エンジンルームには、ベルト、スパークプラグ、冷却水、エアエレメントがあり、それぞれ定期的に点検し、劣化している場合は交換が必要です。
スパークプラグ
スパークプラグは、エンジンの燃焼室内に火花を飛ばし燃料に着火します。走行距離の増加にともない、電極が消耗して火花がうまく飛ばなくなるため、エンジンが不調となり燃費の悪化、さらには未燃焼ガスを排出させて大気汚染の原因にもつながります。
チェックポイント
- エンジンのかかりが悪くなってきた
- 発進や加速がもたつくようになってきた
- 燃費が悪くなってきた
交換時期の目安
点検後、異常があれば交換します。
スパークプラグは車種・エンジンにより異なりますので、交換はお近くのトヨタのお店へご相談ください。
ベルト
Vベルトについて
Vベルトは、エンジンの力でパワーステアリングやクーリングファン、エアコン用のコンプレッサーなどを駆動する役割を持っており、回転や高熱の影響により劣化します。劣化したまま使用すると、たわみ・損傷・ひび割れ・亀裂が生じ、ベルトがスリップ(異音の原因)をおこしたり、最悪の場合ベルトが切断され、エンスト、オーバーヒート、バッテリーあがり、ハンドルが重くなるなどの恐れがあります。
チェックポイント
- エンジンルームから異音がする
- 急加速時にエンジンルームから異音がする
- ゆるみ・損傷
交換時期の目安
点検後、異常があれば交換します。
Vベルトは車種・エンジンにより種類が異なりますので、交換はお近くのトヨタのお店へご相談ください。
タイミングベルトについて
タイミングベルトは、エンジン内部の回転部品(クランクシャフトとカムシャフト)を連結して回転させます。ベルトが劣化した状態で使用を続けると、歯飛びや断裂によって回転部品の関係が狂い、エンジンの重大な破損につながる場合があるため、定期的な交換が必要です。
交換時期の目安
10万キロごと
詳しくは販売店にお問い合わせください。
冷却水
エンジン冷却水は、エンジンの熱を吸収してラジエーターで放熱することによりエンジンを冷却しています。その他にもラジエーターなどの冷却系統を構成する金属部品内部の錆を防いだり、冬場の凍結を防止する働きをしています。エンジン冷却水の劣化や液量・濃度不足によってオーバーヒートしたり、冷却系統の錆の発生や凍結によるラジエーターの破損の原因となります。
交換時期の目安
エンジン冷却水について
[乗用車の場合]
新車:16万kmまたは7年 2回目以降:8万kmまたは4年
- *
- 距離と年数のいずれか早い方で交換となります。
インバータ冷却水について
交換時期は販売店にお問い合わせください。
エアエレメント
エアエレメントは、車のエンジンに供給される空気からホコリやチリを取り除く重要な部品です。主にエンジンルーム内に設置され、交換によりエンジン性能の低下や燃費悪化を防ぎます。
交換時期の目安
50,000kmごと(シビアコンディション:25,000kmごと*)
- *
- シビアコンディションの条件:悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等
詳しくは販売店にお問い合わせください。



