年末年始にテレビやラジオで必ず目にするものといえば、お笑い番組や歌番組……そして高速道路の渋滞情報です。年末年始や大型連休では当たり前に発生する交通渋滞ですが、長時間・長距離の運転をしてでも帰省や旅行にクルマを活用するには理由があるはず。また、そんな長時間・長距離運転を乗り越えるために必要なクルマの「疲れにくさ」や「運転しやすさ」を決めるポイントはどんなところにあるのでしょうか。
一般生活者とランドクルーザーオーナーへの調査を通じ、ライフスタイルに関するさまざまなテーマを紐解きお届けする「ランクルジャーナル」。今回のテーマは、もうすぐやってくる年末年始の風物詩「帰省」。帰省ドライブの実態や、長時間・長距離でも疲れず運転しやすいクルマの条件のほか、「ランクルの疲れやすさや運転のしやすさ」をオーナーに聞いた調査結果についてお届けします。
「運転のしやすさ」は#創刊号[全国8,400名の「クルマ選び」意識大調査]でも明らかになった重要な条件のひとつですが、この点を実現させるものは何なのか?ぜひ最後までご一読ください。
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KEY POINTS
- 長距離運転も気にしない「積極的クルマ帰省」派が8割。その理由は「自由に移動できるから」
- SUVは「疲れにくい」イメージが強い。特にランクルはオーナーの7割が疲れにくいと回答!
- 運転しやすいクルマの条件は「視界」・「小回り」・「安定性」が重要。小回りが利きやすい小型車は運転しやすいイメージが強い!
- 9割以上のランクルオーナーが、視界が広く視線も高いランクルはSUVなのに運転がしやすいと回答!
- 運転しやすく、疲れにくいクルマであるランドクルーザーは大切な人との旅行やドライブに持ってこい!「ランクルちゃんねる」ではランクルジャーナルと連動した動画を公開中!
年の瀬が近づき、年末年始のカレンダーを眺めながら仕事納めのタイミングや帰省先での過ごし方を考えている方も多いのではないでしょうか。今回実施した調査ではまず、帰省先がある人に年末年始の帰省予定を聞きました。すると、帰省予定のある人は45.0%と半数近く。未定と答えた人も含めると、7割程度が帰省をするか、検討中であるといえます。
帰省スケジュールが決まったら、次に決めるのは交通手段です。そこで、帰省に用いる交通手段を聞きました。圧倒的1位となったのは自家用車。その比率は56.1%と半数以上にのぼり、2位の電車・新幹線(28.1%)のほぼ2倍になっています。
帰省の有無(帰省先がある人)
N=3142
帰省の交通手段
N=3142
次に、「時間」にフォーカスを当て、「帰省先到着までにかかる時間」を尋ねました。すると「1時間未満」が最も多く4割弱(38.8%)、3時間以上かかる人が3割弱(26.8%)と二極化傾向に。クルマで3時間以上となればある程度の長距離運転が予想されますが、自家用車で帰省する人に絞った結果をみても、3時間以上の長距離帰省ドライバーが約5人に1人、2割近く(18.8%)存在しています。
帰省先到着までの時間
N=3142
【自家用車】帰省先到着までの時間
N=1763
長距離運転も気にしない「積極的クルマ帰省」派が多数
その心は、“クルマなら自由に移動できる”から
クルマでの帰省には、渋滞のイライラや長距離運転による疲れが気になるところですが、果たして自家用車で帰省する人たちは前向きにクルマ帰省を選択しているのでしょうか。
実際のところ、調査では8割の人が「積極的にクルマで帰省したい」と回答しました。疲労が心配される3時間以上の長距離運転をする人に絞っても7割が「積極的にクルマで帰省したい」と回答する、意外な結果となりました。
クルマ帰省に対する姿勢(帰省先到着までの時間別)
N=300
なぜ「積極的に自家用車での帰省を選択している」人が多いのでしょうか。自家用車での帰省を選択する人々にその理由を聞きました。
すると「自由に移動できるから」との回答が最も多く5割以上。続いて「家族と一緒に移動できる」「荷物を運べる」が続きました。確かに、クルマ移動であれば人数の変更や、自分の実家から義理の両親の実家に寄ったり、途中で観光地に寄ったり……自由なスケジュールも可能に。そんなクルマ移動ならではの柔軟さ、気軽さが、自家用車帰省の前向きな選択の大きな理由になっているようです。
自家用車で帰省する理由
N=300
帰省のような長距離運転には疲労が伴うイメージがありますが、実際ドライバーのみなさんはどれぐらいの運転で疲れを感じるのでしょうか。また「疲れないクルマ」には、どんな性能が求められるのでしょうか。
今回の調査では、「疲れを感じる運転時間」と「長距離ドライブだと思う運転時間」を聞いてみました。すると、疲れを感じる運転時間は平均約3時間2分という結果に。帰省先までクルマで3時間以上かかると回答した人は約2割いましたが、この人たちは疲労を感じながら帰省していることになりそうです。そして長時間ドライブだと思う運転時間は平均2時間38分に。「疲れを感じる運転時間」より平均24分短い結果となりました。
疲れを感じる・長距離だと思う運転時間(一般消費者の回答)
疲れを感じる運転時間 | 長距離ドライブだと思う運転時間 | 差 | |
---|---|---|---|
20代 | 2時間48分 | 2時間28分 | 20分 |
30代 | 2時間57分 | 2時間26分 | 21分 |
40代 | 3時間6分 | 2時間32分 | 34分 |
50代 | 3時間17分 | 3時間9分 | 8分 |
全体 | 3時間2分 | 2時間38分 | 24分 |
N=300
運転疲れの原因は時間だけではありません。乗っているクルマの性能や装備も疲れに影響します。帰省先や旅先で疲れた身体で疲れやすいクルマを運転すれば、疲労がますます蓄積し眠気を引き起こすかもしれません。そこで「疲れやすいクルマの条件」についても調査しました。
その結果、疲れやすいクルマの条件トップ3は「乗り心地が悪い」「揺れ・振動が激しい」「シートが合わない」という“座り心地”に関連するものが占めました。
疲れやすいクルマの条件
N=300
さらに、ボディタイプ別に「自分のクルマは疲れやすいと思うか」を尋ねたところ、コンパクトカーや軽自動車など小型車に乗っている人の方がより「自分のクルマは疲れやすい」と思っていることがわかりました。反対に、ミニバンやSUVなど大型車に乗っている人は少ない結果となっています。長距離でも疲れにくい軽自動車やコンパクトカーもあるものの、傾向としては「大型のクルマは疲れにくい」と言えそうです。
自分のクルマは疲れやすいと思う人の割合(所有するクルマのボディタイプ別)
N=300
SUVの中でも大型であるランドクルーザーは、果たして疲れにくいクルマなのでしょうか。ここからは、ランドクルーザーのオーナーに調査した結果をご紹介します。
常軌を逸した!?ランドクルーザーオーナーの疲れを感じる運転時間は驚異の6時間超え!
オーナーの7割以上が「ランクルは疲れにくい」と回答
ランドクルーザーオーナーのみなさんにも「疲れを感じる運転時間」と「長距離ドライブだと思う運転時間」を聞いてみたところ、前者は6時間17分、後者は5時間31分と、いずれも一般生活者調査の回答のなんと2倍以上の時間になりました。さらに「自分が乗っているクルマは疲れやすいと思うか」の質問に対しては、71%が「自分が乗っているランクルは疲れにくい」と回答したのです。
疲れを感じる・長距離だと思う運転時間(ランドクルーザーオーナーの回答)
疲れを感じる運転時間 | 長距離ドライブだと思う運転時間 | 差 | |
---|---|---|---|
全体 | 6時間17分 | 5時間31分 | 46分 |
N=300
自分が乗っているクルマは疲れにくい
ランドクルーザーが疲れにくいワケは「視界の広さ」「排気量(パワー)」「乗り心地」
一般的なクルマとランドクルーザーでは、疲れにくさの実感値では明確な差がありそうです。ではなぜランドクルーザーは疲れにくいと思うのか、オーナーの皆さんに聞いてみました。
ランクルが疲れにくい理由には、「視界が広い」「排気量(パワー)が大きい」「ドライビングポジションが自分に合っている」という項目が並びました。また、疲れやすさに影響するポイントとしてご紹介した「座り心地」についてはどうでしょうか。この点についても、ドライビングポジションや乗り心地、シートが快適などの項目が挙がっており、しっかりと押さえられているようです。アンケートのコメントでも「乗り味、騒音の少なさ、シートの快適性」「シートの座り心地、腰と背中のサポートがしっかりしていて、長時間の運転でも疲れない」といったコメントが寄せられました。
ランドクルーザーが疲れにくい理由(複数回答)
N=161
長時間ドライブには疲れにくさに加え、「運転しやすさ」も大切なポイント。特に年末年始は、久々に運転するドライバーや、はじめてひとりで高速道路に乗るといった、まだコツを掴み切れていないドライバーも多いはず。「運転しやすいクルマ」の条件はどんなものがあるのでしょうか。
この点について調査したところ、「視界が広い」、「小回りが利きやすい」、「直進安定性」といった、視界や操作性に関するものが上位となりました。
運転しやすいクルマの条件
N=300
また、クルマのボディタイプを細かく分けて「運転しやすいイメージ」を聞いたところ、コンパクトカー・軽自動車などの小型車が上位に。逆に、ミニバン・キャブワゴンやラージSUVなどの大型車は、運転しにくいイメージを持たれているようです。実際に疲れにくいクルマが「ミニバンやSUVなどの大型車」であったのに対し、運転しやすいイメージのクルマは「小型車」となりました。「疲れやすさ」と「運転しやすさ」は両立しないと思われているようです。
運転しやすいボディタイプイメージランキング
N=300
では、大型SUVであるランドクルーザーは運転しづらいクルマなのでしょうか?ランドクルーザーオーナーへのアンケート結果を見てみましょう。
SUVの中でも大型のランドクルーザー、オーナーの体感は「運転しやすい」 97%!
ランドクルーザーオーナー227名に「自分が乗っているランクルは運転しやすいか」を聞いたところ、なんと97%が「運転しやすい」と回答しました。クルマの中でも大型なランドクルーザーですが、一般生活者の調査よりも圧倒的に「運転しやすい」との回答が多いようです。では、この差はどこからうまれているのでしょうか?
自分が乗っているクルマは運転しやすい
ランドクルーザーが運転しやすい理由は、「視界の広さ」と、意外な「車幅の掴みやすさ」
オーナーにも「ランクルが運転しやすい理由」を聞いたところ、圧倒的に多かったのは「視線が高い」「視界が広い」でした。これは先ほどご紹介した「運転しやすいクルマ」の条件で1位となった「視界の広さ」に関わるポイントです。コメントでも「視界が広く、視線も高いので周囲が見渡しやすい」という声が多く寄せられました。その他には「排気量(パワー)の大きさ」や「直視安定性」などの理由も多く挙がっており、いずれも運転しやすいクルマの条件として挙げられていたポイントです。
ランドクルーザーが運転しやすい理由(複数回答)
N=220
また、大型車が運転しにくいイメージを持たれる理由に車幅感覚の掴みにくさがありますが、ランドクルーザーが運転しやすい理由第4位に意外にも「車幅の掴みやすさ」が挙がっています。コメントでは「角ばった形状のおかげで、車両感覚が掴みやすい」「車体の大きさを補う各センサーやアラウンドビューモニターなどがあるため、妻も怖さなく運転できていました」といった声が寄せられました。
そのほかにも、大型車は小回りが利かないのではという不安もありそうですが、ここについてもランドクルーザーオーナーからは「通常のコーナーであれば小回りが利く」「大きさの割に小回りが利く」といったコメントや、車体の大きさ故に死角が出てしまう場合でも「周囲を映すカメラで死角がカバーされ狭い場所でも大きさが気にならない」というコメントも見られました。
ランドクルーザーはSUVなどの大型車に持たれがちな不安をクリアし、「視界の広さ」などのポイントをしっかり押さえることで運転しやすさを実現しているのです。
創刊号では、ランドクルーザーは「かっこよさ」や「安全性」の評価が高いことをお伝えしました。そして今回の調査によって、オーナーたちの声から「運転のしやすさ」の秘密についても明らかになりました。大型車に持たれやすい「運転しにくい」というイメージがランドクルーザーには当てはまらないと思う人が多かったことは、読者の方々も驚きがあったのではないでしょうか。加えて「疲れにくい」という点では、一般的なクルマから圧倒的な差もつけました。
「運転しやすさ」もあり、「疲れにくいクルマ」でもあることは、家族や友人など大切な人との旅行やドライブでも安心できます。この点もランドクルーザーの魅力につながっているはずです。
ただ、ここまで読んだ方の中には、「あくまで調査結果」「ランクル愛のあるオーナーの回答だから」と思う方もいるかもしれません。そこで、ランドクルーザーを初めて運転する二人が、帰省ドライブとして約360km走破に挑戦した企画を実施!調査結果で得られた運転のしやすさや疲れにくさは本当なのか?!ランドクルーザー専用トヨタ公式YouTube「ランクルちゃんねる」で動画を公開開始!今後も、ランクルジャーナルと連動して様々な動画を公開していきます。
ランクルジャーナル次号では引き続き、令和に求められるクルマの要素である経済性についても紐解いていきます。こちらもお楽しみに!
本サイトに記載の情報はご自由にお使いいただけます。その際、「ランクルジャーナル」が出典であることをお書き添えください。
●グラフ等の画像は、こちらからダウンロードいただけます。
https://x.gd/Um7To
●「ランクルジャーナル」との連動企画をYouTube「ランクルちゃんねる」でも公開予定です。
https://youtu.be/AcGtHUsxsLU
●お問合せ先
ランドクルーザー ジャーナル編集部
編集担当
Email:landcruiser_journal@toyotaconiq.co.jp
■調査概要
【一般生活者調査】
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調査対象
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1事前調査全国20-59歳の帰省先がある男女 3,142名
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2本調査今年の年末に自家用車で帰省する可能性がある全国20-59歳男女 300名(性・年代別に割付)
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調査時期
2024年10月11日(金)~2024年10月13日(日)
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調査方法
インターネット調査
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調査主体
トヨタ・コニック・プロ株式会社
【ランドクルーザーオーナー調査】
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調査対象
ランクルズ会員のうち、調査時点でいずれかのランドクルーザー(FJクルーザーを除く)を保有する男女227名
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調査時期
2024年11月8日(金)~2024年11月17日(日)
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調査方法
インターネット調査
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調査主体
トヨタ・コニック・プロ株式会社
- 数値は、小数点第1位までの掲載。小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。
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# 創 刊 号
2024.11.7
全国8,400名の「クルマ選び」意識大調査〜夢と理想と現実が交差する令和のクルマ選び〜
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# 第 2 号
COMING SOON…
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