トヨタカローラ千葉のショールームに展示してある車両の中でもひときわ異彩を放つカローラ店カラーのカスタムカーは、まるで笑顔の花冠プロジェクトのこの日のためにあったかのように堂々とそして力強く受渡式会場へ向けて快走しました。
若い力の力作とともに花冠をバトンリレー
オレンジと黒のカスタムされたカローラ アクシオは、花冠のバトンを載せ、受渡式のために次の販売店へ向け4月8日13時50分、成田店を出発しました。
このカスタムカーはNATS日本自動車大学校(千葉県成田市)の生徒達が、東京オートサロン2016へ出展するためにワンオフで製作した公道走行も可能な1台。ベース車両のカローラ アクシオはトヨタカローラ千葉が車両提供し、産学協同事業として製作されました。東京オートサロン2016が終了した現在では店舗のショールームで展示されたり、様々なイベントで使用されています。
毎年、NATS日本自動車大学校からトヨタカローラ千葉に就職する学生も少なくなく、将来を担う若き力にトヨタカローラ千葉は協力されています。
そして小雨降る空模様の中、15時に次の販売店であるトヨタカローラ南茨城に無事到着しその大役を果たしました。
初代カローラは私の起点となった1台です/堀邦雄さん
「レストアはメカニックとしての・・・修理屋としての究極のカタチのように思うんですよね」
現在はトヨタカローラ千葉で後進の指導にあたる堀様が、初代カローラのレストアに関わったのは7年前のこと。社内で保管してあった初代カローラのレストアを任されることになった堀様は1年をかけてほぼ一人で完成させた。
「『出来ない』という言葉が僕は死ぬほど嫌いなんです。レストア経験は全くありませんでしたが『今の自分に何ができるのか』『どこまでできるのか』が常にありました。すべて手探りで、トライしては戻って、またトライしては戻っての繰り返しでほとんどコイツ(初代カローラ)にかかりっきりでしたね。実はコイツは僕と同い年なんですよ。何か運命的なものを感じましたね。レストアをやりだしたときに、これまで培ってきたことがこのためにやってきたのではないのかという思いにさせてくれたんです。僕にとってコイツは修理屋としての起点なんです」
現在までに堀様は初代カローラを含め5台のレストアに携わっており、初めてレストアをした初代カローラを見て懐かしそうに笑顔で語った。
「5台(のレストアを)こなしても前の車を見ると『ココもうちょっといけたな』という欲が次から次へ出てきます。この先も100%出来たというのは無いのかもしれませんね」
修理屋 堀様の探究心は衰えを知らない。
花冠のバトン
4月8日、トヨタカローラ千葉 岡田専務から、トヨタカローラ南茨城 須田社長へ花冠が手渡されました。
4/8(土)トヨタカローラ千葉
13:30~ 出発式
4/8(土)トヨタカローラ南茨城
15:00頃 トヨタカローラ南茨城到着
15:15~ 受渡式
笑顔の花冠プロジェクト店頭イベント
- 開催日:
- 4月1日(土)~4月9日(日)
- 会場:
- トヨタカローラ千葉 塩浜店、成田店
トヨタカローラ千葉 塩浜店と成田店で、4月1日(土)~4月9日(日)まで「花」にちなんだイベントを行いました。
両店では、綺麗にレストアされ、周りを生花のガーベラで飾りつけられた、初代カローラやパブリカなどを特別展示。往年の名車達はとても喜んでいるように見えました。
イベント期間中にご来店されたお客様には、珍しい名車と花のコラボレーションに驚き、覗き込んで見たり写真に収めたりと、それぞれが楽しんでいただけたイベントとなりました。
ご来場されたお客様へは両店とも店舗独自に考えた花にちなんだプレゼントをお渡しし、皆さん喜ばれておりました。