PRIUS JOURNAL for New People

EMOTIONAL GOOD TALK 2foodsがもたらす、食の エモーショナル・グッド

食において相反する“ジャンク(やみつきになる美味しさ)”と“ヘルシー”が融合した話題のプラントベースフードブランド「2foods」。彼らが創る新たな価値は、プリウスが目指す「エモーショナル・グッド」にも通じるものがある。東義和CEOが描く食の未来像、そして試乗体験で感じたプリウスと2foodsの共通項について伺った。

今回の New People

株式会社TWO代表取締役CEO 東 義和さん

2005年に企業ブランディングを行うPR会社、株式会社マテリアルを設立。2014年には、ウェルビーイングカンパニーとして株式会社TWOを創業し、ヘルシージャンクフードを展開するプラントベースフードブランド「2foods」を立ち上げる。

プラントベースフードブランド「2foods」とは

「欲 しいものは、いつも2つある。」を掲げ、次世代のフードカルチャー創出を図る「2foods」。東義和さんが2015年に設立した株式会社TWOが展開する、「プラントベースフード(植物性原材料からなる食品)」のブランドである。

TWOが目指すのは、誰もが求めているのに片方しか選べないことが多かった2つを同時に手に入れること。そのなかで2foodsは、食の“美味しさ”と“健康”の両方を追求するブランドです。

2foodsが提供する商品のいちばんの特色は、プラントベースでありながらジャンクフードのように、エモーショナルな食の喜びを得られる点にある。

これまで食の世界において、ヘルシーさを追求した食品は“我慢”をともなうものと捉えられていました。たとえば健康的な食を求めるときに『美味しさは二の次になっても仕方ない』と考えてしまうように。一方、ジャンクフードのような食事を摂るとき、ヘルシーさを疎かにしているような罪悪感を、心のどこかで覚える人も少なくありません。つまり、心のどこかで“美味しさ”と“健康”のトレードオフになっているわけです。

 食とは本来美味しく、そして楽しいものであるべきです。確かに、ヘルシーさやエシカルなことは大事ですが、そのために美味しさを犠牲にする必要なんてないのでは?この発想が、2foodsというブランドの起点にあります。

プラントベースフードが当たり前の存在になる世界を目指して

2 foodsでは、プラントベースフードを体験できる店舗展開に加え、工業化商品の開発も行い、食の新たな選択を提案してきた。
 2022年に、卵や肉に変わる新たな食材の選択肢を提案する「Ever Series」をローンチ、さらに2023年に登場した「2 Series」では、これまでにタブレットタイプとパウダータイプがあるプラントベースプロテイン「2Protein」やプラントベースエナジードリンク「2Energy」の2商品を発売。一見してプラントベースフードのイメージから離れたカテゴリーに挑んでいる。

一言でいえば、プラントベースフードの“裾野”を拡げるための挑戦ですね。プロテインやエナジードリンクに求められる機能をプラントベースで満たしつつ、摂るオケージョンもアップデートを目指しました。2foods全体に共通することですが、僕らが見据えているのは、プラントベースフードが当たり前の存在となる世界なんです。『2 Series』のパッケージデザインが、プラントベースであることを強くアピールしていないのも、そこに理由があります。

 棚に並ぶ中から、自分が気に入ったデザインの商品を手にするというのは、スタイリッシュなライフスタイルを好む方々にとっては自然な流れですよね。そこからプラントベースフードに親しみを感じ、美味しさとヘルシーが両立する世界があることを知ってもらう。その循環が、ライフスタイル・イノベーションにつながると信じています。

2foods東さんがプリウスから得たインプレッション

新的な挑戦を通じ、次世代のスタンダードな価値観を提示する2foodsの取り組みは、ハイブリッド車を当たり前の存在にしたプリウスの歩みを彷彿させる。通勤を含め普段はミニバンに乗っているという東さんは、ハイブリッド・リボーンを遂げたプリウスに、どのような印象を得ただろうか。

実際に乗ってみて、まず感じたのは乗り心地の良さでした。特に、アクセルやブレーキのスムーズさは想像以上でしたね。デザインも未来的で、とても魅力的だと思います。

 見た目の車高が低いだけに、車内の広さも意外でした。日頃ミニバンに乗り慣れているためか、このクラスの自動車だと助手席との距離が気になることもあるのですが、プリウスにはそれもまったくありませんでした。

 プリウスというと、やはりエコカーというイメージが強かったのですが、今回試乗したプリウスは、少し乗ってみただけでも、走る楽しさを感じることができました。

 僕にとって自動車を運転している時間は、頭を心地よくフラットにすることができる、数少ない機会なんです。その点でもプリウスは、僕の欲求を満たしてくれそうですね。

2foods東さんにとっての「エモーショナル・グッド」とは?

乗を通じあらためて、ハイブリッド車でありながら走る楽しさも追求したプリウスに、2foodsとの共通項を感じたという東さん。最後に、東さんが考える「エモーショナル・グッド」について尋ねてみた。

プリウスが掲げる『エモーショナル・グッド』というコンセプトは、まさに僕らの『欲しいものは、いつも2つある。』に通じるものがあると思います。僕は社会を構成する様々な要素が、あらたな黎明期を迎えていると思っているんです。たとえば食の分野においては、『社会のため』、『体のため』ということを伝えている商品が増えていますよね。しかし、そのようなことを言わなくてもよくなる時代は、近い将来に必ずやってくるでしょう。それは、ハイブリッド車を当たり前の存在にしたプリウスの歴史からも予測がつくことです。

 そのときになって、あらためて重要視されるのが『エモーショナル・グッド』という考え方なのかなと。ヘルシーやエシカルという概念すら意識することなく、人間と地球の幸福を自然に追求できる世界。理想を謳っているように思われるかもしれませんが、2foodsやプリウスのような挑戦が社会に拡がっていくことで、『エモーショナル・グッド』も“当たり前”の価値観になるのではないでしょうか。

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車種名: プリウス Z(プラグインハイブリッド)
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