クラウン生誕70周年記念プロジェクト「47ROADS BY CROWN」の新たな取り組みとして、全国６都市に展開するクラウン専門店「THE CROWN」にて、クラウンと共に“世界に誇る日本の魅力”を体感する特別試乗モニターキャンペーン『47ROADS BY CROWN -THE EMOTIVE JOURNEYS-』が開催された。
第1弾は、革新と挑戦を続けながら受け継がれた伝統工芸を体験できる工房に、クラウンで訪ねる試乗体験プログラムだ。

お客様が希望するクラウンに乗り、１日をかけて「日本の魅力を再発見」する旅に出た。お客様は日本の伝統を受け継ぎながら進化する工芸の「体験」、そして「THE CROWN」の店舗から工房までのドライブで感じるクラウンの「体験」と、２つの「体験」を同時に楽しまれた。今回は「THE CROWN 愛知高辻」「THE CROWN 大阪千里」「THE CROWN 福岡天神」の試乗プログラムの様子を報告したい。

「東京・横浜・千葉編」の試乗プログラムの様子はこちら

「THE CROWN 愛知高辻」の美濃和紙手漉き体験

「THE CROWN 愛知高辻」では6月21日、店舗から岐阜県美濃市までの試乗体験と、「美濃和紙の手漉き」体験を行う試乗会が行われた。試乗車は「クラウン（セダン）」、「クラウン（スポーツ）」の２台。抽選で選ばれたお客様は、新緑と豊かな水系に恵まれた美濃までのドライブと、本格手漉き和紙を本場の職人に教わりながら制作を楽しまれた。

体験工房までの約90分のドライブコース、昼食スポットをスタッフから紹介され、実際の試乗体験がスタート。試乗車に乗り込む際、クラウンの前で記念撮影をしたり、ドライビングポジションを念入りに確かめるお客様の姿が見受けられ、本日の試乗体験を楽しみにされていたようだ。

濃尾平野を貫く清流・長良川に沿って、目指す工房へとドライブ。岐阜県に入ると山々が迫ってきて、川では名産の鮎を狙う太公望たちの姿が見えてくる。近くには江戸時代の情緒を残す17の宿場町が残り、旧中山道もあると言った歴史的な地。やがて山間の和紙の里に到着する。

1300年の歴史を誇る美濃和紙。その伝統を革新的に継承するのが、「Warabi Paper Company（旧大光工房）」。
工房では職人が笑顔で出迎えてくれた。お客様ははじめての和紙漉き体験となり、職人の説明へ熱心に耳を傾けていた。原料となる楮（こうぞ）、三椏（みつまた）、雁皮（がんぴ）の話や、山から流れ出る豊かな水脈が美濃和紙の伝統を紡いでいることを教えていただく。

実際の手漉き体験では、漉き桁（すきげた）を自ら縦横に動かし、繊維を絡め、和紙の原型を作成。その上で押し花や押し葉、金銀箔や色染めを施し、オリジナルの１枚を目指した。乾燥を経てでき上がったものを手にしたお客様は「とても楽しい体験でした。この和紙は宝物にします！」と、お互いの作品を見せ合いながら、にこやかに談笑した。

帰路も１時間ほどの試乗を楽しみ、「THE CROWN 愛知高辻」へと到着。「素晴らしい体験でした。日本伝統のクラフトマンシップを美濃和紙にはもちろん、クラウンにも感じました。初めてクラウンに乗ったのですが、デザインの高級感や扱いやすさ、操作性の良さ・安定感や優しさを感じ、運転しやすかったです」とクラウン（スポーツ）に試乗されたお客様から感想をいただいた。一方でクラウン（セダン）のお客様は「（クラウンの）抜群の静粛性、あっという間の加速がすごかったです。クラウンというブランドイメージの革新を感じました。今回の16代目で幅広い層にファンが広がったと思います！」という言葉をいただいた。

参加いただいた方々の間でお互い試乗されたクラウンの感想を共有したり、工房前では一緒に記念撮影をされたりと、工房体験からクラウンによって生まれたつながりが見えた、そんな体験プログラムとなった。

「THE CROWN 大阪千里」の和傘工房見学とミニ「古都里」制作

8月2日「THE CROWN 大阪千里」での体験プログラムは、匠の技と革新が融合し誕生した、京和傘の構造を活かした卓上照明「古都里」制作。和傘の美しくも複雑な開閉構造の仕組みを学びながら、歌舞伎や茶道にも通じる文化の奥深さに触れる体験だ。

用意された試乗車は「クラウン（クロスオーバー）」と「クラウン（スポーツ）」。
試乗のおすすめルートには、京都洛西の美しい景色を一望できる「嵐山高雄パークウェイ」の休憩スポットが入るなど、工房までの120分のドライブコースを設定。ルート上では、高速道路や山道のワインディングロードもあり、クラウンの快適な操舵性、滑らかな加速、上質な乗り心地などを堪能いただき、目的地の工房へ向かう。

江戸時代より160年以上続く京和傘の老舗「日吉屋/日吉屋工房」。日本古来の伝統を継承しながら、現代に寄り添ったデザインとなった和傘は、唯一無二の存在感があり、参加者たちを圧倒した。

今回チャレンジしたのは卓上照明「古都里」の制作。実際の作業では、京和傘の構造を活かした基礎に、不燃布を貼付。さらに竹に沿って折目をつけ、収納可能な状態へと仕上げる。複雑さゆえに、こまやかな作業がゆえ集中する参加者たちは、苦労しながらも楽しんでおり、その瞳は幼少期に戻ったような表情を時折のぞかせたことが印象的だった。置き型ライト付で照明を灯すこともできる逸品ができ上がり、参加された方々が作った卓上照明を並べ、それぞれの個性を愉しんでいた。

途中、中座して職人たちが実際に働いている工房にも案内してくれた。現在和傘を修理できる職人も少なく、修理依頼として全国から和傘が届く。職人たちは古く使えなくなった部品を新しく差し替え、和紙を張り替えることも行っている。
また和傘の伝統技術を生かしながら、今の生活様式にあった照明器具などを作っており、それは16代目クラウンに通じるものがあった。

帰路は1時間ほどの試乗を楽しんで「THE CROWN 大阪千里」へ。クラウン（スポーツ）にご試乗いただいたお客様は「いまもクラウンを乗っているが、EV走行ならではの軽快な走りを体感できました。ただ試乗車だけにアクセルを十分に踏み込みことができなかったことが心残り。また乗ってみなければと感じた」。またクラウン（クロスオーバー）を試乗された方からは「室内には、自然で落ち着いた感じがあり、運転しやすかった。助手席が思っていたより広く、同乗者もくつろげたと言っておりました」と感想を述べられた。

「THE CROWN 福岡天神」の藍染工房見学とハンカチ藍染体験　

6月27日に「THE CROWN 福岡天神」にて特別試乗会が行われた。試乗車に選ばれたのは「クラウン（スポーツ）」と「クラウン（エステート）」。福岡市内の中心街から海沿いのコースを通り、筑後市へ向かうロングドライブ、そして久留米絣で知られる老舗工房での藍染め体験が実施された。

試乗に参加するお客様に「THE CROWN 福岡天神」から工房へのルートの説明、ランチ処や道の駅など、おすすめスポットの紹介がなされた。続けてスタッフのアテンドでスポーツに乗り込んだお客様は「ちょうど体にフィットするシートで、快適に運転ができそうです」と、これからの試乗に期待を寄せた。

福岡の中心地より北へ、異国情緒あふれる非日常なドライブルートである「海の中道」が、おすすめのコースとして設定された。通称「うみなか」と呼ばれるこの道は、左右を海に挟まれているため、見晴らしがよく、まるで海外のような雰囲気も感じる人気のルート。景色とともに、クラウンの優雅で力強い走りを体感できる。

筑後に根付く久留米絣の伝統を守り続ける「藍華 田中絣工房」は、明治時代から受け継がれる匠の技と、現代の感性が融合する場。今回は世界が認める日本の織物文化に触れ、ハンカチの藍染体験を行った。
お客様はサンプルを見ながらデザインに着手。染める部分、染めない部分を想像して糸やゴムで縛りつける。ここが仕上がりを左右されるために、時間をかけながら思い思いに手を動かしていた。

そして色付け。インディゴ色素を含む植物を発酵された液体が満たされた窯が地面に埋め込まれており、伝統ならではの工房の雰囲気と、独特の香りが充満されていた。
複数の窯では発酵状態が異なっており、それにより藍の色味も変わってくる。参加者は藍の液の中につけ、揉みこみ、絞り、仕上がりを創造しながら一連の作業を繰り返した。最後は水洗いし、乾かして完成。自分だけのオリジナルな一枚が生まれていた。

工房を後に、１時間以上のロングドライブを経て「THE CROWN 福岡天神」にお戻りになったお客様。クラウン（エステート）に試乗されたお客様からは「往復で２時間以上ハンドルを握りましたが、疲れを感じませんでした」と感想をいただき、またクラウン（スポーツ）を試乗された方からは「助手席にも乗ってみて、どちらも乗り心地は抜群でした。自分は運転している方がよりクラウンの心地良い走行を感じられ、楽しかったです」と感想をいただいた。

クラウンの”革新と挑戦”を伝える本プログラム「THE EMOTIVE JOURNEYS」のスペシャルな試乗体験は、心豊かな時間を享受するイベントとなった。

日本の道に鍛えられたクラウンの洗練された走りと心豊かな時間を存分にご体感いただけるクラウン専門店THE CROWN限定の”ホテルステイ付きドライビングプログラム”の開催を控えています。9月30日（火）15：00まで応募可能なので、興味のある方は是非ご応募ください。

URL：https://toyota.jp/info/crown_brand/flagshipstore/70th_47roads/vol2/