あわてると深みにはまる
クルマが動けなくなったら
雪の深い場所などでは、雪やぬかるみにタイヤがはまり、アクセルを踏んでもタイヤが空転し動けなくなることがあります。その時、あわててアクセルを踏むとより深みにはまってしまう恐れがあるので、落ち着いて脱出方法を探しましょう。
NO.1
クルマをゆっくり前後に動かそう
まずはクルマをゆっくり前後に動かして、タイヤ周辺の雪を踏み固めよう。もし車内にスコップがあればタイヤ前後の雪を取り、タイヤが路面を掴みやすい状態にしよう。
NO.2
チェーン/毛布/フロアマットを敷いてゆっくり発進しよう
空転を止めるため、チェーンや毛布、フロアマットなどをタイヤの下に差し込み、ゆっくりと発進してみよう。ただしこの方法は、アクセルを踏み込んだ際に差し込んだものが勢いよく後方へ飛び出すことがあり危険なので注意しよう。
NO.3
他のクルマにけん引してもらおう
もし他のクルマがいるようなら声を掛け、けん引してもらおう。
NO.4
ロードサービスセンターへ電話しよう
どうやっても脱出できない場合はロードサービスへ電話を。車内で救援を待つ時は、排気ガスによる一酸化炭素中毒に注意を。できればエンジン停止が望ましいが、やむを得ずエンジンを掛ける場合は、雪がマフラーの出口をふさがないよう、定期的に除雪しよう。
POINT POINT
雪の多い地域では、道路脇に砂箱を設置していることがあります。この砂をタイヤに振りかけることで、タイヤが路面を掴みやすくするという方法もあります。
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