アスリートとよしもと芸人が盛り上げた、
子供たちのパラスポーツ体験フェスタ!
トヨ♡パラ スポーツフェスティバル
inワールド記念ホール
きょうのがんばった人
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トヨタ自動車所属アスリート
芦田創さん -
参加者の皆さん
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よしもと芸人の皆さん

一流パラアスリート。
セミの大合唱で迎えた夏の真っ盛り。
神戸市のワールド記念ホールにて、兵庫県オールトヨタとパラアスリート、そしてよしもと芸人たちによる、子供たちのパラスポーツ体験フェスティバル「トヨ♡パラ」が開催されました。
会場には、特設ステージのほか8つの体験競技エリアと、同じく8つのスポーツアトラクションエリアを設営。そこで行われたのは、この日のために集まってくれたパラアスリートによる、子供たちのためのパラスポーツ体験教室です。
それをよしもと芸人の面々が、子供たちにとって笑いと感動にあふれた最高の思い出に仕立て上げてくれました。
会場内が参加者の子供たちと保護者の方々に埋め尽くされた11時ちょうど、本日のMCである陣内智則さんとスピースドスケートのメダリストである岡崎朋美さんがステージに登場。
いよいよ開会式です。
最初に、兵庫県オールトヨタを代表して神戸トヨペットの西村社長の挨拶がありました。
「2020年のオリンピック・パラリンピックが少しでも皆さんの身近なイベントになる、今日がそのはじめの日になればと思います」。
パラスポーツの凄さ、楽しさを知り、子供たちと障がいを持った方々の心の距離が縮まることで、さまざまな人々がお互いを尊重しながら交流する社会が訪れる、きっかけとなれば
ーー西村社長の言葉には、2020年を強く応援するトヨタ自動車の想いが込められていました。
続いてよしもと芸人たちが壇上に。早くも陣内さんのツッコミに芸人さんたちの大ボケが続出。楽しい1日が始まりそうです。

神わざに見えてくる。
この日、子供たちが事前に予約して挑戦した体験競技は8つです。
パラスポーツの花形と言われる「車いすバスケット」。
ボールの出す音を頼りにプレイする「ブラインドサッカー」。
ボールをバウンド音で判断して打ち返す「ブラインドテニス」。
6名のメンバー全員がタッチしてから空中の風船を相手側のコートに返す「ふうせんバレー」。
鈴の入ったボールを互いに転がし、相手ゴールに入れて得点を競う「ゴールボール」。
ボールを的となる白い玉にできるだけ近づけるように投げるカーリングのような「ボッチャ」。
棒状のスティックでドーナツ状のパックを打ち合う「フロアーホッケー」。
車いすでのタックルも認められるなど激しいプレイが見られる「ウィルチェアラグビー」。
ウィルチェアラグビーに参加した一人、高島佑奈ちゃんはコメントを残してくれました。
「車いすを動かしながらのドリブルやパスは、なかなか思い通りにいかなくて…。でも楽しかった」
「アイマスクをしてプレイしたのですが、とっても難しくて、ラケットにボールが当たったときは、本当に嬉しかったです」と、笑顔で感想を述べてくれたのは、ブラインドテニスに参加した小川柚月ちゃん。
「難しかったけど、10センチまで近づいたときはスッキリ!」と興奮気味に語ってくれたのは、ボッチャに参加した藤原一華ちゃんです。
また、スポーツアトラクションとしては、「卓球バレー」「ローンボウルズ」「義足ランニング」「電動車いすサッカー」「アンプティサッカー」「車いすレーサー」「フライングディスク」「タンデムバイク」が紹介されました。

挑戦心に火を灯す。
「どうやったら、そんなに上手くできるのだろう」
プログラムの最初の方では、どの競技の体験エリアの子供たちからも、そんな声が聞こえてきそうでした。
パラアスリートたちのお手本は華麗でカッコよく、自分でもやってみたいと思わせてくれます。
ところがいざ自分でやってみると、車いすを操ることさえ意のままにならなかったり、アイマスクをすると聞こえていたはずのボールの発する音が周囲の雑音にかき消されてしまったりと、思うようにいかないことにガッカリしてしまいます。
そんな子供たちを元気づかせたのが、よしもと芸人のみなさんでした。担当の競技エリアに張り付いて、周りで笑いを取りつつ、挑戦者一人一人を「あー惜しい、もうちょっとやで!」「おお、さっきよりええやん、凄い上達やなあ」と、心強い応援で励ましてくれるのです。
体験会の合間には、2回のトークショーも行われました。
パラアスリートとよしもと芸人がステージに上がり、パラスポーツを始めたきっかけの話やパラリンピックの裏話などに会場は大盛り上がり。障がい者のパフォーマーによるダンスショーも披露され、多くの子供たちの目を釘付けにしました。

生まれた日
リポートのために会場を廻っていて気付いたのは、子供たちの吸収力の凄さです。
どの体験エリアでも、パラアスリートたちが少しずつていねいに競技のコツを指導していくと、子供たちはどんどん競技が上手くなっていったのです。
競技体験の終盤には、「やった!できた!」こんな声があちらこちらから上がってきました。
もう子供たちと障がい者の交流をはばむものはありません。
心を一つに、パラスポーツを楽しむことができました。
それどころか、パラアスリートたちが厳しい状況を相当な気力と猛練習で克服し、世界で戦っていることに、子供たちは気づき始めています。
その眼差しは、憧れのヒーローを見上げているようです。
端から見ているだけでもパラアスリートたちの華麗なテクニックやダイナミックさには心を打たれますが、実際に体験してみると、この感動は何倍にもなるのでしょう。
「2020年に東京で開催されるパラリンピックを生で見たい」
「障がいはないけれど応援する人として、ぜひパラスポーツに参加したり協力したりしたい」
といったような感想も、たくさん聞くことができました。
こうして3セットのパラスポーツ体験会を終え、閉会式を経て「トヨ♡パラ」は無事に終了。
このイベントを企画・主催し、準備や当日の運営まで完璧にこなした兵庫県オールトヨタのメンバーたちも会場の誰もが心から楽しんでいたことに満足の表情です。
前回、神戸トヨペット1社で行われたパラスポーツイベントも、2回目の今年は12社での開催に拡大。
聞くところによると、打ち合わせや準備作業で会社の枠を超えて協力し合ったことで、今後もいろんなことを一緒にやっていこうという機運が高まっているそうです。
子供たちならずとも、会場の全員に次のイベントを心待ちにする楽しみが芽生えた1日でした。

きょうのヒーロー

伊豆原 龍宝くん
真剣なまなざしが印象的だった龍宝くん。
「フライングディスクを輪の中に通せたときは、自分にもできるスポーツがあると嬉しくなりました。来年もお父さんにお願いして連れてきてもらって、もっと点数を取りたいな」と、期待いっぱいの笑顔で語ってくれました。
参加した感想を教えてください!




名前
芦田創さん
職業(または年齢)
トヨタ自動車所属 アスリート
今日の感想を教えてください
参加した子供たちがパラスポーツの魅力を口コミで広めていってくれたら、もっともっと輪が広がるとおもいます。そして今回のイベントの盛り上がりを2020年のパラリンピックやその先に繋げていきたいです。



名前
島谷桃士朗くん
職業(または年齢)
小学6年生
参加した競技
卓球バレー、アンプティサッカー、フライングディスク
今日の感想を教えてください
楽しかった。他のパラリンピックのスポーツもいっぱいあるとおもうんだけど、体験したいとおもった。
アスリートはすごいなとおもった。
パラリンピックは全部の競技を見て応援したい。



名前
森田蒼士くん
職業(または年齢)
小学3年生
参加した競技
ブラインドテニス、車いすバスケ
今日の感想を教えてください
ブラインドテニスは、音は聞こえたけどボールがどこにあるのかわからなかった。いろんな選手を見てすごいなとおもった。全部の競技が楽しそう。



名前
藤原一華ちゃん
職業(または年齢)
小学5年生
参加した競技
ブラインドサッカー、ブラインドテニス、ボッチャ
今日の感想を教えてください
「ボッチャ」は的にあてるのが難しかった。的に近づけることが何回かできたのでうれしかったです。
「ブラインドテニス」はアイマスクをして球技をする競技で一番難しいって聞いたから、心配やったけどちょっと出来てうれしかった。
選手の模範演技は全然スピードが違った。



名前
森田菜花ちゃん
職業(または年齢)
小学6年生
参加した競技
ブラインドテニス、車いすバスケ
今日の感想を教えてください
楽しかった。車いすバスケの競技用車いすはこぎやすい形だった。



名前
山口湊都くん
職業(または年齢)
小学3年生
参加した競技
電動車いすサッカー、車いすレーサー
今日の感想を教えてください
どっちも楽しくて何回もやった。




トヨタが主催、参加するイベントの中で、心が揺れ動く瞬間を見つけていくACTION CLIP。
「パラスポーツを通して互いの違いを認め合い、生まれたもの」とは? 兵庫県オールトヨタとパラアスリート、そしてよしもと芸人たちによる、子供たちのパラスポーツ体験フェスティバル「トヨ♡パラ」を是非ごらんください!