DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT山梨トヨタ

PROJECT

レストアでお客様に感動を与えたい

山梨トヨタがレストアに挑戦し目指すところは、『その時代のオリジナルを活かしながら、耐久性があり走るクラウンに甦らせること。そしてお客様に感動を与えること』にある。レストアで難しいのは、40年以上前の部品が入手困難なため、現状取扱う車の部品を上手く活用するなど如何に工夫して甦らせるかがカギだ。そして、どうやって3代目クラウンを甦らしたのか。その苦労をレストアメンバー1人ひとりが語り部として、レストアプロジェクトにかけた熱い想いをお客様にお伝えすることで、「クラウンは凄いね」「山梨トヨタの技術は凄いね」と感動を与えたいと考えている。そしてクラウンファン、山梨トヨタファンに繋げていけたらと完成する日を思い描いている。

楽しさから工夫が生まれる

『レストアは、部品を外部で作ってもらい交換するのではなく、頭を使って何かを流用・工夫し、楽しくやる』それは社長の想いであり、メンバー全員がそれを実践している。レストアで苦労するのは、外装のウェザーストリップやモール類が手に入らないこと。3代目クラウンと同時代の車で使えそうな部品がないか探したり、中古屋さんから部品を貰い受け、レストアメンバーで知恵を絞り、現物合わせで加工し部品を仕立てている。苦労しながらもレストアを進めて行くと、徐々にクラウンが甦っていく。その姿を目の当たりにする度に、今まで経験したことが無い達成感が心地よく、レストアが楽しく面白い。この経験こそがエンジニアを育みステップアップして行くのだと噛締めながら完成を目指してレストア進めている。

クラウンの歩んで来た道が分かる

車は丁寧に保管されていたので状態は非常に良いと言える。しかし、さらに何十年と良い状態で保っていくにはボディの錆を除去し補修をかける必要があり、オリジナルの塗装を剥がし復元することに決めた。作業を進めると、過去に修理した跡が姿を現す。昔は、パキッと割れるパテを使っていたなど、40年前、30年前、20年前、それぞれ時代毎に修理方法が変化し進歩して来たことが年輪のようにクルマが教えてくれる。そういった修理技術の歴史を、目で見える教材として若いスタッフに教えてくれるのも、歴史あるクラウンだからできることである。

100周年に向けて

レストアしているクラウンは、ナンバーを右から読むと奥さまの名前になるほどに大切にされて来た愛車。そのオーナー様が平成27年春に亡くなられ、ご家族にとっては大切な思い出が詰まった遺品。私たちは、何度もお客様宅に伺い『このまま保管されても車が朽ちていくだけなので、これを甦らせましょう』と私たちの想いをお話し、『この先も大切に保存していただけるのなら』と譲っていただいた経緯がある。その後も奥さまから想いを綴った手紙をいただくなど、私たちが販売する車は、単なる工業製品ではなく、人々の生活に豊かさをもたらし、ご家族の思い出をつくる大切なものだと改めて再認識させてくれた、山梨トヨタにとっても大切なクルマ。レストアは、山梨トヨタ70周年の記念事業として行っているが、100周年に向けて山梨トヨタの歴史やノウハウを伝統的に引き継いで繋いで行く象徴として、大切に守り続けたいと考えている。

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