JAPAN Hokkaido 緯度N43.07 経度E141.3 日本の最北の地であり、最大の地、北海道。広大な大自然の中を走り続けるランドクルーザーを追った。
TRANSPORT×LAND CRUISER 北海道には幻想的な景色を見ることができる場所が多く存在する。中でも観光客に絶大なる人気を誇るのが、「星野リゾート トマム」の雲海テラスだ。トマム山の山頂付近に、雲海を望めるカフェテラスがあり、観光客に楽しみを提供している。そこには、悪路の山道を何度も往復し、天空のカフェに、従業員や物資を運び、毎日働くランドクルーザーがいた。
過酷な山道を走らなければならないという環境下で、足回りの強さと、整備のしやすさでランドクルーザーを乗り継いでいるという。
この雲海テラスへは一般の観光客はケーブルカーにて登頂する。まだ日の登らない早朝から、ランドクルーザーはその険しい山道を走り出していた。そして何事もなかったように人々の楽しみの裏で佇む姿が頼もしくも見えた。
ランドクルーザー
FIRE ENGINE×LAND CRUISER 約1,000ヘクタール(東京ドームおよそ213個分)の敷地面積を所有する「星野リゾート トマム」では、いざという時のために出勤を控えている自衛消防団を組織している。山間移動の多いこの地で、彼らが消防車として採用しているのがランドクルーザーだ。
およそ30年ほど前に消防署から譲り受けてから、年一回のオイル交換程度でも、エンジンの調子がよく、元気に走っていると言う。ランドクルーザーの持つ耐久性の良さがうかがえる。また、本来の消防車としての役割である給水ポンプも当時の勢いそのままを保っていた。
ランドクルーザー
トマムのランドクルーザーは、夏は山に登って作業をするために働き、積雪が多く厳しい冬は施設内でスタックしたクルマの救出等に活躍している。
BEAR PARK×LAND CRUISER 北海道を象徴する動物として有名なのがヒグマである。「サホロリゾート ベア・マウンテン」では大自然のなか、野生に近い状態でクマを放飼いにし、観光客がそれを見て楽しむことが出来る。そこで、クマの生態を守りながら、管理のクルマとして使用されているのがランドクルーザーだ。自然のままを再現している悪路のなかを縦横無尽に走るランドクルーザーを追った。
観光客はバスでパーク内を巡回する。バスでも走れない道無き道をランドクルーザーがパトロールのために走っている。相手が動物なため、クルマにとって過酷な低速走行で泥道を1日中走ることが多い。そんな仕事であるが、逆境をものともせずに毎日しっかり働いている。
ランドクルーザー
乗馬クラブのオーナーとして働く彼が競技会や乗馬トレッキングに馬を輸送するために採用しているのがランドクルーザーだ。既に走行距離26万km。相当な重量を引っぱり、山中の悪路を連日走行している。このクルマはパワーがあるし、壊れないことが最大の魅力だとオーナーは言う。
日本最大の土地面積を誇るだけあって、北海道は大自然という言葉がとても似合う。ランドクルーザーはそんな広大な地で活躍するクルマであり、長く乗り続けられるクルマである事がうかがえた。今回は夏の取材であったが、冬の北海道はクルマが走るのも困難な積雪に見舞われる。そんな中、積雪をかき分け人々の暮らしと共に疾走するランドクルーザー達が想像できる。
ランドクルーザー

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