンオーナー・開発陣ともに「クラウンへの愛情」という共通の思いを持ち、クラウンの未来について熱く語りあった。
開発陣は直接聞ける貴重な意見や生声に真剣に耳を傾け、お客様の考えや想いを深掘りしていく。

「クラウンは4タイプあるので、内装のバリエーションをもっと増やしてもよいのでは」と意見が挙がった。見た目だけでなく、乗って楽しい、ワクワクすることはやはり重要なポイントだ。
また、デザインも性能もタイプ別に変化のあるクラウンを見せてほしいとの意見も挙がった。

若い世代にアクションするなら、と外装のカラーバリエーションについても言及された。外装も内装も、選択肢を増やすことは重要なポイントとなるだろう。
また、これからの時代変化に対応し、5年後10年後さらなる進化したクラウンになってほしいとの要望も挙がった。
お客様のお声はブランド成長の起点
座談会を終えた後、クラウン開発陣は「お客様の貴重なお声が活力になった」とイベントを振り返った。

チーフデザイナー 宮﨑
チーフデザイナーの宮﨑は「私達開発側が持っているクラウン像に対して、お客様から年代問わずどんどん新しくしていってほしい、しかし一方で行きすぎないで欲しいという気持ちが伝わってきました。」と語った。
「伝統的なスタイルと新しさのバランスを保ってほしい。ヘリテージ(遺産や伝統)は大切にしつつも古臭くはなってほしくはないという思いが伝わりました。」

チーフエンジニア 清水
チーフエンジニアの清水は、今回の座談会について、次のように言葉を続けた。
「まず、お客様の生の声を直接お伺いできる機会というのは非常に貴重なことだと思います。このように販売店で座談会をさせていただけるのはとてもうれしいですし、もっともっとこのような機会を増やしていきたいです。
本日の座談会で、クラウンが長い歴史の中でいろいろと悩みながら積み重ねてきたものがある事、それを大事にしながら今回の16代目クラウンでは新たな形に挑戦しようとしていることを、お客様にも感じ取っていただいていることを実感しました。
いただいたお客様のお声をうまく開発に活かしていきたいです。また、お客様とコミュニケーションをとる活動をさらに広げていくべきと感じています。」

クロスオーバー、スポーツ、エステート担当 本間
「お客様と直接お話するとブランドへの愛着や笑顔に触れ、本当に元気をいただけます。今日お話した中で『最初は買うつもりなかったけれど、ここへきてクラウンをぱっと見て、もうこれだと思い試乗もせずにサインした。クラウンと名乗っているクルマは良いに決まっているので』というエピソードを伺い、ブランドがお客様の信頼を得ていることがとても嬉しかったですし、そのような信頼、期待を上回るクルマづくりを行っていく活力を得ました。」と語ったのはクロスオーバー、スポーツ、エステート担当の本間。
また、カラーデザイナーの宍戸は「輸入車からクラウンへ乗り換えた方々の話が印象的でした。デザインに魅力を感じ、クラウンに魅了されてご購入いただいたとのこと。さらに、クラウン店舗の特別感も選んでいただけたポイントだったというお話しが印象的でした。」と語った。
車両性能開発担当の多和田は「デザインの変更は大きく評価していただけたと受け止めています。店舗とともに、どのようなクルマをどのように提供していけばお客様の心に響くのかを改めて考えるきっかけになりました。」と感想を語った。
最後に清水が、こう締めくくった。
「今日は、お客様はもちろんですが、販売店の方々ともかなり近いコミュニケーションがとれました。現場の声もしっかりと僕は受け止めたい。そういう場にもしていきたいです。
エリアが変わればきっとお客様がお求めのものも変わってくると思います。そのようなお声に対しいかに僕らが柔軟に対応していけるかが期待されている点だと思いますし、こうしたコミュニケーションの意義です。ブランドを育てる起点がこういうところにありますので、今日のような機会を活かして、しっかり突き詰めていきたいと思いました。」
クラウンのブランドをお客様と一緒に盛り上げていく、新たな機会となる一日だった。

イベント開催店舗
THE CROWN 横浜都筑
神奈川県横浜市都筑区荏田東2-9-30
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