DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT広島トヨタ

PROJECT

クラウンを時代をつなぐシンボルとして甦らせる

広島トヨタは今年80周年を迎える。節目の年には、OBや社員の家族を呼んで記念式典を行っているが、60周年、70周年の式典会場に、その時代に合った古い車を磨きあげ展示してきた。今年トヨタ店が70周年を迎えることもあり、メーカーでレストアプロジェクトが企画された。これを機に広島トヨタも会社が歩んできた歴史を、クラウンと言う歴史と伝統のある車に刻みシンボルとして、この先90周年、100周年と、次の世代へ残し繋いで行きたいという想いから本格的なレストアに挑戦した。

トライ&エラーを繰り返す

レストアしたクラウンは元々下取り車。外観を磨き店舗で10年程展示していたがエンジンは掛からない状態だった。原因を調べると燃料ポンプが全く作動していない。汎用のものに交換し再度エンジンを掛けると、ホースが弾けて燃料が噴き出す。それを直すも次はガソリンに錆が混じる。原因を追求するため配管を切ってガソリンタンク中をエアーで吹くと、ゴミや錆が出てくる大変な状態。分解できる箇所を分解し、錆を落とし綺麗な状態に修復することで、やっとエンジンを掛け走行できる状態に辿り着けた。1つ1つステップを踏みながら「モノを見て現象を捉え対策を考え直せば修理ができるんだ」ということにレストアを通じて体感できたことは、今後の業務にも活かせる大きな経験、価値ある時間だったと思う。

小さな部品にもクラウンの拘りが見える

当時の輝きを甦らせようと、ホイールキャップやモールなどメッキ部分をメンバーで磨きをかけた。クラウンには様々な部分にメッキが施されているが、驚くのは30年以上経ちくすんでいても、磨けば輝きを取り戻すこと。一般的に古いメッキは、磨けば剥げてしまうことが多いが、クラウンのメッキは材質や厚みが違うのか「やっぱりクラウンは違う」と、思わずそう叫んでしまう。小さな部品1つ磨くだけでも、トヨタがクラウンにかける想い、技術者の想いが見える様に手に伝わってくる。

伝統と信頼を売る企業イメージのシンボル

古い車を大切にする。その車をショールームや展示場の片隅に置くだけでも、私たち広島トヨタが「伝統と信頼を売る」企業である事がお客様にイメージしていただけると思う。古い車を見て「懐かしいなぁ」と感じていただければ、お客様の方から昔話ではないが、色々な思い出をお話しいただける。懐かしさを売り物にするではないが、今までの経験からコミュニケーションの入口としては大いに役立つと確信している。さらに、今回レストアしたクラウンをはじめ、時代毎の名車をレストアし並べれば、いろんな世代の方に関心を持っていただけると思う。そうすればお客様と、もっとクルマの話ができる機会が増え、広島トヨタの想いもお伝えでき、ファンづくりに繋がるのではと、今は期待を寄せている。

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