DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT宮崎トヨタ

PROJECT

初代クラウンとの出会い

宮崎県内で初代クラウンを所有するオーナー様を知り、譲っていただけないかと交渉するも最初は絶対譲らないと言われた。今まで何度も譲ってほしいと言う話があったが全部断っているそうだ。家族で何か行事がある時は必ず初代クラウンの前で記念写真を撮るほど大切にされている。しかし「宮崎トヨタの手でレストアし、多くの人に見せたい」「古巣で次の人生を歩ませたい」と私たちの熱い思いを話し、賛同いただけ、レストアすることが決まった。初代クラウンを引取りに行った日も、お孫さんは学校があり、見送り出来ないので「ビデオに撮って見せる」とご家族が話された。「必ず1年かけてレストアします」と約束をし、その思いをも引き継いで今レストアに挑戦している。

クラウンがクラウンたる所以

トヨタがクラウンに抱いている想いが強いことを、レストアをしていると車が直に教えてくれる。ドアの部品1つにしても手で嵌めているし、ボルト1本にしても丁寧に取りつけられている。エンジンを分解してみて、60年近く経っているのに錆1つ無い。良い品をお客様にお届けすることに徹し細かい部分まで拘り、技術者が知恵を出し合いつくった事が、ひしひしと伝わってくる。

エンジニアのプライド

自分達には歴史あるクラウンを扱っていると言うプライドがある。「絶対不具合を直す!」と言う姿勢で日常業務に当たっている。今回のレストアもそうだ。1つ1つチャレンジしながらクリアして行く。そういった壁を乗り越えると自分たちの力になる。修理で難しい場面に遭遇しても自分で考え直せる力が身に付く。その技を惜しみなくお客様のお車に注ぐのが、エンジニアの使命だと改めて感じている。

クラウンが次の時代へ繋ぐ

私が知る45年間、歴代のクラウンはブランド・伝統を引き継いでいることが十分感じ取れる。初代クラウンから風格があり、常に時代の先を行きながらも日本の風土に合い、日本の道を知っている日本のための車だと思う。今回のレストアでは、若い世代の人達がクラウンの歴史を肌で知り、先輩方がクラウンと共に歩み築いてきた宮崎トヨタの歴史を引き継ごうとしている。クラウンにはそれが出来る力がある。「焦らず・急がず・諦めず」。この気持ちでレストアに挑戦し60年に及ぶクラウンの歴史の語り部となり、クラウンのファンを増やし繋いで行ってもらいたい。

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