EVENT REPORT
クラウンを通して共通の価値観を持つお客様が集う特別な時間〜THE CROWN オーナーズミーティングを開催
2026.04.23
「クラウンに乗る」という共通の価値観を持つクラウンのオーナー様と、クラウンの開発者やクラウン専門店「THE CROWN」のスタッフが一同に介し、特別な場所で趣向を凝らしたプログラムを体験して絆を深める「THE CROWN OWNER’S MEETING」が開催された。
その舞台となったのは、滋賀県伊吹山の麓に位置するグランピングリゾート「GLAMP ELEMENT」。雄大な大自然の中で悠久の息吹が深呼吸できる至極のリゾート地。五感の全てを使って体験するアクティビティやスペシャルなイベントが満載されていて、大型ドームテントやコテージでの宿泊だけでないバリエーション豊かで開放的な空間を提供している。
自らのドライブでクラウンが集結
今回のイベントに全国のクラウン専門店「THE CROWN」をご利用されているオーナー様とそのご家族が自らのドライブで集結された。
ラウンジで開催されたウェルカムミーティングでは、クラウン製品企画主査の本間裕二氏、クラウン製品企画主幹の野原政俊氏、クラウンチーフデザイナーの宮﨑満則氏、クラウンCMFデザイナーの熊野もも氏が登壇。本間氏は「クラウンのご愛用、そして今回のご参加ありがとうございます。クラウンを通じたグランピングイベントは今回初の試みです。我々開発陣とともに販売店の皆さんも来ていただいているので、交流を通じて次のクラウンをどうしたらいいか、クラウンブランドをお客様とともにどう育てていくのか、などそんなお話ができればと思います。またポジティブ、ネガティブに関わらずいろんなご意見を聞きたいと思っています」とあいさつした。
続いて参加したお客様も、用意された名札にニックネームを書き込んで元気にあいさつ。関東からは400km前後、大阪からは130km、名古屋からは70kmという距離にあるこの地に自走で到着された直後にも関わらず(特に関東からはロングドライブだ)、疲れを全く見せないあいさつぶりを拝見していると、やっぱり快適なクルマ(クラウン)に乗っているからこそなんだ、と思わせてくれた。
ドライビングプログラムと工房体験
続いて行われた「ドライビングプログラム」ではクラウン4モデルを揃えて、ご自分の愛車以外で気になっていた車型を試乗できるというもの。製品企画の野原主幹の同乗のもとに解説を聞きながらのドライブだったり、トヨタが実証実験中の音声ガイドを活用した周辺観光情報の自動ナビゲーションなどを体験できたりなど、美しい伊吹山の麓の試乗コースを走るという贅沢な時間を楽しんでおられた。「RSモデルはやっぱり速かったし、セダンは往年のクラウンらしさが味わえた」「貴重なFCEVモデルは無音で路面を感じさせない宙に浮いたような異次元感覚があったし、マットメタルのボディは重厚感がすごくて、プレスラインが際立って見えた」など、みなさんご満足の様子だ。
クラウンの「革新と挑戦」と同様、古くからの伝統を引き継ぎつつ新たな挑戦を続けている地元工房の体験コースは2つあり、参加者らは自らの愛車をドライブして会場に駆けつけた。一つ目は滋賀の自然と木々を活かしたモノ作りの「いろ色浜独楽」の色付けの体験。「難しかったけど楽しかった」という参加したお子様の作品を見ていたチーフデザイナーの宮﨑氏は「独特の色の選び方は我々の感覚にないもの。なかなかいいね」と感心しきりだった。
また長浜市の「萬右(まんよ)鍛治小屋」で行われた鍛治打ち体験では、お客様自らが800℃の温度で真っ赤になった鉄を実際にハンマーで叩く工程を体験。「ぜひ一度これをやってみたかったんです。鉄が赤いうちは思った以上に柔らかい感触があったのに、冷えてくると硬くなって手に痛いほどだった」とリアルな感想を。最後には、1200℃まで高温にした鉄を職人さんが思いっきり叩いて豪快に火花を散らす、美しいデモンストレーションを披露してくれた。
プログラム終了後のプレミアムディナーまでの自由時間は、部屋ごとに備え付けのカヌーに乗ったり、パターゴルフをしたり、凧揚げをしたりと、それぞれお好みのアクティビティを楽しんだ。
プレミアムディナーで水素グリラー体験、星空観賞やジャズ鑑賞、日本酒飲み比べ体験も
お待ちかねのプレミアムディナーでは、地元食材をふんだんに使ったメニューとともに、セダンのクラウンFCEVでも採用されている水素エネルギーを身近に感じることができる「水素グリラー」が登場した。トヨタとリンナイが共同開発したこのグリルで焼いたお肉や野菜は、表面はカリッとしながら中はジューシーに。水素は燃焼温度が高く、燃えると酸素と結合して水蒸気が発生するためで、試しに炎に手を近づけてみると、しっとりとする不思議な感覚がある。用意された食材があっという間にみなさんの胃袋に収まったのはいうまでもない。
お食事が終わる頃には、デッキや芝生に出ての星空観賞がスタートした。晴れ渡った夜空のもとで開催された教室の講師役は、滋賀県出身で今や全国で活躍中の星のお兄さん「星兄」さんという豪華版。ブルーのレーザー光線で星の位置を示しながらの解説はとてもわかりやすく、その後は「春の大三角形」やオリオン座のベテルギウスなど、お馴染みの星座や一等星を紹介。観賞中には1つ大きな流れ星が流れて、それを見つけることができた参加者からは、「うわーっ、見えたー!」と歓声が上がっていた。
また、室内では地元「長浜レコードクラブ」代表の北川藤夫氏によるJAZZレコード鑑賞会も。持ち込んだ古い蓄音機のボックス部分には、前方にパカンと開けられる観音扉が取り付けられていた。まるで初代クラウンの観音ドアのようなこの機構が、ボリューム調節の役割を持っているとは思ってもみなかった。
一方のバーラウンジでは、地元冨田酒造の「七本槍」をはじめとする日本酒の飲み比べ体験が行われたり、それぞれの席に戻っての歓談が続いた。
爽快な夜明け、質問タイムたっぷりのミーティングでお開きへ
快適な夜のグランピングライフから一夜明け、少し冷え込んだ快晴・早朝の施設には、太陽が登り始める直前の荘厳なマジックアワーが訪れた。そして早起きのお客様は、デッキで行うモーニングヨガと、近隣の三島池に向かうウォーキング&バードウォッチングに参加された。「逆さ伊吹」が映る池の水面にはマガモやコガモ、オオバンなどの水鳥がたくさん見られ、2羽が寄り添って泳ぐ姿を見つけたお子様から「うちのパパとママみたい」との声が。そう、ここには仲良し家族しかいないのだ。
朝食後の最後のプログラムとして、時間をたっぷりととった質問タイムが開催された。
「1台の車を完成させるのに、試作車を何台くらい作りますか?」の質問には、「最初に発売したクロスオーバーは多くの台数を製作しました。コストは掛かりますが、お客様に安心してご満足頂くため、試作・評価・改善を重ねながら品質と性能のつくり込みを行っております。こうした妥協のない拘りを持ってクルマづくりを行い、お客様にお届けしております」と本間主査。
「一文字ヘッドライトや、近年にないデザイン重視など、これまでのクラウンとの転換のきっかけはなんだったのでしょう」という質問には、「クラウンに乗ることによる威厳や特別感は今までの車にありましたが、最新のクラウンでは、そこにスマートさも加味したいというところで、最初から横一文字のデザインで進めていました」とチーフデザイナーの宮﨑氏。さらに「当時の社長、現・豊田章男会長からデザインに対して、『よく走るだけでなく、かっこいい車にすることが大事だよ』との提案があったことも付け加えた。また本間主査は「今回の16代目の開発にあたり、デザイナーや設計者など開発チーム皆で大いに悩みました。その中で、過去のクラウン開発に込められた想いを改めて振り返り、1955年の初代クラウンを開発した中村健也さんの『自分の心でいいと思うもの、本当にお客様の心が入ったものをつくる』という言葉を胸に、今回の開発に取り組みました」と答えた。
「そろそろマイナーチェンジ?」、「マットメタルのお手入れはどうすればいい」など多くの質問に答えた後は、本間主査からお客様に逆質問。「エステートについては、実はグランピングをイメージしながら作ってきたという経緯があって、今回それを体験したオーナー様から良かった点、また逆に要望される点があれば教えて欲しいのです」。これに対して2人のオーナー様が、屋根が長くフラットなラゲージは積載性があり、絶妙な車高もあるので、荷物をたくさん載せるアウトドアや旅行、さらに仕事などでも使い勝手の良さを感じています、とのお答え。一方共通の要望として「できれば3列目のシートがあれば」とのこと。これに対しては、「実は3列目の有無は開発段階で検討しましたが、荷室容量や足元空間が犠牲になり、企画の軸であった『余裕』の部分が損なわれるため見送りました」というのが答えだった。
本間主査は、「昨日の夜も今日の朝も、みなさんからたくさんお話を伺いました。明日から会社でまた頭を悩ませたいなと思っています。今後のクラウンに乞うご期待いただければ、と思っています」と締め括った。この後はドローンを使った記念撮影や愛車をバックにした写真を撮影。
盛りだくさんのプログラムを消化したお客様たちの笑顔を見ると、クラウン愛が一層深まったのは間違いないのだ。
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