若手人気俳優は、なぜクラウンが自分たちの世代のクルマだと感じるのか?

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若手人気俳優は、なぜクラウンが自分たちの世代のクルマだと感じるのか?

2025.01.31

「趣味はドライブ、スポーツ、ファッション」だと話す俳優の木戸大聖さんは、休みの日はたいてい愛車のハンドルを握って、ゴルフに出掛けたり、ショッピングを楽しんでいるという。絶好のドライブ日和に恵まれた一日、東京の話題のスポットを木戸さんが今気になっているクラウン(クロスオーバー)とともに訪れた。

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スポーツを楽しむことと運転は似ている

「特に用事がなくても、運転するだけの目的で出かけることが結構あるんですよ」
俳優の木戸大聖さんはそう言いながら、楽しそうにトヨタ・クラウン(クロスオーバー)のハンドルを握っている。木戸さんにとってのクルマは単なる移動の道具ではなく、豊かな時間を提供してくれる特別な存在ということのようだ。そして、「遠出をするのも好きですが、今日みたいに都内を最新のクラウン(クロスオーバー)でドライブするのもやっぱり楽しいですね」と続けた。

「ブツブツとセリフの練習をしながら運転をすることもあるし、頭を空っぽにして何も考えないように運転に集中しているときもあります。ドライブの後はいろいろなことが整理できていたり、気分がリフレッシュしているので、ひとりで部屋にいるのとはまったく違う感覚があります。それは、周囲の景色が変化していくからかもしれないし、クルマを動かす操作を楽しんでいるからかもしれません。やはり、クルマと運転が好きなんでしょうね」

信号待ちでクラウン(クロスオーバー)の空調の温度設定やオーディオのボリュームを微調整しながら、木戸さんは「内装に無駄がなくて、機能的に設計されていることが長く愛用できることにつながると思います」とうなずいた。

「ドライバーをサポートしてくれる機能が豊富なのに、ごちゃごちゃしていなくて、必要なものが使いやすい場所に配置されています。だからドライバーが好ましい環境で運転できる。長い距離を走っても運転が苦だと思ったことは一度もないし、むしろ運転をすればするほどもっとドライブをしたくなります。そこがこのクルマの魅力かなと思います」

東京湾に向かって都心を駆け抜けると、やがて「有明アーバンスポーツパーク」が見えてくる。「テレビで見ていましたが、東京オリンピックの会場ですね」と木戸さんが言う通り、感動を超えたストーリーを持つ五輪のレガシィを次の時代に引き継ぎ、新しい東京のスタイルを提案するアーバンスポーツの施設だ。

「ここで行われたスケートボードの金メダルにはとても感動しました」と当時を振り返り、スポーツが大好きで、中学、高校の6年間はバスケットボールに熱中していたことなどを話しながら、木戸さんはスケートボードパークをゆっくりと歩く。その姿は、アーバンスポーツの聖地に刻まれた歴史を確かめているようにも見える。

※特別な許可を得て撮影しています

やがて、この日のスタイリストやヘアメイクといったスタッフも加わり、即席の3×3のバスケットボールのゲームが始まった。コートには「うまい!」「ミスったぁ!」といった明るい声が響き、笑い声が飛び交う。
3×3のゲームを終えた木戸さんは、「もしかすると、運転とスポーツは似ているのかもしれません」と切り出した。

「自分の身体も今日乗っているこのクルマも、思うように動かすことができると楽しい、という点が似ているように感じました。そういえば僕は、ドライブをしているとゴルフの打ちっ放しに行きたくなることがあって、だからいつもトランクにはゴルフバッグを入れているんです」

確かに木戸さんの言うように、脳から指令を出して筋肉やエンジンを操ることには、共通点があるのかもしれない。

※特別な許可を得て撮影しています

ファッションと同じように、クルマも楽しむ

次なる目的地は、古着を中心に扱うセレクトショップ、「ARCH南青山」。木戸さんは、「もともと、下北沢の古着屋さん巡りから、洋服やファッションが大好きになりました」と振り返る。そしてファッションの話題は、クラウン(クロスオーバー)のデザインに広がっていった。木戸さんは言う。

「初めてクラウン(クロスオーバー)を見たときに、自分より上の年代の方が乗る遠い存在だったクラウンが、ぐっと近寄ってきた感じがしたんです。むしろ、僕らの世代がクラウンに乗ったらそのセンスは尖っているな、と思いました」

大のクルマ好きである木戸さんが、クラウン(クロスオーバー)に親近感を抱いた理由を、さらに深堀りする。

「ひとつは、リフトアップしてSUVとセダンをクロスオーバーさせたスタイルですね。もうひとつ、僕にとってカラーリングのインパクトも大きかったと思っていて、イメージカラーのブロンズ(註:正確にはプレシャスブロンズ)のツートーンカラーは、このクルマのためのオンリーワンのカラーのように感じました。大胆に変わった背丈のあるスタイリングと個性的なツートンカラーが組み合わさって、これは僕たちのためのクルマなんだと、ピンときたんです」

青山美術館通りに2階建ての店舗を構える「ARCH南青山」は、フレンチミリタリーなどのヴィンテージを中心に、こだわりのデザイナーが手がけたアイテムも一緒にラインナップする東京を代表するセレクトショップだ。

木戸さんはその品揃えに目を輝かせ、スタッフの方の服への愛情のこもった商品説明に聞き入っている。そしていくつかのアイテムに袖を通した木戸さんは、「どれも、すごく気になります!」と相好を崩した。

「なにか、クルマとファッションには通じるものがありますね。新しいアイテムがいいとか、古いモノが偉いというのではなく、ひとつのサークルのようにつながっている気がします。だから40年前のジャケットに最新のパンツを合わせるのも楽しい。クラウン(クロスオーバー)も、これまでのモデルが積み重ねてきた歴史の上にあると思うんです。だからガレージに往年のクラウンと最新のクラウン(クロスオーバー)が並んでいたら、時の流れだけではなく、変わらないスタイルが感じられて格好いいかもしれません」

自分だけでなく一緒に乗る人も思いやる、クラウンは利他を考えたクルマ

東京ドライブの最後の目的地は、世田谷のカフェ「SIT ON TOKYO」。南青山から青山通りを経由して世田谷へ向かう道中、「やっぱりこの運転のしやすさが、クラウン(クロスオーバー)らしさのひとつですね」と木戸さんはうなずいた。

「まず静かで乗り心地が快適だから、疲れない。しかもパワーも充分で、これくらい力に余裕があるほうがリラックスして運転できることを知りました。あと、ゴルフの帰りに高速道路を走るようなときには運転をアシストしてくれる機能が充実しているので、とても助かります」

そして「SIT ON TOKYO」の駐車スペースにクラウン(クロスオーバー)を停めた木戸さんは、「都内で、愛車を眺めながらコーヒーが飲めるカフェって貴重ですね」と感心した様子を見せた。

店内には、クルマ好きのために古い自動車専門誌や自動車カタログが置かれ、木戸さんは興味深そうに何冊かを手に取り目を細めた。

2025年、木戸さんが中原中也役を演じた映画『ゆきてかへらぬ』が公開されたり、ロックミュージシャン役として歌も披露するNHKドラマ『バニラな毎日』に出演するなど、多忙を極める。そんな多忙な日々の合間に、つかの間の休息を楽しんでいるように見える。

「忙しいのは間違いありませんが、詩人やロックミュージシャンなど、新しい役にチャレンジできることはとても嬉しいことでもあります。最近だと声優もやらせていただいて、新しいことに挑戦することで木戸大聖をアップデートしていくことはとても大切なことだと思っています。さきほど、昔のクラウンのカタログを見ていたんですけど、当時の最先端の技術を搭載していました。クルマも役者も、革新に挑戦するからこそ長く続けることができるし、長く続けられるから伝統を築くことができるんだと、痛感しました」

木戸さんが言うように、クラウンは伝統と革新を両輪に進化を続けてきた。そんな結論が出たところで、木戸さんは、「クラウンにはもうひとつ大切な考え方があると思っています」と付け加えた。

「実はクラウン(クロスオーバー)に初めて乗ったときに、後ろの席にも座らせてもらったんです。大切な方を乗せたときに、どう感じるのかを知っておきたかったからです。結果的にすごく広々としたスペースがあって、しかもゆったりとした乗り心地と静粛性のおかげでリラックスすることができました。あのときに、オーナーだけでなく同乗者のことも考えたクルマなんだと感じたことを覚えています。ほかにもクラウンは、ハイブリッドやプラグインハイブリッド、FCEVといったパワートレインを用意することで、環境性能にも配慮していますよね。自分だけがよければいいというのではなく、利他の考えを持ったクルマであることも、クラウンの個性だと思っています」

そう言ってから、窓ガラス越しにクラウン(クロスオーバー)のリアビューを慈しむように見つめ、コーヒーカップを手に取った。その眼差しの温かさと真剣さからは、クラウンはただの移動の道具ではなく、人生を豊かにしてくれる相棒だという想いが伝わってくる。

木戸大聖

木戸大聖

1996年生まれ。福岡県出身。2017年に俳優としてデビュー。映画やドラマの話題作に出演している。Netflixシリーズ「First Love 初恋」では主人公の青年期を演じ人気を博すなど、多才な活躍を見せる。2025年は中原中也役を演じた映画『ゆきてかへらぬ』が公開されるほか、ロックミュージシャン役に挑戦するNHKドラマ『バニラな毎日』に出演するなど、さらなる飛躍が期待される。

Production by FIRST DRIVE
Photograph by Kunihisa Kobayashi
Videograph by Teruhisa Inoue
Text by Takeshi Sato
Styling by Ayato Tomida
Hair make by Akihito Hayami
この記事のクラウン
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