デザイン
外装
フロントデザイン*2
レースの現場で磨かれたデザイン。
フロントにおいては、モータースポーツで勝利を得るためのエンジンの出力・トルクアップにより、さらなる空気の取り込みを追求。同時にスポーツ走行において、より負荷のかかるエンジンやブレーキ、追加されたATの冷却性能も必要になり、向上させました。
■スチールメッシュのロアグリル
ロアグリル([A])はスチールメッシュとし、薄型・軽量化と強度を両立。また、従来の樹脂タイプと違い、石やタイヤカスが当たった場合にも割れることなく、変形するだけなので、そのままレースを続けることができます。さらに開口面積率も大きくすることで、冷却効率をアップしています。
■冷却性能の向上
サイドロアグリルに冷却性能確保のための開口部を設置するとともに([B])、バンパーサイドにサブラジエーターやATFクーラーの熱を排出するアウトレットを設置([C])しています。
■分割構造のフロントバンパー
バンパーロアサイド([D])は、ラリー走行などで破損した際の、費用軽減と交換作業を容易にするため、分割構造を新たに採用しました。
リヤデザイン*2
リタイアの要因を解消。
リヤにおいてはハイマウントストップランプやバックランプ、リヤフォグランプの位置を移動し、テールランプは一文字につながる個性的なデザインに刷新。さらにバンパーロアには、エアロマネージメントの強化を図るための改良を施しています。
■リヤランプの移設
バックランプやリヤフォグランプが低い位置にあったことで、ラリーなどの競技中に飛び石や排気管の熱で破損し、リタイアの要因となることがあったため、その対応策としてリヤランプ類をリヤコンビネーションランプに集約。また、ハイマウントストップランプとリヤスポイラーを別体にすることで、リヤスポイラーのカスタマイズ性を拡張しました。
■一文字テールランプ
一体感のあるテールランプで、後続車への被視認性を高めるとともに、GRヤリスであることが一目で分かる個性を表現しています。
■エアロマネージメントの強化
リヤバンパーロア([E])に開口を設けバンパーの空気を抜くことで、操縦安定性の向上と、より効率的な排熱効果を狙います。
プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+ターンランプ+クリアランスランプ*4
モータースポーツ参戦も考慮し、軽量化と修理費低減をねらい、ハロゲンランプを採用しています。
フルLEDリヤコンビネーションランプ(LEDライン発光テールランプ&ストップランプ+LEDターンランプ)*2
走行中、後続車からの被視認性と存在感を両立。
シンボルマークを廃止し、後続車への被視認性を追求。また、内部のパーツ色にまでこだわり、赤と黒のみのシンプルな見栄えを実現しています。赤のグラフィックは発光する部品間の隙を詰め、連続感を演出。GRヤリスのアイデンティティを昼夜問わずアピールすることができます。