走行性能
プラットフォーム
コンパクトなボディに“ギュッ”と凝縮。
コンセプトは「軽く、小さく、扱いやすく」。ムダを徹底的にそぎ落とし、運転のしやすさ、優れた操縦安定性、高い燃費性能、そして躍動感あふれるスタイリングをコンパクトなボディに凝縮しました。
フットワークの良い走りの実現のために。
TNGAプラットフォームのもと、エンジン構成位置などの重量配分を最適化することで低重心化を図りました。さらに、軽量でありながら高い剛性を備えたボディの採用により、安定感に優れた新たなコンパクトカーの走りの質を追求しました。
上質で滑らかな乗り心地を。
フロントサスペンションは、滑らかな動きと一つひとつの部品の剛性にこだわり、上質な乗り心地と意のままの走りを実現しました。リヤサスペンションは圧倒的な安定性とクラスを超えた乗り心地を両立。また、E-Fourにはコンパクトなダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用しています。
フロントサスペンションには、スウィングバルブショックアブソーバーを設定。わずかな路面の凹凸やボディの動きに対しても適切な減衰力を発生させ、走りの質感を高めるとともにフラットな乗り心地を実現します。
[Z(2WD)に標準装備]
最小回転半径は、5.2mを実現。細い路地に入る時やUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しがスムーズに行えます。
もっといいクルマづくりを。
トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャーは、トヨタが全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革。機能横断的・一体的な開発を進めることで、効率的かつ効果的に、クルマの基本性能や商品力の飛躍的向上をめざしています。2015年、プリウスへの採用からはじまったTNGAを、アクアにも採用し、コンパクトカーの価値をさらに高めるため「走り」「デザイン」「燃費」「安全性」まで、すべての性能を徹底的に追求しました。
パワーユニット
圧倒的な低燃費と力強い走りを両立。
電気系・機械系損失を大幅に低減し、ハイブリッド世界トップレベル*の低燃費を実現。また、システム出力を向上し、アクセル操作に対するレスポンスを高めることで、クルマを意のままにコントロールでき、いつまでも走っていたくなるような気持ち良い走りを両立させました。
小型・軽量化を徹底的に追求し、クラストップレベルの低燃費・動力性能・環境性能を発揮する1.5Lエンジンを搭載。高速燃焼により熱効率の向上を実現し、最大熱効率は40%以上。低回転域からのトルクフルな加速フィーリングにより、実用域での軽快感と燃費向上を高次元で両立させました。
E-Four
E-Fourなら滑りやすい路面でも安心して走行。
無駄なく、賢く、そしてスムーズに。発進時や雪道などの滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替えることで、発進性、走行安定性をアシスト。またシステムを小型軽量化し、車両後方にコンパクトに配置することで、低燃費に貢献しながら、足もとスペースや荷室容量のゆとりも確保。前後輪トルク配分量をマルチインフォメーションディスプレイに表示します。
■マルチインフォメーションディスプレイ内の前後輪トルク配分量表示
各輪にかかる駆動力(トルク)が大きい場合には目盛りの数が増加し、小さい場合には減少します。後輪の目盛りの数が少ない時はシステムが安定走行と判断し、低燃費に貢献するために4WD機能を抑制している状態です。
走りの快適性
驚くほど静かで滑らか。さらに、アクセルペダルによる自在な加減速コントロール。
高出力と低燃費を両立する、新開発ニッケル水素電池を採用*2。アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、レスポンス良くスムーズな加速を生み出します。さらに、バッテリー出力の向上により、市街地走行の多くのシーンをモーターだけで走行可能に。低速域でも、静かで上質な走りをもたらします。また、ドライブモードスイッチで「POWER+」モードを選択すれば、加速の力強さが増すとともに、アクセルオフの減速度が強くなり、アクセルペダルの操作だけで速度を調整しやすくなります。これにより、ペダルの踏み替え頻度を減らし、快適な走りが楽しめるほか、降坂時にもレスポンス良くしっかりと減速感が得られるため、車速の増加を抑制し安心して走行できます。
状況や気分に合わせて、走りをチョイス。
■エコドライブモード
アクセル操作に対する駆動力は穏やかになり、暖房・冷房の効き具合も抑えられ、環境に配慮した走行になります。
■EVドライブモード*
モーターのみで静かに走行。深夜のエンジン音や、ガレージでの排出ガスを抑えたいときに便利です。
振動・騒音を抑える高剛性ボディに加え、ほぼフロア全面への吸音材の設定や、エンジン音・ロードノイズを低減する遮音材の最適配置、さらに接合部の隙間も細部まで埋め、車内への音の侵入を抑制。また、2WD車では遮音効果のあるアンダーカバーを採用し、排気音がマフラーを通じて車内に侵入するのを抑制するなど、あらゆるシーンで会話が楽しめる静かな空間を追求しました。