朝からすっきりと青空の広がった、まさしくドライブ日和の土曜日。東京都港区にある「TOYOTA MIRAI SHOWROOM」では、親子で「MIRAI」を体験するワークショップが開催されました。施設の見学や実験を通して、「なぜ水素がクルマを走らせることができるのか?」を親子で楽しく学習。究極のエコエネルギーと言われる「水素」、そしてその水素で走る世界初のクルマ、TOYOTA「MIRAI」を通して、水素社会の未来をいち早くキャッチしていきます。――― さぁ、子どもたちよ、「MIRAI」とともに、未来へと走っていこう。

この日のワークショップの始まりは、まずは究極のエコエネルギー・水素を知ることから。ガラス張りの空間にまぶしい太陽の光が差し込む中、水素についての解説ムービーを視聴することからスタートしました。今回参加いただいたのは、小学生のお子さんとその親御さん。「ツートーン ピュアブルーメタリック」カラーの「MIRAI」を囲みながら、アニメーションでわかりやすく紹介される水素のお話を、親子で視聴。その表情は、学校の授業を聞くように真剣そのもの。みなさんの胸には、水素がもたらしてくれる<新しい未来>への期待が高まっていたことでしょう。

水素について学習した後は、その水素をエネルギーとした「MIRAI」のデザインやパフォーマンス、走行性能や安全性能について、ショールームのスタッフの方が映像をもとに説明。それを見た後、参加者の方にお話をうかがうと、「実はMIRAIの性能が気になってた」の声が。「特に、走行距離が気になっていたんです。でも今の説明を聞いて、1回の充填で650km(*1)の走行距離なら今のガソリン車とほぼ変わらない印象ですよね。いつか欲しいなぁ」と。また、「水素ってすごいんだ!」「水素カーって、見た目も性能もかっこいいいね」「パパは何色のクルマがいいの?」など、子どもらしい感想もあちこちから。親御さんもしっかりと耳を傾け、親子で一緒に「水素」について、そして「MIRAI」について知りたい様子がうかがえました。

*1.
SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた水素充填圧70MPaステーションでの充填作業におけるトヨタ測定値であり、仕様の異なる水素ステーションで充填した場合は、高圧水素タンク内に充填される水素量が異なるため、走行距離も異なります。また、同条件下で2016年度以降に運用開始が見込まれる新規格の水素ステーションで充填した場合は、走行距離は約700kmとなる見通しです。
  • 走行距離は使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。

2階へと場所を移して、次なるワークショップは、親子で「水素の実験」にチャレンジ。まずは、先ほど学習した「水素」の性質を、実験を通して自らの目で確認・体感することから。普段は目に見えない水素、「果たして、どんな方法で水素の特性を知るのだろう?」と思っていた中、目の前で始まったのはシャボン玉の実験。「水素は空気より軽い性質がありますよね?では、見ててくださいね。この水素で作ったシャボン玉は、どうなるでしょう?」と、水素入りのシャボン玉を吹くと ―――。シャボン玉はふんわり上へ上へと。「水素は空気より軽い」ということを、目の前で証明。参加者の方からも拍手が起こりました。

そして次は、その水素を使って実際に「水素エネルギーをつくる」実験です。用意された実験キットを前に、みなさん、ちょっと緊張した表情。――― 果たして、無事に水素エネルギーをつくることができるでしょうか?親子で確認し合いながら実験はスタートです。

まずは目の前の食塩水の入ったカップに「鉛筆の芯」を2本差すことから。それを、赤と黒のクリップが付いた「みのむしリード線」ではさみ、赤を乾電池のプラス極に、黒をマイナス極につなげてみます。すると、どうでしょう? マイナス極につないだ鉛筆の芯からは勢いよく気泡が発生!実はこれが「水素」の正体なんだそう。そして、この時同時にプラス極につないだ芯から出る気泡の正体は「酸素」。―――実は「MIRAI」の走る原動力となる「水素エネルギー」、この水素と酸素が反応することで発生するのです。果たしてそれは、今日この実験で、無事証明されるのでしょうか?いよいよ、参加者のみなさんの表情は今日一番の緊張した面持ちに。おそるおそる赤と黒の線をLED電球につなげてみると、さてどうでしょう?――― 参加者の目の前では、電球がじわじわと明るい色へ。その瞬間、「あっ、電気が点いた!」と子ども達の声が順に聞こえてきます。実験は全員成功!親子で顔を見あわせ確認したり、記念に携帯で写真を撮ったりと、水素エネルギーをつくるミニ実験の成功を喜びあいました。

水素エネルギーのつくり方を学習・体験した後は、「MIRAI」の性能をギュッとコンパクトにしたような「水素ラジコンカー」の操作にチャレンジ。ラジコンカーに、こちらも「水素ステーション」のミニチュア模型から水素を充填。ラジコンカーに仕込まれた風船の中に水素を送り込みます。仕組みは「MIRAI」と同じ。風船がパンパンになり水素が充分に入ったら、ラジコンカーは走り出すはずです。
子ども達も、まずは大人に水素を充填してもらい、ラジコンカーを操作。小さな手でリモコンを動かし始めました。水素が充分入ったクルマはすぐに発車!操作に慣れてくると、ラジコンカーを自分の足の間に通してみたり、自ら水素を充填する子、楽しくて仕方ないのか姉弟でラジコンを取り合う子どもも。小さい「MIRAI」の運転に夢中になっていました。

子ども達につづき、今度は大人の出番です。実際に「MIRAI」に乗り、東京の街を自らの運転で走ってみます。助手席には、「MIRAI」を知り尽くしたプロのドライバーが同乗。水素カーの構造や仕様などの質問にも気軽に答えてくれます。この日は、3組の親子が「MIRAI」に乗って東京の街をミニ・ドライブ。興味を持って参加された3人に、ドライブ後その乗り心地を聞いてみました。

Aさん(親子3人で参加)
「 “いい意味で”、ガソリン車と変わらないという印象ですね。水素エネルギーには、何となくパワーへの不安があったのですが、実際に運転してみると、今乗っているガソリン車と何ら変わらない。音はむしろ静かなんですが、加速する時もしっかりと五感に訴えてくるドライビング感覚を得られました。それに今なら、まだ街で見かけることも少ないので、MIRAIで走っているとすごく目立ちますよね。それも気持ちよかったです」

Mさん(父娘で参加)
「加速感がいいですね、パワーを感じました。実はもっと走りたかったほど、乗り心地もいい。これなら長時間の運転も問題なさそうです。見た目も内装もラグジュアリー感がありますし、豊富な仕様が標準装備されている点にも興味を持ちました。一緒に乗る家族にも負担が少なそうですしね。実は、近所に水素ステーションが誕生したので、購入にはすごく興味があるんですよ。水素社会にも共感していますし、これを機により前向きに検討をしたいと思います」

Oさん(父娘で参加)
「乗ってみる前は、水素カーという先端をいく真新しさに魅かれていたんですよ。でも、実際に乗ってみたからこそ気づく魅力が、今日はいろいろとありました。まず、エンジンがない分、静か。でも、加速はしっかりとパワフル。静かに一気に加速していく感じが気に入りました。乗り心地にも安心感がありましたしね、外からも中からも高級感が感じられる。これなら、日常車として今日からでも乗りたいと思いました」

試乗をされた皆さんに共通している感想は、パワフルな加速、静かさ、高級感。実際に乗ってみたことで、今まで以上により「MIRAI」への関心が高まったようです。そして、「MIRAI」という名前に込められた「クルマの、地球の、そして子供たちの未来のために」という思いにも共感いただいたことでしょう。