ICE(DIESEL) BEV
毎日クルマに乗る運転好きがBEV(バッテリーEV)のリアルを体験

毎日クルマに乗る
運転好きが
BEV(バッテリーEV)の
リアルを体験

2023.03.31

お子さんの送迎や買い物といった家族の用事から仕事や趣味の移動まで、毎日クルマに乗るという遠藤眞代さん。大の運転好きという遠藤さんの現在の愛車は、ディーゼルエンジンで走る欧州製のSUVです。「愛車にほとんど不満がない」という遠藤さんの元に、同じくらいのサイズでBEV(バッテリーEV)のSUVであるbZ4Xがやってきました。日常使いからたまの長距離ドライブまで、多彩なクルマ生活を満喫する遠藤さんのBEV生活がスタートします。

遠藤 眞代(えんどう まさよ)さん

遠藤 眞代(えんどう まさよ)さん

1993年ソニー入社、商品企画・渉外を経験した後、一貫して広報業務に従事。2013年にフリーランスの広報パーソンとして独立。2018年にDoenを設立し、広報業務の受託や広報コンサルティング、広報研修会等を大企業からスタートアップ企業まで幅広く対応している。日本外国人特派員協会会員。日経クロストレンドで「風雲!広報の日常と非日常」を連載中。

使用頻度
毎日
走行距離
5,000km/年
居住地域
東京都
住居環境
戸建て
利用目的
通勤・子供の送迎・レジャー
ご利用いただいている車種
BEV bZ4X
  • グレード
    Z
  • ボディカラー
    プレシャスシルバー〈1J6〉
  • 主なオプション装備
    20インチタイヤ、パノラマルーフ

365日クルマに乗る運転好きディーゼルは「うるさいから選んだ」

365日クルマに乗る運転好き
ディーゼルは「うるさいから選んだ」

今回の企画の目的は、パワートレーンの違いを感じてもらうこと。普段はディーゼル車に乗る遠藤さんに、いつも通りの使い方でBEVを試していただき、違いを体感していただきます。遠藤さんは、普段どのようにクルマを使っているのでしょうか。

——いつもクルマをどのように使っていますか。

遠藤:娘の送迎や買い物などで、ほぼ毎日乗っています。また、よく友人と好きなアーティストのライブに行くのですが、ライブ会場にもクルマで行くことが多いですね。ライブの帰りは電車が混雑して大変ですが、クルマなら比較的スムーズです。またライブの後に友人と食事をすることが多いのですが、クルマなら自由に動けるので便利なのです。
大型犬を2頭飼っているので、週末は近隣のドッグランに連れて行くこともあります。最近した長距離ドライブは、御殿場のショッピングモールの往復です。距離はそこまで長くありませんが、首都高や第三京浜、東名高速はよく走ります。首都高を走るのは結構好きなんです(笑)。

——現在ディーゼルエンジンの欧州製SUVにお乗りですが、気に入っているところを教えてください。

遠藤:今のクルマは乗り始めて4年になりますが、逆に気に入らないところがないくらい、すべてに満足しています。唯一不満なのは、ナビゲーションの画面が小さいことくらいです。レザー製のシートは座り心地が良く、長時間運転しても疲れません。運転中はよく音楽を聴くのですが、オーディオの音質がいいのも気に入っています。また最近は車内でオンライン会議をすることも多く、移動だけでなく個室としても活躍してくれています。

——クルマ選びではどんなことを重視していますか。

遠藤:安全性です。実は、ディーゼルを選んだのも「音がうるさいから」なんです。自宅周辺は道路も狭くて子供や高齢者の往来も多いのですが、ある程度音がすれば、歩行者も気付いてくれると思いました。もちろん家族を乗せて走ることが多いので、「いざというときに乗員を守ってくれるか」も重視しました。人を傷つけないこと、自分自身も傷つかないことが一番重要だと考えています。
最近のクルマは歩行者が飛び出したときなどにブレーキや、ハンドル操作のアシストで、衝突を回避するサポートをしてくれたりするものもありますよね。そういった先進安全機能もクルマを選ぶポイントです。

——今回bZ4Xに乗っていただきますが、BEV(バッテリーEV)にはどんなイメージを持っていましたか。

遠藤:電気自動車は今まで乗ったことがないので、今のところは「静か」というイメージくらいしか思い浮かばず、まっさらな状態です。逆に実際に乗ってみることで、どんな新しい体験ができるのか楽しみにしています。いつも通りの使い方をしてみて、充電代と燃料代がどれだけ違うのか、ランニングコストも比較してみたいと思っています。

第一印象は、運転しやすいクルマBEVでも「思ったほど変わらないな」

第一印象は、運転しやすいクルマ
BEVでも「思ったほど変わらないな」

——今回のインタビュー前に少しbZ4Xにお乗りいただきました。印象はいかがでしたか。

遠藤:まだ自宅周辺をゆっくり走っただけなので、今までのクルマと思ったほど変わらないな、というのが正直な印象です。でも「運転しやすいクルマだな」とは思いました。自宅は狭い路地にあって車庫入れがなかなか難しいのですが、大きなディスプレイにクルマの周囲が360度映し出されるのはありがたかったです。私はクルマをぶつけるとしたら、前とか後ろではなくて、運転席から(死角となる)横だと思うのです。だから、こういった機能でサポートしてくれるのは使いやすいと思いました。
インテリアの落ち着いた雰囲気も気に入っています。前進やバックなどの運転モードを選ぶセレクターもダイヤル型で操作しやすいですね。今乗っているクルマがディーゼル車なので車内でもエンジン音が聞こえるのですが、電気自動車はそれがまったくないので、逆に今までは聞こえなかったロードノイズが聞こえてくるくらいでした。これから高速道路を走ってみて、アクセルを踏み込んだ時の加速感なども試してみたいです。

——BEVを実際使う上で、不安な点はありますか。

遠藤:自宅に充電設備がないことですね。充電するときは、近隣の充電スポットを使う必要があります。例えば普段買い物している場所で充電できるのか、といった使い勝手の部分が不安です。私はスマートフォンの充電が60%を切ると不安になってしまう性格なので(笑)、BEVでも同じように60%で不安になるのか、それともギリギリまで減っても意外に大丈夫なのか、自分でも興味があります。

今のクルマを乗り換えるときの判断基準としてBEVのある生活を体験してみたい

今のクルマを乗り換えるときの判断基準として
BEVのある生活を体験してみたい

——長期モニター期間中、どんな使い方をしてみたいですか。

遠藤:BEVだからといって特別な使い方をするのではなく、今までと同じ所に行って違いを比較してみたいと思います。自宅には充電設備がないので、どこで充電するのかは今のところ課題です。
現在のディーゼル車だと、通常の給油頻度は1カ月から1カ月半に1度くらい。それと同じように充電しないで使えるのか、どれだけの頻度で充電が必要になるのか、さらに充電にかかる時間はどれだけなのかなど、将来的に電気自動車を所有したときの使い勝手を試してみたいと思います。私は自宅に充電設備が無い点など、BEVを使う環境ではまだ理想的ではないかもしれませんが、今のクルマを乗り換えるときの判断基準として、BEVを体験してみたいと思っています。
また高速道路を運転するときは、前のクルマに自動的に付いていくクルーズコントロールを使う機会も多いので、bZ4Xのレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)と今乗っているクルマとの制御の違いも確認してみたいです。