桜の庭園が環境に配慮した給電車の活用で
サステナブルなアート空間に
夜桜×動く電源
電気が動くと、
環境に配慮した、
夜のアートを楽しめる
クルマから電気を取り出す
「給電」による演出で
自然や環境に配慮した
夜桜イベント実現を支援
一部のライトアップや飲食提供のイベント運営には、化石燃料を使用する発電機は使わずに、
トヨタ自動車が開発した燃料電池自動車「MIRAI」や「FCキッチンカー」、本田技術研究所と共同開発した「Moving e」など
クルマからの電気(給電機能)を活用し、環境に配慮したアート空間の実証実験を行いました。
-
20代女性
コンセントのついたクルマもあるんですね。水素から電気をつくるときにCO2を出さないというのも凄いと思いました。
-
20代男性
今後このような野外イベントが増えていくと、給電車は役に立つと思いました。
-
30代女性
バスから自家発電しているということに、1番驚きました。
25日間(約80時間)の会期中、2台のMIRAIと1台のMoving eから桜のプロジェクションマッピングに電気を供給。
その電力量はトータル280.2kWにおよび、発電時におけるCO2排出ゼロの環境負荷低減に貢献した。
総電力供給量
NAKED, INC. 代表 村松 亮太郎さん
今回、環境に配慮したクリーンなお花見を目指すにあたり、発電機を使用しないという条件下でどのような演出ができるか、企画を考える際にトヨタ自動車さんの水素燃料自動車を活用できたことで、移動式プロジェクションカーなど演出アイディアの幅が広がったことと、桜の開花に併せて演出エリアを移動させるなど、約70品種の桜がある新宿御苑の特徴を活かした企画に仕立て上げることができました。
これまで発電機を使用する際には騒音が発生してしまうこともデメリットでしたが、給電では騒音は発生しないため、音の演出を際立たせることができ空間の情緒的な雰囲気を作り出すことができたことにも、プラスに作用していたと思います。
ネイキッドでは様々な手法や場所で光を使ったシーン創造を行っていますが、例えば島々や自然の奥地など電気の条件が厳しい環境下でも、給電という選択肢があることでチャレンジの幅が広がるのではないかと感じています。
1997年に設立されたクリエイティブカンパニー。
映画制作をルーツに持った強い物語性・世界観に、その時代ならではのテクノロジーや手法を組み合わせ、新たな体験を生み出している。日本のみならず、パリ、上海、シンガポールなどの国際都市でも活動、作品を発表。代表作に、東京駅プロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」、体験型アート展『NAKED FLOWERS』など。
NAKED桜の新宿御苑2023に
ついての
詳細・お問い合わせは
災害時の電力確保を目指し、
いつでもどこにでも電気を届ける
・トヨタ自動車と本田技術研究所が開発した、大容量水素を搭載する燃料電池バスと、可搬型外部給電器・ 可搬型バッテリーを組み合わせた移動式発電・給電システム。
・燃料電池バス本体からの給電に加え、可搬型バッテリーに充電することができます。可搬型バッテリーに充電し電気を小分けにして運ぶことによって、避難所などへ電気をお届けるすることが可能です。
・50人規模の避難所の必要電力を約3日間供給できます。
使用時にはCO2を排出せず、
クリーンで静かな食環境を提供
・FC(燃料電池)から電源供給することにより、様々な電気調理機器を音も臭いも気にせず使用することができるキッチンカー。
・車内にはIH調理器、オーブン、冷凍/冷蔵庫などを装備しているため、非常時には避難所に移動して、温かい食事の提供が可能です。
・調理器具以外にも携帯電話の充電、冷暖房の使用など、必要な場所に電気を供給することができます。
水素製品開発部 主査・担当部長 折橋 信行さん
トヨタは今回、自然や環境に配慮したイベントの実現を、環境に負荷をかけない車両の提供というカタチで支援させていただきました。
提供している車両はいずれも水素を燃料にして電気を作り出し、給電時にはCO2を排出しません。
このようなイベントに協力することで、水素を燃料としたクルマがあること、環境に負荷をかけないカタチで電気を供給できることを知っていただける機会になればよいと考えております。
今後も、カーボンニュートラルの実現に向けて水素を燃料とする燃料電池自動車の開発に取り組み、地球環境やエネルギーセキュリティへの貢献を目指していきます。