DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT新潟トヨタ

PROJECT

5代目クラウンとの出会い

レストアしたのはOBから譲り受けた5代目クラウン。以前のオーナー様が長年乗られ、下取りで入ってきたクラウンを店舗のスタッフが個人で購入して店舗の展示車として使用していたクルマ。現役引退後も乗り続けメンテナンス等は、きちんとしていたそうだ。そして、レストアの企画がスタートし、このクラウンがある事を思い出し連絡したところ、“ちょうど県外の買取り業者に売るところだった”と何とも不思議な巡り合わせに、“やっぱり古巣に戻るのが一番だろう”と快諾いただけ譲り受けたという。レストア後は、店舗のショールームに飾り、OBもお見えになり大変喜んでいたそうだ。レストアした5代目クラウンは、今日も新潟トヨタのショールームで、歴史と伝統の語り部として活躍している。

クラウンの凄さをレストアで感じる

一般的にレストアは、ボロボロでいろんなところが錆びて朽ち、オイルが漏れ、苦労しながら復元するので、最初は“エンジニアの腕の見せ所”と意気込んでスタートしたそうだ。しかし、リフトアップして詳しく車の状態を調べたが、足回りはフロントのディスクブレーキのピストンの動きが悪くオーバーホールの必要があったのと、ブレーキホースが経年劣化でひび割れし交換の必要があった程度。さらにボディ周りは、雪深く凍結防止の融雪剤を撒くため金属が腐食しやすい地域にも関わらず、40年近く経っているのに殆ど錆が無い状態で、“正直、意気込んだ割りに程度がよいので、残念な気持ちが大きかった”とエンジニアは語る。しかし一方できちんと点検、整備していれば、30年40年と長い年月を乗ることができるんだという驚きと、クラウンは品質の高い部品を使い、丈夫に造られていることが良く分かったとも話してくれた。

トヨタの技術の高さを知る

レストアした5代目クラウンは、公道を走るために車検を通す必要があり、排ガス測定も当然行ったそうだ。そして排ガスの数値を見て驚いたと言う。もともと40年近く前の古い車なので独特な臭いはあると思っていたそうだが、計測値は今の車と殆ど変わらない排ガス基準をクリアできる程の数値だったそうだ。40年前にも関わらず、トヨタのエンジン設計は、時代の先を読み高い目標を設定することで、それをクリアできる機構、電子制御式燃焼噴射装置などを考え、実用化してきたんだなと、改めてトヨタの技術の高さを知ったと話す。さらに、そういった最先端技術はクラウンから搭載されることが実感として湧いたとも話してくれた。

クラウンのレストアから得られる効果を知る

レストア後は、新型クラウンと並べてイベントを実施し、営業スタッフからは、“これがきっかけでお客様と話が出来た”という声が多く、点検誘致などへも活用できると実感できたそうだ。そして年に2〜3回開催している大規模なイベントでも、クラウンを体感する試乗会など5代目クラウンを活用した企画を計画中だ。レストアの効果はそれだけではない。新潟トヨタがレストアをしたという情報を聞きつけ「父の形見の初代クラウンが家の車庫に眠っていて、それを蘇らせ車検を取りたい」と、ホームページに問い合わせがあり、現在、最寄りの店舗で初代クラウンの状態を確認し、どうレストアを進めて行くか検討段階に入っていると言う。“レストア企画は、古い車を大切にする姿勢を多くのお客様に知ってもらい、新たなお客様とのつながりを作るきっかけになるのかもしれない。これも伝統と歴史あるクラウンだからこそできることだ“と責任者は語ってくれた。

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