デザイン
外観
日本建築の伝統技法をモチーフに。
センチュリーブランドの象徴、鳳凰エンブレムが輝くフロントグリル。日本建築の伝統技法である組子細工をモチーフとし、見る位置や距離によって表情を変えるそのさまは、光のうつろいを思わせます。
精緻な技法を施してボディサイドに格調を。
几帳面とは、平安時代の屏障具(へいしょうぐ)の柱にあしらわれた面処理の技法です。並んで走る2本の線を角として研ぎ出し、そのごくわずかな隙に淀みなく通した面を1本の線として際立たせています。
シャープなラインを独自の技法で。
これまでにないくらい、シャープに削り出したようなキャラクターラインを追求。プレス加工とレーザー加工を組み合わせた独自の技法を編み出す過程では、天下五剣の一つとされる「三日月宗近」の刃と棟の間を貫く稜線〝鎬筋(しのぎすじ)〟を参考にしました。
センチュリーの象徴。
1967年の誕生以来、伝説上の瑞鳥(ずいちょう:めでたいことが起こる前兆とされる鳥)である「鳳凰」をエンブレムとして掲げてきたセンチュリー。新たにシルバーの鳳凰を採用するにあたり、江戸彫金の流れをくむ現代の工匠が、大きく広げた翼の羽毛1本1本まですべて手彫りして、躍動感あふれる高貴な姿を描き出しています。
比類なき輝きを求めて。
広々としたボディサイド全周を、わずかな曇りもなく鏡面のように磨き上げるために、経験豊富な匠たちと、匠の技を再現した緻密なロボットが協働。ボディに水をかけながら表面の凹凸をなくす「水研(すいけん)」という工程を3回繰り返しながら何層にもわたる塗装を行い、最後に「鏡面磨き」を施すことで、塗装面の平滑性と艶は比類なきレベルに達しています。
奥行きのある4つのランプを常時点灯させて、威厳に満ちた眼差しを表現。
ロービームとハイビームの切り替えができるBi-Beam(バイ・ビーム)LED1灯と、ロービームLED3灯を組み合わせた端正なデザイン。奥行きのある4つのランプを常時すべて点灯させることで、威厳に満ちた眼差しを追求しています。
立体的な光を放つ4つのテールランプが常時点灯し、ヘッドランプのデザインと調和。
ヘッドランプとデザイン的な統一感を持たせたリヤコンビネーションランプも、4つのランプすべてを常時点灯。テールランプには厚みのあるインナーレンズを採用して奥行きを与え、立体的で質感の高い光を実現しています。
ショーファーカーにふさわしい滑らかな乗り心地、静粛性を極めるためにタイヤを専用開発。
力強く個性的なデザインのアルミホイールを採用。専用開発した大径タイヤによって、上質な乗り心地も追求。
[メーカーオプション]
内装
後席のプライバシーを保護。
リヤドアガラス、リヤクォーターガラスに採用。リヤ左右席どちらからでも操作することができます。スイッチをONにすると、透明な2枚の合わせガラスに挟まれた特殊なフィルムが作用し、ガラスの色が瞬時にホワイト調へと変化。外からの視線を遮りながら、柔らかな外光を取り入れた和室のような落ち着いた雰囲気に包まれます。
後席に光を取り込んで開放感を向上。
後席で過ごされる時間がより快適なものとなるように、大開口のガラスルーフを設けました。電動サンシェードで遮光もスムーズに行えます。
光の演出でおもてなし。
パノラマルーフやドアサイドに、柔らかな光の帯をあしらいました。インサイドドアハンドル、ドアポケット、カップホルダー、フロントコンソールアッパートレイ、スマートフォンポケット、フットランプのイルミネーションも連動。64色の豊富なバリエーションの中から、お好みの色をお選びいただけます。
奥ゆかしく気品に満ちたしつらえ。
日本刺繍には、着物などの柄に光沢や奥行きを持たせるために用いられてきた「菅縫い」(すがぬい)という伝統的な技法があります。この「菅縫い」をお手本としながら、刺繍針の進め方、糸の扱い方などを一から研究。独自の工夫を重ねて新たな手法を確立し、シンプルでありながら奥深さを感じさせる、これまでにない新たな加飾を生み出しています。
ひそやかに、そして美しく。
グランドピアノの素材としても用いられる高品質な本杢(サペリマホガニー材)の中から、ひときわ端正な柾目だけを厳選。本杢とアルミニウムを重ね合わせ、レーザー加工技術によって本杢を削り、下層のアルミニウムをストライプ状に露出させています。2つの異なる素材を巧みに組み合わせたパネル表面は、光のあたる角度に応じて、さりげなくその表情を変化させます。