3つのソフトが連携しないと動けません 結合試験

ロボットは、3つのソフトウェア(以下、ソフト)で成り立っています。
宇宙ステーションの通信のソフト(CSW=Communication Software/JAMSS製)、ロボットが音声や画像を認識するソフト(IVS=Image Voice Software/トヨタ製)、ロボット自体を動かすソフト(RSW=Robot Software/ロボガレージ製)です。この結合試験では、これら3つのソフトを連携して、正しく動作するかを確認しました。

これらの3つの仕組みは、そもそも別の会社で開発されたものですから、つなげるのはとても大変。例えるならば、A社のゲームソフトを、それとは異なるB社のゲーム機で、さらに異なるC社のゲーム機コントローラでプレイできるように、するようなものです。

それぞれのソフトをよく知る人たちが協力してくれたおかげで、試験はクリア・・・する筈だったのですが、動画のとおり、なんと7回におよぶEMCの再試験につながってしまいました!宇宙でのコミュニケーションという大切な役割を果たすための、大きな関門がここにあったのです。ここで起きた原因については、また後日お話させて頂きます。