トヨタ・シエンタには、モデリスタがプロデュースすることにより生まれた5つのカスタマイズ・バージョンが用意された。ご案内のとおり、モデリスタ（MODELLISTA）、ジアラ（GIALLA）、ケンスタイル（KENSTYLE）、ヴァルド
（WALD）、ジャオス（JAOS）といったカスタマイズパーツがそれ。自身カスタマイズ ・ブランドでもあるモデリスタを含め、どのブランドも国内屈指の存在であるのは、知る人ぞ知るところ。
驚かされるのは、これらカスタマイズパーツが新車の発表後、即発売されている点。フツー、カスタマイズパーツってのは、新型車発表を見てから後追い開発されるため、そのタイムラグをユーザーは待たされる、というのが常識。新車選びの段階からカスタマイズを念頭にした購入計画すら立てられるのだから、これはとても画期的なこと。
さらに、これらすべてのバージョンが、トヨタのディーラーネットワーク（カローラ店、ネッツ店）の専売品であることにも注目。街のカーショップなどでは決して手に入らない、プレミアム性の高さもポイントだ。新車購入時なら、オートローンにパーツ代金を組み込んでスマートに支払うことだって可能。
ラインアップされているパーツは、カスタマイズには欠かせないエアロパーツを中心にしたもの。いずれもシエンタがもっている、いい意味でのスッピン状態とはまた違ったイメージを与えてくれる。
デザインはどれも個性タップリ。ノーマルのイメージを残し、キュートにまとめた「モデリスタバージョン」。完成度の高いヨーロピアンスタイルが持ち味の「ジアラバージョン」。シンプルながらもそのボリューム感で勝負する「ケンスタイルバージョン」、シャープなエッジを効かせた、これぞエアロルックの「ヴァルドバージョン」。独自のマッシブなスポーティ路線の「ジャオスバージョン」。・・・といったところか。
まっ、エアロパーツ自体のデザインには好みがあるので、気に入ったモノをどうぞ。一流ブランドによる製品であるうえ、モデリスタの品質基準もクリアしているので、クオリティに関しては文句なしの折り紙付なのだから。ディーラーでのメンテナンスや車検などを受けられる手軽さも、これらカスタマイズパーツの大きな魅力のひとつになっている。
|
|
 |
|
エアロパーツだけでなく、インチアップサイズのアルミホイールやマフラーなどを ラインアップするカスタマイズパーツもある。
エアロパーツ同様、ホイールのインチアップは今どきのカスタマイズでは欠かせない要素だし、マフラーもテールエンドのアクセントとして人気のあるアイテムのひとつ。ちなみにインチアップというのは標準装着のホイール（シエンタの場合は14インチ）から、サイズを1インチ、2インチと上げていくこと。その際、タイヤ外径は変えないのがセオリーなので、ホイールが大きくなるぶん、タイヤの偏平率は下がり（15インチだと55偏平、16インチだと50偏平になる）見映えが向上する。
またカッコよさだけでなく、ハンドリングがシャープになるなど機能的なメリットもある。マフラーもルックスだけでなく、排気効率アップというプラスアルファーが期待できる。 |
|
