走行性能

プラットフォーム

TNGAプラットフォーム/高剛性ボディ

大空間デザインと快適な走りを支えるボディ。

TNGAの新プラットフォームをアルファードに最適化。ロッカーストレート構造に床下Vブレースを追加したほか、ボディ骨格に2種類の構造用接着剤を最適塗布することでボディの変形を効率よく抑制し、優れた操縦安定性と不快なシート振動の低減を実現しています。

サスペンション

しなやかに振動を吸収。

フロントにはTNGA用のマクファーソンストラット式、リヤにはダブルウィッシュボーン式を採用。ミニバン特有の不快な振動の低減と走行時のフラット感を高次元で両立させ、高級セダンレベルの快適な乗り心地を実現しています。また、レスポンスの良い初期操舵応答性や、ロール感を抑えたスムーズで安定感のあるコーナリング挙動を実現。高速道路での安心感ある直進安定性も確保しています。

パワーユニット

2.5Lハイブリッドシステム

優れた動力性能と低燃費を両立。

高い熱効率・高出力を両立した「2.5Lダイナミックフォースエンジン」を搭載したハイブリッドシステムを新採用。エンジンによる高いレスポンス、電池性能を向上した駆動用電池、駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御を上手く使うことで、気持ちの良い走りと低燃費を高次元で実現しています。

2.5L A25A-FXSエンジン

低燃費、高出力、高レスポンスを追求。

高圧縮比・ロングストローク化に加え、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御する「VVT-iE」や、筒内直噴と吸気ポート噴射の2つのインジェクターを持ち、高い燃焼効率を可能にする「D-4S」を採用。また、電動ウォーターポンプを備えた可変冷却システムや、低フリクションオイルなどにより、燃費性能も高めています。

燃料消費率(国土交通省審査値)
2.5L 2AR-FEエンジン

パワーと燃費性能を両立。

力強く伸びやかな発進・加速と優れた燃費性能を両立。また、2WD車は75Lの燃料タンクを採用し、長距離ドライブが楽しめる航続可能距離を確保しています。

Super CVT-i(自動無段変速機)

高い応答性を実現。

エンジンとの統合制御を行うことで、通常走行時にはスムーズさと低燃費を、加速時にはドライバーの感性に合う力強くリニアな加速フィーリングを実現します。

[ガソリン車に標準装備]

燃料消費率(国土交通省審査値)
エレクトロシフトマチック

ドライバーの思い通りの走りを。

シフトの切替を電動で行うエレクトロシフトマチックを採用。軽い力でシフトチェンジ操作が可能です。さらに、ステアリングにはパドルシフトも設定しています。

[Executive Loungeに標準装備、Zのハイブリッド車にメーカーオプション]

ストレート式シフトレバー

[Zに標準装備]

電気式無段変速機

低燃費と優れた動力性能を両立した電気式無段変速機です。

[ハイブリッド車に標準装備]

ダイナミックトルクコントロール4WD

きめ細かなトルク制御で操縦安定性と低燃費に貢献。

前輪駆動状態と4輪駆動状態を自動的に電子制御します。通常の走行時には前輪駆動状態で燃費効率の良い走りを実現。発進・加速時や滑りやすい路面での走行時には、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分します。旋回時には、ステアリング操舵量からドライバーが思い描くターゲットラインを算出し、車両挙動に応じてきめ細かく後輪にトルクを配分。これらの制御により雪路だけでなくドライ路面での安定した走行を実現しています。また走行中における4WD作動状態の変化は、ディスプレイオーディオで確認できます。

[ガソリン車(4WD)に標準装備]

E-Four

E-Four(電気式4WDシステム)

緻密さと力強さを兼ね備えたE-Four。

路面状況を検知し、前後輪トルク配分を緻密に制御することで、滑りやすい路面での安心感に加えドライ路面での力強い発進や旋回時のライントレース性を向上させています。

[ハイブリッド車(E-Four)に標準装備]

■ディスプレイオーディオ内の前後輪トルク配分量表示
各輪にかかる駆動力(トルク)が大きい場合には目盛りの数が増加し、小さい場合には減少します。後輪の目盛りの数が少ない時はシステムが安定走行と判断し、燃費に寄与するために4WD機能を抑制している状態です。

走りの快適性

周波数感応型ショックアブソーバー

しっかり感としなやかさを両立。

路面からの振動に応じて減衰力を機械的に可変させることで、しっかり感のある操縦安定性と、振動を吸収するしなやかな乗り心地を高次元で両立します。

[Executive Loungeに標準装備]

低反発フォームパッド

包み込まれる触感のあるセカンドシート。

肌に伝わる振動の低減と包み込まれる触感を実現するために、シートバックとアームレストに低反発フォームパッドを採用。また、シートクッションには座圧分散性が高いウレタンを採用することで、腰の安定感を高めて身体を揺れにくくし、長時間でも疲れにくい座り心地を実現しています。

[Executive Loungeに標準装備]

防振ゴムブッシュ
【トヨタ初

セカンドシートの振動をしっかり遮断。

クッションフレームの取付部にゴム製のブッシュを配置した防振構造を採用。シートバック共振周波数をサスペンションやボディ骨格の共振周波帯から離すことで、振動レベルを低減しています。

静粛性

心地よい静けさを追求。

めざしたのは、大空間のゆとりとともに快適にくつろげる「心地よい静けさ」。そのために、心地よいと感じる静けさとは何か、周波数ごとの音圧レベルに落とし込んで定義しながら、低周波域のロードノイズと高周波域の風切音の低減に取り組みました。「音を入れない」「音を遮る」「音を吸音する」の3つのステップで実施することで、音色バランスの取れた静かさを実現しています。

ばね上制振制御

車体の縦揺れを抑制したフラットな乗り心地。

路面の凹凸に応じて、モーターのトルクをリアルタイムに制御。車体の上下の縦揺れを抑制する効果を最大限にまで高め、サスペンションでは難しい、ばね上の初期の動き出しを止め、フラット感のさらなる向上に貢献しています。

[ハイブリッド車に標準装備]

ステアリング連動駆動力制御

なめらかにコーナーを走行。

旋回時に駆動力を使うことでピッチ応答を上げ、ロールとピッチ挙動を同期させて、心地良い旋回フィーリングを実現します。

EVドライブモード/エコドライブモード

シーンに合わせて切り替え可能。

■EVドライブモード
モーターのみで静かに走行。早朝や深夜などエンジン音が気になる時や排出ガスを抑えたい時に便利です。

[ハイブリッド車に標準装備]

■エコドライブモード
アクセル操作に対する駆動力を穏やかにし、燃費のさらなる向上に貢献します。

先読みSOC:目的地予測

GPS情報を元に熱をコントロールして、ハイブリッドシステムの効率向上に貢献。

GPS情報から「長時間駐車場所(目的地)」を推定。車両が目的地に近づくとEV走行に切り替えて放電させます。これにより、次の始動時にはエンジン暖機と同時に駆動用電池を充電し、暖機時間を短縮。ハイブリッドシステムをより効率的に制御します。

[ハイブリッド車に標準装備]

気象情報連動エアコン制御

その日の天気から車内の湿度を予測して、暖房エネルギー低減に貢献。

トヨタのデータセンターと車両とを連携させるコネクティッド技術によって、気象情報から車内の湿度を推定し、ガラスの曇りや換気に配慮した上で、外気導入、内気循環量を調節。暖房エネルギー低減に貢献します。

[ハイブリッド車に標準装備]