DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT高知トヨタ

PROJECT

レストアで若いエンジニアに気付きを与える

高知トヨタは、クラウンを基幹車種としてトヨタ(メーカー)と販売店の両輪で走り続け、今年9月で70周年を迎える。当時のトヨタのクラウン造りへの想い、高知トヨタの新しいお客様開拓の苦労など、何かを感じ取ってほしいと、若いエンジニアを中心に1970年製の3代目クラウンのレストアに挑んでいる。レストアは普段の業務とは違う環境を作り出すことが出来る。その中で若いエンジニアに「自分自身に目覚め、将来なりたい姿を思い描いてもらい、それに向かって邁進してほしい」と社長は想いを語る。レストアを通じて、一人でも多く「自分で考え行動できる人材」が育つことを今は願っている。

レストアはトライアンドエラーの繰り返し

レストアは部品を分解し悪い部分のパーツを交換修理して組み立て直し部品を蘇らせるが、交換パーツが無く、苦労しながら知恵と技で修理していく。その中でもクラッチレリーズシリンダの修理が一番大変だったと言う。最初は全く動かず分解すると、ゴムパーツの経年劣化でオイルが漏れて動かないと判明。当然交換品がなく、同じ径の似たパーツを何種類か集め、1つ1つ検証し最適なパーツを探り出し、何とか動くようにしたそうだ。この様なトライアンドエラーを繰り返し経験を積み重ねることで、考える力がつき技術力が高まるのだと改めて感じた。

技術力で安心をお届けするために

“レストアをして自信がついた。エンジンが掛かった時は本当に嬉しかった”と若いエンジニア達は笑顔で言う。もともと高知は古いクラウンやランクルなど現役で走っており、高知トヨタを頼ってサービス入庫される率が高い。古い車のパーツが壊れるのは当たり前だが、交換部品が手に入らない中で、修理してくれる販売店があれば、お客様は安心して愛車に乗り続けられる。技術力でお客様に安心をお届けすることは、お客様との信頼関係をつくり絆づくりにつながることから、それに応えられる若手のエンジニアを育てることは重要なことだと社長は言う。今回のレストアは、チャレンジして自ら学び、技術力を磨く良き機会になったとも話してくれた。

覚えることより感じてもらう研修

高知トヨタでは、7月にレストアした3代目クラウンに触れて感じてもらう研修を計画している。研修の目的は、40代50代の拘りを持つ世代に響く、クラウンを語れる人材を育成することにある。参加者は各店舗の営業とサービスの代表各1名。研修では「覚えることより感じてもらうこと」に焦点を絞り、ベテランエンジニアによる当時の整備やお客様との絆づくりの苦労話、そして3代目クラウンに触れて感じ、学びとることに重点を置いている。クラウンの歴史や拘りを見て・触れて・感じて知識にすることで自身の言葉でクラウンを語れるレベルにし、店舗に持ち帰って全員が共有することにしている。スタッフが自分の言葉でクラウンを語れれば、どんな世代のお客様にもクラウンの伝統や魅力を伝えることが出来ると、新しい取り組みに挑戦している。

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