どんな時代も乗り越えてきた。
これからの未来を、
変わり続ける世界を、
どう自分らしく乗り越えようか。
時に迷い、
立ち止まることもあるだろう。
それでも、好きにまみれ続けていこう。
RAV4とともに、
人生という冒険はつづく。
そう、どんな時代が来ようが
RAV4がいる。

  • 1994 初代

    それは衝撃的デビューだった!
    コンパクトな
    街乗り4WDのパイオニア。

    バブルが崩壊し、新しい価値観やスタイルが模索されるようになった1990年代半ば。音楽、カルチャー、ファッションが密接に結びついていたこの頃に台頭したのが、サーフィン、スケートボード、スノーボードという横ノリ系スポーツを融合したストリートカルチャーだった。ジェネレーションXと呼ばれた若者たちは、自身の嗜好を通じて自らのアイデンティティや文化的・社会的メッセージを表現しようと、他とは違う個性的なスタイルを追い求めるようになっていた。

    そんななか、センセーショナルなデビューを飾ったのが初代RAV4。まだ“SUV”という言葉が登場しておらず、1994年の当時では、"RV"(Recreational Vehicle)として呼ばれていた。 コンパクトな3ドアボディに大口径のタイヤを合わせた、バギーカーを思わせるラギッドなエクステリアは、西海岸風ファッションやサーフ系カルチャーが支持を集めた当時の世相にぴったりフィット。クルマにもワン&オンリーのスタイルを求めるジェネレーションXの心に刺さった結果、くたくたのネルシャツに色褪せたデニムというサーフ系ファッションに身を包んだ若者が、長髪をなびかせてさっそうとRAV4を駆る――そんな光景があちこちで見られるように。

    RAV4のなにがエポックメイキングだったかって、従来のクロカン4WDにオンロードでの快適性を加え、乗用車から乗り換えても違和感のない乗り味を初めて実現したことだ。1980年代に始まったRVブームの中心にいた頑丈&無骨なクロカン4WD、これをストリートで乗りこなしたいという当時の若者の、多様なニーズやライフスタイルにマッチした。“乗用車感覚”と取り回しやすいコンパクトなボディサイズを両立したRAV4は、空前のコンパクト4WDブームを巻き起こすことになる。

  • 2000 2代目

    ひとまわり大きくなって
    スノボなど遊びの
    フィールドでも大活躍!

    2代目RAV4が誕生したのは初代のデビューから6年後の2000年。エポックメイキングな1台として語り継がれる初代デザインをアップデート、一回り大きなサイズに仕上げたのが2代目の特徴だ。世界市場をより強く意識して開発された2代目は5ドアボディがメインとなり、遊び心あふれる特徴的なデザインをキープしつつも、ディテールで力強さや成熟感を加えている。SUVとしての走破性はそのままに走行性能や静粛性が飛躍的に増し、サイズアップに伴って実用性も向上したことで、街乗りはもちろん、趣味や遊びのフィールドなど、活躍するシーンがぐんと広がった。

    たとえばスノースポーツのフィールドだ。サーフ、スケート、スノースポーツをつなげて、90年代に若者の間で一世を風靡したスノーボードは、98年に国内で開催された世界的なスポーツイベントの正式種目に採用されたことで一気に裾野が広がり、幅広い層の支持を獲得。単なるウィンタースポーツから、ストリートカルチャー、スポーツ競技、ライフスタイル……多彩な文脈で語られるシーンを醸成しつつあった。2代目RAV4は、そんなシーンの真っ只中にいる20代・30代のスノーボーダーから高い支持を得ることになる。

    彼らに影響を与えたのは、世界のトップスノーボーダーたちのライディングシーンを集めたドキュメンタリームービー。こうした映像作品には、雪が降り続く山道を疾走するタフなSUV、スノーボードギアを無造作に積んだキャビンが登場する。スノーボード=力強いSUVというイメージができあがり、RAV4はそうした層が考えるSUV観にズバリはまった。オーバーサイズのスウェットにダボダボのパンツ、キャップ姿のスノーボーダーが、憧れのプロスノーボーダーとお揃いのボードやブーツを2代目RAV4に載せてスキー場へ出かける、そんな姿が散見された。

  • 2005 3代目

    シティ派にも応える
    スタイリッシュなデザインで
    時代のトレンドにマッチ

    3ドアから、5ドアモデルへと切り替わり、さらなるサイズアップを果たしたのが2005年に登場した3代目RAV4。海外市場では3列シートを配したロングボディも販売されたが、日本では、ロングボディは別車種として販売されたことで、「RAV4=ショートボディ」のイメージを印象づけた。初代・2代目に特徴的なラギッドなデザインから、より都会的でスタイリッシュなデザインに大きく舵を切ったことも3代目の特徴だ。

    2010年代前後は、燃費がいいハイブリッド仕様でサイズ感の手頃なコンパクトカーが市場を席巻していたが、一方で自身のスタイルを表現する手段としてのクルマとしてSUV人気も定着。ファストファッションが台頭し移り変わるトレンドをいちはやくキャッチしようという時代の空気感に、洗練されたシティ派SUVというRAV4のコンセプトがうまくマッチしたようだ。一方で、2011年以降は都市生活者の一部の層による自然豊かな地域への移住がプチブームに。暮らしや生き方の本質を問う風潮のなか、家族みんなが快適に移動できる手段として、実用性と走行性、快適性を兼ね備えたSUVに支持が集まった。

    力強さを表現するショート&ワイドなボディに、大きく使い勝手のいいキャビンと都会の風景になじむ上質でモダンなデザイン、都市と自然をシームレスに行き来する走りをかなえた3代目RAV4は、パーソナルユースとしてファミリー層やカップルに支持されたのである。

  • 2016 4代目

    日常でもレジャーでも大活躍。
    使い勝手の良さで愛され、
    世界ナンバーワンSUVに。

    “都会的なSUV”というだけでなく、ハイブリッド搭載モデルも誕生した4代目は海外のみで販売された日本未発売モデル。北米市場で一大ブームを巻き起こし、2016年、2017年は世界のSUV販売台数で1位*を記録した。デザインは、従来のRAV4から激変!とくにフロントまわりがシャープになって大幅なイメージチェンジを果たした一方、背面タイヤは取り払われるなどSUVらしいラギッドなムードは影を潜め、より現代的な仕様に。跳ね上げ式のバックドアを採用するなど使い勝手のよさはさらに向上しており、日常使いの実用性とレジャーでの遊びを両立する“家族とともに乗れるSUV”としてアメリカのミドルクラスのファミリー層から大きく支持を集めた。アメリカの“サッカーマム”といえば、家族と地域コミュニティの中核を担う存在だが、全米の都市郊外のあちこちの住宅地で見られた、RAV4に乗って子どもを学校やグラウンドへ送迎するサッカーマムの姿が、RAV4=“家族のためのSUV”を象徴している。

    *2018年トヨタ自動車調べ

  • 2019 5代目

    都市型SUVがトレンドの中、
    ワイルドに大復活!
    世界で好きにまみれる!

    2019年、日本国内でラインアップから姿を消していたRAV4が5代目として復活。ハリアーのような都市型SUVが主流となったマーケットに、タフで力強いRAV4が戻ってきた。ヘビーデューティーに耐えうる無骨なギアといった佇まいには、クロカン4WDが主流だった1994年に、あえて都市型のライトクロカンとして誕生した初代のDNAが引き継がれている。エクステリアは、オフロードをイメージしたフロントグリルやフロントフェイスをあしらって、ラギッドさやRAV4らしい革新性をきっちり表現。初代RAV4が表現した遊び心を現代的にアップデートしている。オンロードでの上質な乗り心地と静粛性、どんな悪路もものともしない走行性能はいわずもがな。さらに特徴的なのは、トヨタのSUVとして初めて、プラグインハイブリッドエンジンを搭載したモデルがラインナップに加わったこと。ガソリン車、ハイブリッド、PHEVと、エンジンタイプでも多様なニーズに応える。

    2020年代初頭は人と人との距離が物理的に分断された期間でもあった。そうしたなか、いつでも、どこへでも連れて行ってくれるタフな相棒として、その真価を見直したユーザーも少なくないだろう。キャンプ、釣り、海外発祥のオーバーランディングと、2020年代を象徴する一大ムーブメントとなったアウトドア・ニーズにもしっかり応え、フィールドを自在に遊び尽くすギアのひとつとして現在も圧倒的な支持を継続中だ。多彩なライフスタイルや働き方が生まれ、オンとオフの境界が曖昧になった現在、SUVジャンルの未来を牽引する存在になりつつある。誕生以来、移りゆく時代の波を乗り越えてきた30年。そして、これからもRAV4は世界中の人々とともに人生という“冒険”を続けていく。

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